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SCP-1706 夢を喰らうもの
著者: AndarielHalo
私のSCPをもっと喰らえ。全部喰らえ。
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タイトル: SCP-1706 - 夢を喰らうもの
翻訳責任者: Raihachi
翻訳年: 2020
原題: SCP-1706 - Eater of Dreams
著作権者: AndarielHalo
作成年: 2014
初訳時参照リビジョン: 6
元記事リンク: ソース
2/1706 LEVEL 2/1706CLASSIFIED |
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アイテム番号: SCP-1706オブジェクトクラス: Euclid |
特別収容プロトコル: SCP-1706は実験実施時を除き、サイト-441の保管チャンバーに保管されるものとします。サイト-441がSCP-1706の収容を目的として特別に建設されました。サイト内スタッフの人数は常に6名以下とします。サイト内職員は転属および/または休暇を要求していないため、現在のところ待機職員を維持する必要はありません。Dクラス職員は安全上の懸念からサイト内にいてはなりません。
サイト内に残留している職員に対しては、各研究分野の整合性を確保するために毎週検査が実施されています。重大な不一致を体験している職員に対しては必要に応じて記憶処理を施し、6~22ヶ月間の再割り当てを行うものとします。さらに、サイト-441のカフェテリアにはすべての職員の健康および規則正しい食習慣を維持するために、栄養ビタミン類やサプリメント、調理済みの食事が備蓄されるものとします。
説明: SCP-1706は"夢を喰らうもの"というタイトルのSF番組の未放送パイロット版を収録したDVDで、1987年から1991年の間の不明の日時に撮影され、別の媒体からDVDに複製されました1。
当該エピソードは不特定の都市全域の危機の最中にあるニューヨークに存在する、1棟の集合住宅に居住する7名のグループを追ったものです。登場人物たちは様々な民間人や政府関係者、および軍人と交流し、"吸血的"かつ"人肉食的"と評される"イーター"と呼称される人物集団に関する質問を投げかけます。周囲の人々は困惑し、"気だるげで無気力"な状態であるように見受けられます。これがどのようにして齎されたかは明確にされていません。
主要なプロットポイントの1つは、"イーター"がどのようにして制限区域や人々に接近することができるのかという点に見受けられます。エピソードの過程で7名の主人公とは無関係の数名の人物が画面上に出演します。当該人物は時に様々な段階の脱衣状態であり、背景で他者と交流していますが、その交流相手から認識されることはありません。
当該エピソードは本来の登場人物7名のうちの1名がカメラに向かって、漫然として支離滅裂な独白を視聴者に直接語り掛けて結末を迎えます。独白の内容は以下に記録しています。
SCP-1706自体は最低でも半径2██mの範囲内にいるすべての知的生物に一連の精神的影響を齎し2、しばしば個人の脳内化学物質に対する物理的変化という形で発現します。SCP-1706の周辺に人物が存在しない場合、その影響範囲は拡大します。影響には個人差がありますが、被影響者の多くで明確なパターンが確認されています。影響はSCP-1706に4日間曝露していない状態が継続すると沈静化し始めます。
- A 曝露した人物の62%は彼らの周辺環境に関する記憶や知識の改変を経験します。これには、以前は十分に理解されていた俗語の誤解釈、最近の歴史的出来事の不正確な想起、および記憶、経験、そして学習した技能の選択的喪失があります。ごく稀に、これらは未知であった技能や経験によって一部または全部置換される場合があり、加えて前述の技能や経験を学習、研究、あるいは習得したことに個人に関する記憶も存在しています。
- B 曝露した人物の11%は急性の気分障害を経験し、しばしば不適切な情動によって特徴づけられます3。
- C 曝露した人物の9%はカタトニア型統合失調症の症状を呈しており、主に非活動時間外の身体活動が急激に低下することが特徴です。
- D 曝露した人物の8%は異常な影響はないと報告しています。にもかかわらず、Dの影響を受けた人物はSCP-1706によって実質的に変更または改変されたと第三者によって報告されています。D個人に関する不安および "違和感"に関してはサイト外の職員からも同様の報告がなされています。この影響は非曝露状態が継続した場合に沈静化します。
登場人物「リック」の独白転写
(注: 登場人物「リック」が話す際、カメラは歩道に沿って身動き一つせず佇んでいる30~40名の集団に短時間パンする。"イーター"たちは、彼らを横切ってパンする際にカメラを避けている様子が確認される。)
「俺は思うんだ…面白い、…君がどう『考えるか』…ここにいる本当の夢想家が誰なのかは一目瞭然だと思う。それが喜び、本当さ。そうだろう?お前ができるときが、やりたいことをやるときだ。やれ。やれるかもしれないけれど…やるつもりか?やる気ってなんだ?」「それが欲しいか?必要か?動物には必要だ。もし動物が自由に食べ物を得られ、目標もなく、世界に何の関心も持たないなら、彼らはおそらく一日中、ぴくぴくしながら突っ立っているんんだろう。"最低限のこと"をしたからといってパーティーは始まらない。何も必要としない…何も望まない…」
「気に入らないな。『達成感は麻薬のようなもの』って、何の例えだよ?欲しいものと望むものは同じものとは限らない。でもそんなのお構いなしだ。夢は麻薬のようなものだ。夢も美味いもんだ。俺も、できることなら腹いっぱい食いたい。もちろん、夢はデリケートなもんだ。俺も腹は減ってないぜ。今のところは。それまでにどこかへ行かないとな。」
「ロックスターになりたくなかったのか?火の航海士fire-nautは?警察官は?そいつらがご近所さんだったらよかったな。1日だけならやらせてもらえただろうに。」
「匂いもするし、見た目も味も感触もあるのに存在しない。体に良いとされるものがなぜ苦痛を与えるんだ?神以外に神はいないし、神は厳格、構造、日常、宗教、薬学、鶏肉、霧、そして力の神だ。必要性…食える神はいるんだ。」
「ここで本当の夢想家が誰なのか、一目瞭然だ。どうやって神を食うんだ?美味いのか?匂いはどうだ?ぐにゃぐにゃした食感なのか?そうなのかそうじゃないのか?夢… それはあいつらなしでは同じじゃないが、でも俺とお前たちみんな一緒なら乗り切れる。続きは来週。」
インシデント-30-A: 2014/11/14、サイト-441はサイト-██との定期的なセキュリティチェックに応答しませんでした。03:26、サイト-██の警備員がサイト-441の監視システムにリモートアクセスを実行しました。映像にはサイト内の職員がほぼ静止しているか、周囲の状況に反応しない様子が映し出されていました。一部の例では、反復行動(書類の整理、オフィスの補充と再補充、カフェテリアやトイレでの様子を身振りで表現)が確認されました。さらに、正体不明の人物がサイト-441に侵入し、収容違反しているのが観察されました。その人物の数は男女合わせて4~7名で、建物内を通る一定の経路を進行しているように見受けられ、SCP-1706の収容エリアに到達してから退出しました。
追跡インタビューによると、職員はそのような事態が発生したことに気付かなかったと述べています。警備員はインシデント中に異常な活動はなかったと報告しましたが、定期点検に応答しなかったことや、時間外に活動していた不要な職員が存在した理由に関しては説明できませんでした。
過去のセキュリティ映像を確認したところ、定期的なセキュリティチェックにもかかわらず、このイベントは毎晩繰り返されていることが判明しました。サイト内の警備員はこの問題に対処し、サイト-██によるの再調査および更新された保安検査に従ったところ、20██/██/██時点でさらなる収容違反は発生していません。取られた措置に関する情報はSCP-1706に配属された職員のみに制限されています。職員は睡眠不足による医療処置および/または休暇を要求していません。
補遺: サイト-441の監視システムに対するリモートアクセスでは、許可されていない人物が存在しないことを確認していますが、サイト内職員の行動に変化は見られません。職員は継続的な再発についてインタビューを受け続けており、これらの出来事については十分に説明することが可能であり、これらの事象の間に意識や認識は喪失していないと述べています。医学的評価では、不眠症、睡眠時無呼吸症候群の兆候は確認できず、疲労、ストレス、不安は軽微なレベルであることが示されています。
これらが発生した際にサイト-441の職員と連絡をとることで終息させることには成功していますが、将来の発生を防止することには成功していません。



