SCP-1637-JP
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アイテム番号: SCP-1637-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1637-JPはエリア-81JHの標準収容セルに収容されます。現在当収容セルには██枚のSCP-1637-JPが収容されています。

現在SCP-1637-JP罹災者は10名収容されています。新たにSCP-1637-JPの異常性に罹災している人物を発見した場合は、周囲の人物にカバーストーリー「致死性の伝染病の感染」を流布し、標準人型収容室に収容してください。

説明: SCP-1637-JPは日本生類創研により販売されていたとされる、10cm四方、厚さ5mmのマグネットです。表面には観音菩薩の写真が印刷されています。SCP-1637-JPは、酸化鉄68%、塩素化ポリエチレン20%、未知の物質12%の割合で構成されており、SCP-1637-JPの主たる異常性はこの未知の物質によって齎されていると推測されています。

SCP-1637-JPの主たる異常性は、SCP-1637-JPとの間に遮蔽物が存在しない環境下で、約5mの距離までヒト(Homo sapiens)が接近した場合に発生します。この異常性は男女で異なり、男性が罹災した場合は、陰嚢と肛門の中間地点に雌性生殖器が形成されます。女性が罹災した場合、精巣が形成され陰核周辺に雄性生殖器が形成されます。また、どちらの場合においても性的対象が同性に変化し、異性に対し嫌悪感を抱くようになります。

罹災した男性同士で交配した場合、通常産まれてくる乳幼児と比較し█%筋肉量の多い幼児が誕生します。また、罹災した女性同士で交配した場合、通常産まれてくる乳幼児と比較し█%脂肪分の多い幼児が誕生します。誕生した幼児は上記の身体的特徴の他は通常のヒトと差異はありません。

補遺: SCP-1637-JPは、2019年に行われたPoI-81-031「凍霧 陽」に関する身辺調査の際に、PoI-81-007「久能 尚史」の調査が行われ、発見に至りました。以下は身辺調査の際に財団諜報部が獲得した情報資料です。






補遺2: 全国各地、複数の障害者センターで、把握しているだけでも██名の障害者の脱走が確認されています。脱走した障害者はいずれも捜索届が提出されていません。また、発見された久能宛の差出人不明のメールから「石榴」という文言、それを摂食しているような表現、障害者を集めているとの情報が散見されており、石榴倶楽部との関係性が疑われます。

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