アイテム番号 #: SCP-1825
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1825は5m x 5m x 3mの保管室へ収容されます。実験の際は強化鋼鉄製の10m x 34m x 3mの長方形の部屋で行うことを推奨し、2人以上のレベル3職員の許可が必要です。SCP-1825は実験目的でのみ移動が許され、屋外、あるいは球状の部屋で活性化させてはいけません。<補遺-1825-01-A参照>
説明: SCP-1825は 2m x 50cm x 1.7mの青いピンボール台です。SCP-1825は空のプレイングフィールド、底部にある2本のフリッパー、上部からボールを投入するハッチ、スコアボード、プランジャーで構成されています。現在、SCP-1825のスコアボードが表示した最高スコアは30,232,450<テストログ-1825-01-11を参照>です。
SCP-1825が活性化すると、室内の全ての実体が不可視の力により腰より下が固定され移動が不可能になります。SCP-1825を作動させた被験者は影響を受けず自由に移動することができます。被験者がSCP-1825のハンドルを引っ張るとハッチから金属のボールが発射され、1度フリッパーに当てるとSCP-1825のプレイングフィールドの挙動を反映する不可視の動力が発生します。
この動力が部屋の壁、対象、または物体に衝突した際、活性化中は衝突による不定量のダメージを受けても位置とおおよその形状は保持されます。対象者にヒットすると[編集済]、対象の腰から上が分断され、一方で下半身は固定されたままになります。SCP-1825の動力から影響を受けない物体は、プランジャーを引っ張った被験者と、活性化後に入室した物体および人物です。ボールがドレインに落ちると、全物体からSCP-1825の影響が消えて、大きく損傷した場合は崩壊します。
SCP-1825から作られる動力の重量と密度はスコアボード上の得点とともに増加します。ボールは1立方メートル当たり推定1kgで始まり、スコアボードの限界から理論上は999,999,999kg立方メートルまで増大すると考えられます。SCP-1825は1つのボールしか提供ぜず、また結果的に大規模な損傷を与えると思われるため、これはまだ達成されていません。
回収メモ: SCP-1825は20██/██/01に██████の放棄されたアーケードゲーム機の工場が崩壊した事件の後に発見されました。建物内から、工場中で住める場所を探していたと推測される路上生活者、███████ ████氏の遺体が見つかりました。おそらく███████ ████氏がSCP-1825を活性化し、建物が倒壊することで生じた瓦礫により死亡したと仮定されています。SCP-1825は残骸の中で発見され、いくつかの鋼鉄製のガーダー(梁)によって瓦礫から保護されていました。SCP-142の近辺で回収されたため、二つのオブジェクトの起源が共通する可能性について現在調査中です。
付録1825: テストログ:
実験ログ-1825-01