SCP-1730


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監督評議会命令
当ファイルの特定部分はレベル3/1730に分類されています。SCP-1730に関する研究は進行中のため、無力化されたアノマリーの指定解除ポリシーは追って通達あるまで全て延期されています。 通常のクラス指定ポリシーが適用中です。
無認可でのアクセスは禁止されています。
1730
アイテム番号: 1730
レベル3
収容クラス:
neutralized
副次クラス:
none
撹乱クラス:
none
リスククラス:
none

warehouse.png

SCP-1730の主要建造物。地階への主な出入口はこの建物の下にある。


location.png

ビッグ・ベンド・ランチ州立公園、テキサス、USA。


特別収容プロトコル: SCP-1730の周囲2キロメートルには円形の境界線が確立されており、SCP-1730の周囲1キロメートルには隔離ゾーンが確立されています。SCP-1730に進入する職員はまずクラスVII高リスク性接触準備措置を受けねばならず、これには改造型「マクスウェル-ハーデン」対危険物質補強済気密服の着用などがあります。こうした保護措置は必ず仮設サイト-23の隔離用メインゲートにおいて実施することとします。

隔離エリアを出ようとする者はまず、隔離担当保安職員が実施する完全除染プロトコルに従わねばなりません。隔離終了値に満たなかった者はさらなる除染のために拘留され、もしくは除染が不可能であるとされた場合は、終了されます。

収容手順更新 ████/██/██: 危険な生物的および認識災害性実体により、保安救助チームに多数の死傷者が発生しました。現在の全探索任務には機動部隊ゼータ-9「メクラネズミ(Mole Rats)」が割り当てられます。


収容手順更新 ████/██/██: 探索ログ7に詳述される事件のため、SCP-1730の将来の探査は無期限に中断され、監督官の承認待ちとなります。


収容手順更新 2016/02/01: 財団監視チームにより収集された情報から、サイト-13の探査、回収活動の無期限中断は解除されました。詳細情報は知る必要性の原則に基づいて利用可能です。割り当てられた機動部隊ユニットは上官からの呼び出しを受けるでしょう。


収容手順更新 2017/05/15: 機動部隊アポロ-3「猟区管理人(Game Wardens)」およびタウ-5「サムサラ(Samsara)」が活性化され、SCP-1730の探索に割り当てられました。詳細は補遺1730.8を参照してください。


収容手順更新 2017/06/22: 補遺1730.9に詳細を記載された事件にもとづき、SCP-1730はNEUTRALIZEDに再指定されました。さらなる研究の試みが進行中です。デブリーフィングのレポートは機密指定解除され次第参照可能になります。


ファイルサーバー注意事項:


以下はNEUTRALIZEDに再指定される前に作成されたデータファイルです。エラーが残存している可能性があります。


説明: SCP-1730はビッグベンドランチ州立公園(Big Bend Ranch State Park)内、合衆国とメキシコの国境から北西に15キロメートルの位置にある大規模な複合施設で、████年6月5日に発見されたものです。当施設は孤立した環境にあること、また進入した人間が生きて帰る可能性は低いことから、SCP-1730は以前にも発見されていたものの報告がされることはなかったという可能性もあります。

SCP-1730で見られる識別表示および内部にある文書は、SCP-1730はもともとはアラスカ州ノーム近郊に位置していた財団のサイト-13の一部であったという説を補強しています。この説は現在の記録とは矛盾しており、ノームに建設される計画であったサイト-13はより大規模かつ先進的なサイト-19の建設を受けて中止され、完成には至っていません。現地で見られる植物はアラスカ地域固有のものであることが追跡調査により判明しています。SCP-1730がいかにして現在の位置に移動してきたのかはわかっていません。

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SCP-1730の発電所。

SCP-1730は深刻な荒廃状態にあり、長期間に渡って放棄されていたものと考えられています。施設全域で多数の燃料漏れや火災が起きているにも関わらず、現地の発電機は破損した状態で稼働し続けています。これにより現地の全域において断続的に停電が発生しており、探索および救助活動の妨げとなっています。

SCP-1730の起源はわかっておらず、内部に収容されている異常実体の多くの性質も同様にわかっていません。地下2階から15階までの地階1が実体の収容に用いられていることが確認されていますが、その収容状況は著しく悪化しています

bleed.jpg

地下3階へ続く南西の階段にあるメッセージ。

この施設の地下深くのどこかには人間の生存者がいる可能性があると考えられています。英語で書かれたメッセージが施設全域で発見されており、それらには警告を表す「危険(danger)」や「死の恐れあり(death here)」の他に、「自分の身体じゃない(not my body)」や「出血(bleed)」などがあります。たびたび見られるメッセージとして、「サイト-13に何が起こったか?(What happened to Site-13?)」というメッセージが地階の様々な場所で発見されています。

現地のまだ機能している端末からはいくつかのデータ記録が回収されており、関係するデータは下記の補遺に収録されています。これらの記録と探索で得られた成果との間には、施設のレイアウト、職員の構成、および収容されている異常性オブジェクトなどについて矛盾が存在していることに注意してください。


補遺1730.1: 回収されたログ


補遺1730.2: 回収された自動メッセージ


補遺1730.3: 探索ログの書き起こし


補遺1730.4: 発電所の端末から回収されたデータ


補遺1730.5: 収集されたデータログ


補遺1730.6: 傍受された音声伝送

2016年2月1日の朝に、監視装置によって次の音声伝送が傍受されました。伝送内容は声明と、それに続く暗号化された信号から構成されており、最初に検出されて以降繰り返され続けています。伝送内容は次からアクセス可能です。

explo.jpg

SCP-1730研究エリアへのアクセス。


補遺1730.7: 更新された探査に関する覚書

財団監視チームによって最近収集された情報を鑑み、サイト-13に再び探査回収チームを送り込むことは妥当だと見なされています。監督評議会指令によってSCP-1730の封じ込め手順は更新されました。現在機動部隊タウ-5("サムサラ")が運用される予定です。詳細は追って通知されます。


補遺1730.8: 探索及び回収ログの書き起こし


補遺1730.9: 救出ログの書き起こし


補遺1730.10: 救助ミッションデブリーフィング報告書

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