SCP-1674
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アイテム番号: SCP-1674

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1674が設置されている建物は歴史保存協会に偽装した財団フロント企業によって買収されました。建物は一般人の立入りと見物を規制してください。SCP-1674の扉は許可された輸送中を除き、人間の対象がSCP-1674内部にいる間は常に開放したままにしてください。SCP-1674-1は劣化を防ぐために必要以上の光に曝露させないように注意してください。

SCP-1674-3には実験対象を収容するための拠点が設置されています。SCP-1674とSCP-1674-3拠点間の接続を維持するために太さ2mm以下の通信ワイヤーをSCP-1674-2から通してください。同様に、3mm以下の太さの弾力性チューブを液体食糧を移送するために挿入してください。

説明: SCP-1674はオランダのズヴォレにある16世紀の建物内に存在する部屋です。SCP-1674の内部寸法は3.2m×5m×2.4mです。壁と天井はえび茶色に塗装されており、床はカバの硬材製で、内壁は全面滑らかで無機質です。扉は狭い壁面の1つ(以後、近壁)に存在し、内側に開きます。閉じた状態では壁面と同一平面に収まります。扉には内側の取っ手は取付られていません。長い壁面と天井は発光性の黄色い細縞模様で水平方向に塗装されています。これらの縞模様はダイヤル錠の円形でねじれたタンブラーに類似した層状のデザインで、扉の反対側の狭い壁面(以後、遠壁)の中心に向かって収束しています。SCP-1674の内部には、SCP-1674-1として指定済のキャンバスシートと、SCP-1674-2として指定済の遠壁に存在する小さな穴が存在します。

SCP-1674-1は厚手のキャンバス紙でできた生命活動を行うシートです。当該シートは近壁に接した天井のロールに恒久的に固定されています。SCP-1674-1の寸法は3.2m×3.2m×1mmで、異常なほど損傷および物理的な力への耐久性を持っています。当該シートは可視スペクトル以外のすべての電磁放射を完全に吸収します。可視光線を直接表面に照射すると、曇天の岩石が多く見られるタイガを描いたバロック様式の風景画の写生図が現れますが、顔料は非常に退色しています。

SCP-1674-2は5mm幅の丸穴です。当該丸穴は遠壁の円形デザインの中央に位置しています。SCP-1674-2は通常、少量の光を通します。SCP-1674-2はSCP-1674-3として指定済の外部領域に通じており、SCP-1674に隣接する部屋や建物の外部領域とは対応していません。SCP-1674の扉が開放されている間、SCP-1674-3からの視覚的な詳細は乏しくなりますが、2つのエリアは常に接続されています。音波や狭帯域の電波はSCP-1674-2を容易に通過します。気圧差は無視できる程度です。

ヒトの対象が中にいる状態でSCP-1674の扉が閉じられた場合、SCP-1674-1が展開して近壁および床の0.8m部分を完全に覆うようになり、扉が再び開放されることを阻止します。遠壁の円形のデザイン層が独立して回転し始め、様々なねじれ状の縞模様が整列して所定の位置に固定されます。整列した縞模様で囲まれた壁の一部は、その後アコーディオン状の構造を持つ浅いトンネルを形成するために外側に突出します。壁が移動するとSCP-1674-2は5mmから2mへと徐々に拡大し、これによりSCP-1674-3は物理的にアクセス可能な状態になります。ヒトの対象が進入すると、SCP-1674が再び元の状態に戻るようにプロセスが逆転し、扉は開放できるようになります。移動はこのように片道のみ通行可能です。このプロセスは無音で進行します。

SCP-1674-3は岩石が多く見られるタイガやステップに類似した異次元領域です。自生植物が豊富に存在しており、その一部は食用可能です。 野生生物はithobates sylvaticus(カナダアカガエル)1種類以外には未だに観察されていません。空は絶えず曇天で、夕暮れ時には雲が紫色を帯びる場合があります。SCP-1674-3は原因不明の高レベル放射線が照射されています。長期間滞在した場合、外来生物に対して集中的な変異原性作用を引き起こします。これらの変異は通常、目、皮膚、消化管内膜に集中し、最終的にはSCP-1674-1と化学的かつ物理的に同一の物質への発達を誘引します。SCP-1674-3に派遣された対象は古い集落(SCP-1674が収容されるよりはるか以前に進入した人々によって形成されたと推定される)を確認したことが報告されており、その多くには突然変異の影響を示す遺体が依然として存在しています。

SCP-1674-2は地面から噴出した巨大な班状岩の表面からSCP-1674-3へと抜けると報告されています。出口の横には、近世オランダ語で記載された銘板が岩壁に存在します。訳文は以下の通りです。

この言葉を見つけた者に神の安息があらんことを

私の部屋は上手く行き過ぎた。私はあまりにも下手な真似をしてしまった。完璧なリアリズムという夢に魅せられなければ、帰り道がないことに気付いただろう。そしてこのリアリズムには欠陥がある。空は病み、私の肌を焼き、喉を焦がす。この異質な果実や付け合わせがなければ飢え死にしただろう。この大岩の小さな穴が私から帰る希望を奪い去る。別の道を歩むために富をささげる筈だった。私は一体どうすればよかったというのか?

投影を反転させる仕掛けを作るべきだった。こちら側から仕掛けを作るべきだった。投影を反転させる方法を作るべきだった。描くべきだった

(文は途切れ、数行下から再開する。)

今や見せかけのものに意味はない。私はそれでもこの鑿は持っている。じきに私は何も持てなくなる。

偉大なる建築家にして、不審なる者
西暦1610年

署名された名前に帰属すると考えられる遺体はSCP-1674-3内で未だに確認されていません。

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