SCP-1847
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アイテム番号: SCP-1847

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1847特有の性質のため、収容プロトコルは実体出現の発生に応じて実施されるものとします。いかなる場合においても、女性職員のSCP-1847収容プロトコルへの関与は許可されていません。イギリスのイングランド行きの全公営フライト乗客記録は監視および記録されます。"ウィリアム・ウィットワード"という氏名が乗客リストに記載されている場合、当該フライトに職員を配置して客室乗務員を装い、当該人物を観察します。対象が出現したSCP-1847であると判断された場合、当該エージェントは機動部隊デルタ-22"紳士"に状況を報告するものとします。機動部隊デルタ-22は着陸時にSCP-1847を捕縛し、事件に関与した全ての乗客/航空会社のスタッフに対してクラスA記憶処理を施されます。標準メディア遮断プロトコルに従うものとします。その後SCP-1847は最寄りの保安サイトに移送されるものとします。

出現したSCP-1847は人型収容セルに収容され、その実体とのすべての交流は男性職員によって行われるものとします。SCP-1847は常に映像および音声による監視下に置かれ、その行動におけるいかなる変化も直ちにレベル3以上職員に報告されるものとします。SCP-1847-1はいかなる場合でもSCP-1847から没収されません。SCP-1847が消失した場合、収容監督者は直ちに当該現象の周知監視に関係する職員に通知します。SCP-1847に対してはいかなる場合も殺傷力を有する武器を使用してはなりません。SCP-1847が死亡した場合、収容担当職員は少なくとも1ヶ月間、イギリス発の全国外便を監視します。"ウィリアム・ウィットワード"の名が前述のフライトで確認された場合、上記の収容プロトコルが実施されるものとします。

説明: SCP-1847は30代半ばのコーカソイド系男性で、"ウィリアム・ウィットワード"を自称する人型実体です。当該実体の外見は出現を通して一貫しており、緑色の目、薄茶色の短髪、痩せ型の体格(73~78kg)、身長174cmです。服装は黒いネクタイのフォーマルなイブニングウェアで、ウールポリエステルのジャケットおよびシルクのシャツを着用しています。SCP-1847は一般的に、女性以外の人物とコミュニケーションをとる際は個人的な詳細について言及を避けますが、当該実体の側面について得られた一貫した情報は以下の通りです。

  • アメリカからの出張旅行だと主張している。
  • 結婚も交際もしていないと主張している。
  • 生存している家族はいないと主張している。
  • 著しく裕福であると主張している。

SCP-1847は、曝露した特定の女性個人1に影響を与える生得的な認知特性を保有しています。前述の人物はSCP-1847に対し、不自然なまでに身体的に魅力を認めるようになります(個人の美的関心にかかわらず)。当該効果はSCP-1847に曝露してからの経過時間が長くなるにつれ、継続的に強度が増していきます。SCP-1847は収容前および収容中に徹底的に捜索されており、これまでのところすべての捜索において、当該実体から生成されたアイテムや服飾品は発見されていませんが、当該実体は様々な場面において以下のような数点のオブジェクトを生成することが記録されています。

  • 身分証明書および通貨が入った革財布
  • 鍵束
  • 航空機のチケットおよびパスポート
  • ルビーをあしらった金色の柄を有する装飾的な短剣(SCP-1847-1)
  • 電話機(黒色、メーカーおよび機種は不明)

財布とパスポートより、SCP-1847の氏名は"ウィリアム・ウィットワード"、年齢は35歳、出身地はアメリカの[編集済]であることが確認されています。鍵および電話は分析を目的とした回収ができていません。SCP-1847-1は回収されているものの、SCP-1847-1をSCP-1847の監督下から強制的に没収した場合、当該実体が早期に消失してしまうため(没収から3分以内に)、現時点で分析は不可能です。SCP-1847から没収したアイテムおよび服飾品は、実体と同時に消失します。

SCP-1847はイングランド行きの公営航空機内に出現します2。正確な出現ポイントは搭乗プロセス中に発生するように見受けられるものの、この段階でSCP-1847に曝露した人物は、出現の明確なポイントを記憶することができません。SCP-1847は、手荷物、機内持ち込み、またはその他の物品を所持して旅行しません。着陸後、SCP-1847は直ちに27歳から34歳の未婚女性を探し出し、求愛を開始します。SCP-1847の性質上、当該女性はSCP-1847の誘いに意欲的に応じ、性行為に至ります。性行為が完了すると、SCP-1847はSCP-1847-1を生成し、常に心臓を刺突して犠牲者を殺害します。死後、遺体は急速に分解して宝飾品を生成し、SCP-1847によって回収されます。SCP-1847は5つのアイテムを収集するまでこのプロセスを繰り返し、その時点で直ちに消失します。当該アイテムは常に同一かつ同様の順序で収集されます。指輪、ブレスレット、イヤリング2個(別々に入手します)の順で、これらは全て金製でルビーが埋め込まれています。

SCP-1847が監禁され活動ができなくなった場合、最初の捕捉から4〜16週間以内に消滅します。この発生を防止する有効な方法は判明していません。SCP-1847の出現間隔は短い場合だと2週間、長い場合だと18ヶ月に及ぶ場合もあります。SCP-1847は死亡する場合はありますが、その死によってさらなる出現を防ぐことはできないため、終了させることは得策ではありません。SCP-1847が死亡した場合、その遺体は消滅し、2~4週間以内に新たな出現が発生しますが、これはイングランド発の公営フライトにおいて発生します。着陸後、SCP-1847は通常通り上記の活動を続行します。

補遺[1847 -001]: サイト-117に収容中のSCP-1847へのインタビュー

インタビュー対象: SCP-1847
インタビュアー: アドラー博士
序文: SCP-1847への最初のインタビュー
<記録開始、 午後5時15分>

アドラー博士: なぜあの女性たちを殺害したのですか?

SCP-1847: 私は誰も殺していない。

アドラー博士: 5名の女性を殺害するためにイングランドに旅行していたのではないですか?

SCP-1847: …私は誰も殺していない。

アドラー博士: 我々の記録によると、あなたはイングランドで██人の女性を殺害し、██人を-

SCP-1847: 私はイングランドに行ったことなんかない!アメリカから外に出たことはないんだ!

アドラー博士: なぜロンドンに向かっていたのですか?

SCP-1847: 仕事のためです。

アドラー博士: 5名の女性を誘惑して短剣で刺殺する意図があったのではないですか?

SCP-1847:

アドラー博士: 今回の旅行を計画する前に最後にしたことは何ですか?

SCP-1847: …オークションに行きました。

アドラー博士: …オークション。主催者は誰でしたか?

SCP-1847: 名前を覚えていると思っているんですか?それは[編集済]でやってましたよ。待てよ、確か持ってたと思いますが…はい、これです。

SCP-1847は財布を生成して名刺を取り出し、アルバート博士に手渡す。マーシャル・カーター&ダークのロゴが明瞭に確認できる。

アドラー博士: 畜生め。

SCP-1847: 何ですか?

アドラー博士: なぜ旅行を計画したのですか?

SCP-1847: それが私に言ったんです。

アドラー博士: 何が言ったんですか?

SCP-1847: [データ削除済]。

アドラー博士: 何ですか?

SCP-1847: [データ削除済]がその短剣を。

アドラー博士: なぜそれはあなたにそんなことを言ったんですか?

SCP-1847: …私は美しくあることが好きなんです。

<記録終了、午後5時18分>

[編集済]における調査より、マーシャル・カーター&ダークの展示会が20██年██月██日に行われたことが確認されました。このイベントで詳述されたアイテムの中に以下のものが含まれていました。

アイテム███

長さ27cmの壮麗かつ華美な短剣です。柄には10カラットの金を使用し、10個のルビーで装飾されています。この刃は、手にした者にそれが持つこの世のものとは思えぬ美しさを与え、永遠にさらなる富を齎すでしょう。

価格: "あなたの人生の総和"

補遺[1847-002]: 20██年██月██日の午後7時8分、SCP-1847は収容中に衣服から電話を取り出しました。SCP-1847は1分29秒間、当該機器を通じて正体不明の人物と通話を行っていました。電話のスピーカーから発せられた音声は検出できませんでした。SCP-1847のチャンバーに入出力する信号は検出されませんでした。

SCP-1847: もしもし?

SCP-1847: やあ、ああ、いやそれは違う-

SCP-1847: ほんの少しだけ聞いてくれないか-

SCP-1847: 前にもこんなことがあったじゃないか!何もない!僕はただ-

SCP-1847: 落ち着いてよ、ハニー、落ち着いて-

SCP-1847: あぁ、約束する。

SCP-1847: うん。うん。いや、子供たちにだけは言ったけど…うん、それだ。いいよ。

SCP-1847: いや、だけど君に何か特別なものを持っていくよ。

SCP-1847: サプライズだよ。ああ、君が着けたら素敵に見えるだろうね。

SCP-1847: ああ、僕も愛しているよ。

SCP-1847は電話を切る。

このインシデントから2ヶ月後、財団職員は米国の[編集済]に存在するウィリアム・ウィットワードの住居を特定することに成功しました。当該不動産は、報告によるとウィットワードの全所有物とともに、SCP-1847-1を購入するという条件でマーシャル・カーター&ダークによって取得され、占有されていたのことです。マーシャル・カーター&ダークとの協定により、財団職員は敷地内の捜索および当該所在地の観察の継続を許可されました。初期調査では地下室の土床から地下1mに埋葬された、3名の遺体が発見されました。遺体は成人女性1名、青年期の男性1名、および思春期前の女性1名のものが存在しており、すべてには複数の刺創痕が認められています。

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