
SCP-1678-JP
アイテム番号: SCP-1678-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1678-JPはサイト-40の低危険度物品収容ロッカーに収容されています。アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク市内の現地法執行機関に潜入している財団エージェントは、地元テレビ局を監視しSCP-1678-JPの宣伝広告を可能な限り削除します。機動部隊デルタ-17 (“除草剤”) はSCP-1678-JPとその知識を有する一般人の捜索/収容を行い、発見次第記憶処理を行います。
SCP-1678-JPの影響下にある人物はサイト-40の換気設備を備えた収容室で、完治が可能になるまで治療をする目的で収容します。収容室への進入の際には防護マスクの着用が推奨されます。
説明: SCP-1678-JPは“dado”として知られるアマチュア超常薬理学者により作成された、薄緑色のゲル状医薬錠剤の総称です。各実例の長さは約0.9cmであり、“さわやかなひとになる by dado”と青い水性マーカーで書かれた紙ラベルが貼られた白色のプラスチック製ボトル型容器に収められています。
SCP-1678-JP実例を服用した人物は、異常な体臭の変化と全身の微弱な清涼感を経験します ー 服用者の体臭、口臭、排泄物や体液の臭気は全て、ペパーミント (学名: Mentha x piperita L.) のものに酷似する強烈な香気に変換されます。その一方、服用者の分泌物からはメントール等のペパーミント由来の化学物質は検出されず、この香気を齎す原因物質は現状では不明です。これらの異常効果は、恐らくは恒久的に服用者に影響を及ぼします。服用者の周辺人物はSCP-1678-JPによる香気が目に沁みるなどの理由により、多くの場合服用者への接近が容易ではなくなります。これは、この香気がメントールのものに近い生理作用を周辺人物に及ぼすことを示しています。
SCP-1678-JPは体臭が強い人物にほどその効果を強力に発揮します。即ち、体臭が強いほど服用者の身体からはペパーミントの香気が強く排出されます。現在のところ影響を完全に除去する方法は発見されておらず、生活習慣や食生活の改善で体臭を抑制することによってのみ、影響の軽減が可能とされています。服用者は、SCP-1678-JPによる影響を不快に感じません。
前述の異常性に加え、服用者から見て最短距離に存在するペパーミントの実例は消失します。これは1日に約20~40株のペースで影響を受けることが判明しています。この事実とSCP-1678-JPとの関連性の調査が進行中です。
SCP-1678-JPは2019/01/01時点で放送され始めたテレビ広告において言及されています。広告はSCP-1678-JP実例の画像を伴う静止画であり、以下の内容が描写されています。
さわやかなひとになる by dado
からだくさいあなた もうだいじょぶ
これで さわやか こうか100%
みんとのかおり あなたもともだちもそうかい
じょざいがた のみやすさほしょう
あなたたすけほしい? ここでんわ 1-800-iam-dado
ok dadoしんじる
この広告の出所は現在のところ不明です。
補遺1678-JP.1: 音声記録