SCP-1824
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[編集済み]におけるSCP-1824

アイテム番号: SCP-1824

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: (拡大状態より前に)SCP-1824を早期発見することが、依然としてこの現象の封じ込めにおける最優先事項のままとなっています。職員はアメリカ経済を監視しなければならず、また有意な局地的不況であればどのようなものでも調査しなければなりません。

財団の車両群はSCP-1824に対し脆弱な地域を巡回し、その地域内の全ての垂直な外壁面に関する広範囲な写真データを入手しなければなりません。さらにFBIやNSAと同様に、オンライン地図作成エージェントにより利用される類似画像プログラムが活用され情報集積に加えられなければなりません。SCP-1824に適合する図柄を探し出し識別する能力を持つ図形解析プログラムによって、この情報は処理されることになっています。

SCP-1824が発見されたならば、財団は生物もしくは化学汚染地域としてSCP-1824-1を指定することになっており、次いで地域内に住む全ての人々を避難させることになっています。その現象が終息するまで財団管理下の仮設住宅に、避難させた人々を住まわせることになっています。SCP-1824が拡大状態に入り全員の避難が達成されていない場合は、この作業を促進するためガス配管網の爆発が装われます。SCP-1824の極めて公衆的な性質のため、標準的マスコミ情報規制手続きが適用されます。

説明: SCP-1824は赤、黒、白のスプレー式塗料からなる落書き風の図柄を明示する現象です。SCP-1824はこれまでのところ、アメリカ本土の人口密度が14000人/km2以上の都市部においてのみ最初の出現を行っています。落書きは常に、建物1階の垂直な面もしくは非常に垂直に近い面に現れます。SCP-1824によって生み出される図柄は、人の形をした翼を持つ女性・1m×1m以上の大きさという特徴が一貫しています。落書きを消去もしくは覆い隠しても、SCP-1824の効果を妨害もしくは変化させることは出来ません。

SCP-1824の効果範囲内(この地域を以降、SCP-1824-1と呼びます。また初期半径は約50メートルです。)に居住している人々は、景気と自分達の経済状況に対し悲観的な態度を示すようになります。この効果は結果として必然的に経済的停滞を生じさせ、SCP-1824-1内の経済を着実に悪化させます。このため、言及した地域内の犯罪率は増加し、生活水準は低下します。

SCP-1824が最初に出現してから約45~47日の期間の後に、その現象は24時間毎に2~3mずつSCP-1824-1の効果範囲を増加させ始めます(よってこれを「拡大状態」とします)。この状態は拡大した地域に同じ図柄の落書きが追加出現することが特徴です。この範囲増大は人口密度が7,000/km2以上の全有効領域が影響を受けるまで続きます。SCP-1824が人口密度が7,000/km2未満の地域に拡大できるようには思われません。しかし一度出現すれば、地域の人口が十分に減少するまでSCP-1824-1内にSCP-1824は存続します。

SCP-1824-1内に完全に人間の住んでいる気配がなくなった場合にのみ、SCP-1824の各個別の出現は抑えられるように思われます。SCP-1824が同時に複数出現を起こすことは観察されていません。またSCP-1824の発生は約14~23ヶ月間隔で起こります。

補遺[1824-001]: 追加資料

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