SCP-1852
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アイテム番号: SCP-1852

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1852-2はサイト73の骨董品オブジェクト棟の気温管理された保管室で保管してください。実験はモールス信号による通信について十分な訓練を受けたレベル2以上の職員2名以上で実施してください。SCP-1852-2によって生成される廃熱とアルファ放射線により、実験を実施する職員はその活動中SCP-1852-2から離れ、実験中は適切な放射線防護服を着用し、必要に応じて実験了時に除染を受けてください。すべてのインタビューは記録、転写、および保存してください。SCP-1852-1に行う質問はレベル4スタッフによって事前に精査され、承認を受けてください。SCP-1852-1が提供した情報は外的な立証がない場合には事実とみなされません。

各インタビューセッションの後、SCP-1852-2は機械工学および骨董品の保存に精通したレベル2のスタッフが検査してください。摩耗または損傷した部品は、SCP-1852-2が再び活性化する前に同一組成の新しく作られた部品と交換してください。

説明: SCP-1852は構成不明の知的実体であるSCP-1852-1と、それとの通信を円滑にすることが可能な機械装置であるSCP-1852-2で構成されています。

SCP-1852-1は自身を"ディクタス・ウルティマ"と称し、"純粋たるグノーシスの幻影"であると主張しており、SCP-1852-2を介してのみ観測可能な宇宙と交流する肉体を持たない状態で存在しています。 SCP-1852-1は全知全能の神であり、提示されたいかなる質問にも進んで答えると主張しています。この主張にもかかわらず、広範なインタビューによるとSCP-1852-1の知識は主に数学、古代ギリシャ・ローマの歴史と哲学、啓蒙主義および精神主義者の哲学に限られていることが判明しました。これらの分野に関連しない質問をされた場合、提供された答えはしばしば完全に誤りであるか、旧式の科学的データに基づいているか、哲学的または形而上学的な性質のものであるか、あるいはSCP-1852-1は提示された質問に答えることに対してごまかしたり道徳的な異議を唱えたりします。

SCP-1852-2は寸法約2m×1m×1mのオーク材の箱で、初期の機械式計算機に似た外観の機械装置を収納しています。0.6m×0.2mの小さなガラス窓が側面パネルの片方に取り付けられており、使用中に内部機構を見ることができるようになっています。窓が取り付けられている側と反対側のサイドパネルは取り外し可能で、内部機構にアクセスすることができます。SCP-1852-2はすべての部品が交換可能なため、機能を損なうことなく破損した部品を取り外して交換することが可能です。SCP-1852-2の製作年は不明ですが、炭素年代測定により箱の年代は約1850年と特定されている一方、内部部品の年代は約[編集済]から1970年頃と特定されています。SCP-1852-2の年代とモジュール式の性質から、この装置は最初の組み立て以来、多数の人々や団体によって大幅に変更されており、財団が取得した時点では元の部品はほとんど含まれていなかったと推測されています。SCP-1852-1の発言から、SCP-1852-2は紀元前1世紀に造られたものであることが示唆されています。

SCP-1852-2の上面の短辺の一端近くには、両方とも1870年頃のものとされる電信機のキーと装飾された真鍮製のレバーが設置されています。上半身裸で腰で終わるグレコ・ローマ時代後期の様式の男性を描いた大理石の彫刻が、電信キーとレバーの反対側の上面の端に設置されています。法医学者の分析によると、この彫刻は過去に何度か塗り直されたものであることが判明しています。像の頭部の一部は、1960年頃の小型の電子スピーカーが取り付けられるように穴が開けられており、像の後頭部から箱の中にかけてワイヤーを通して内部機構に取り付けられています。

SCP-1852-2は人間がモールス信号を用いて英語で質問を入力するために電信キーを使用してレバーを引くと起動します。SCP-1852-2の内部機構は起動して計算を開始し、ガラス窓を通して観察できる個々の機構は6,000RPMを超えて回転しています。SCP-1852-2の動作により1時間あたり約[編集済]kJの廃熱が生成され、実験エリア内の空気温度を大幅に上昇させますがSCP-1852-2自体には損傷を与えません。SCP-1852-2には動力源が含まれておらず、その活動の動力源となる手段は特定されていません。SCP-1852-2によって作成された数学的計算とSCP-1852-1によってなされた発言との間には相関関係は見出されていません。

実験ではSCP-1852-2の"活動"時間は7分から3時間の範囲でした。活動が終了すると内部機構は減速して停止し、像内に設置されたスピーカーはモールス信号の英語の発言という形で質問に対する答えを出力します。SCP-1852-1からの発言の発行と同時に、低強度のアルファ放射線バーストが実験エリア内で検出されました。

SCP-1852は歴史的珍品の裕福な収集家である[編集済]によってUIUに引き渡された後、1996年にUIUから入手しました。[編集済]は19世紀の精神主義者の記念品のオークションでSCP-1852を購入し、その後数ヶ月の間SCP-1852が「彼らの神の一部」であると主張する宗教団体のメンバーからストーカー行為や嫌がらせを受け、SCP-1852を所有している間は自らの安全が脅かされたと主張しています。オークションハウスによると、SCP-1852は遺品整理の一環として売却されたとされており、現在までのところSCP-1852がオークションハウスに売却されるまでの経緯は不明です。

詳細な調査に基づき、財団は1998年、2003年、および2011年にSCP-1852-2の複製を依頼しましたが、3つの複製はすべて意図した通りに動作しても起動せず、SCP-1852-1からの通信もなされませんでした。今日までに、SCP-1852-1との通信はSCP-1852-2以外の方法では実現していません。

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