SCP-1677
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アイテム番号: SCP-1677

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1677は文書保管室に収容され、劣化を防ぐため月ごとに電子機器を用いた複製を行います。複製手順の実行中、職員がSCP-1677が印刷された表面を直接視認することは禁じられています。

SCP-1677実体が追加で発見されることがあれば、D-1677████博士は収容・研究のためSCP-1677を転記する任を負います。

収容違反に際して、感染した職員は警備スタッフによって鎮静処置を施されます。静音装置の使用が必要とされ、また長期的な物理的接触を避けるよう注意が必要です。SCP-1677への感染により継続的な症状を覚える職員はすぐさま健康診断を受けてください。

説明: SCP-1677はSCP-1677-A、SCP-1677-Bと区分けされる二つの異なるミーム汚染からなります。どちらも音楽を記述する手書きの楽譜の形をとります。楽譜を読んだ人間は、西洋音楽の通常の記法を理解できるならば、対応したSCP-1677実体に曝露します。

SCP-1677-Aは長さ1分32秒の未知の曲の形態をとります。SCP-1677-Aによるミーム汚染はそのメロディのいかなる音楽的複製によってでも広がります。その媒体は様々な楽器から肉声まで多岐に渡ります。曝露した音源からのSCP-1677-Aの再生は、77%以上の正確さを保っている限りにおいてその異常性を維持します。この効果は電子機器による録音や、それを再生したものの録音、以下同様の手段による複製についても正確性が維持される限り有効です。

SCP-1677-Aによる主要な異常症状は、不明な音源から聴こえてくる同曲の幻聴です。感染が深化するにつれ、知覚される曲の音量は増大します。その際、聴覚刺激の処理に関与する脳の部分の活性レベルも対応して増加します。感染状態の後期症状ではこの異常な音覚は増大し、聴覚不全、思考の低下、昏睡状態を経て、最終的に脳がストレスから機能不全に陥り死に至ります。

SCP-1677-Aは複数の手段で治療が可能です。もっとも有効な手段は沈静化した後、感染者へ記憶処理を適用することです。この手段は感染後期の昏睡状態に陥る前にのみ有効である点に注意してください。他の手段としては十分な音量と長さを持つ外部刺激による幻聴音形の上書きがあります1。この手段は、知覚される音が一定以上の音量に達した後は、聴覚を不全に陥らせることなく十分な音量と長さの外部音を与えることが不可能になるため、有効ではなくなります。また、オブジェクトの影響を受けた脳部位に直接電気的刺激を与えることで幻聴を乱すことができますが、そのために必要とされる刺激量が大きすぎるため有効な方法とは言えません。

SCP-1677-Aの回収記録については付属のファイルを参照してください。

SCP-1677-Bは歌手████による曲████████の形態をとりますが、同曲の中でその異常特性を現出させるのは一種のみであり、また歌手████はSCP-1677-Aと何ら関係を持ちません。SCP-1677-Aと同様、SCP-1677-Bは音波的に伝送が可能であり、また類似した感染症状をより早く進行させます。

SCP-1677-Bは、その前者たるSCP-1677-Aと比べ物理的接触でも伝送される点が特徴です。これは被曝の危険性を大きく高めます。この伝送の原理については現在調査中です。SCP-1677-Bは感染者の不規則な心鼓動のパターンを通じて物理的接触による伝送を行います。この原理はSCP-1677-Aと比べた時のSCP-1677-B罹患者の死亡率の高さも説明できます。感染者との長期の接触を避けてください。SCP-1677-Bの症状進行の速さを鑑み、罹患者の記憶処理による治療を早期に行うことが肝要です。

SCP-1677-Bの回収記録については付属のファイルを参照してください。

補遺1677-01: 倫理委員会の勧告により、D-1677による財団への雇用希望が受理されました。D-1677(以下、████博士と呼称)はサイト-██の対芸術抑制部門に任命されました。2

補遺1677-02: ████博士の研究の結果、SCP-1677の可能性がある反復を入ってくるメディア・ファイルから検出・除外するフィルタープログラムが開発されました。このプログラムは外部のネットワークに接続できる全ての財団製機器に搭載されます。

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