SCP-1856
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特別収容プロトコル: SCP-1856は最初に発見されたサイト-██で収容してください。サイト内職員は月単位で輪番から外すものとし、6~8ヶ月間の医学的検査を経て復帰することが認められます。20██年█月█日の時点で、SCP-1856の部屋への入室は、いかなる所定の時間においても研究者1名と追加の職員2名のみに許可されます。部屋は定期的に改装し、隔月ごとに隔週ごとに(注: 補遺3を参照)石組みを補修してください。SCP-1856に配属された研究者および他の長期職員はレベルC防護服を着用する必要があります。

説明: SSCP-1856はヨーロッパ系の女性の遺体です。死亡時の年齢は約20~30歳で腐敗、死後硬直rigor mortis、あるいは死斑livor mortisの形跡はありません。遺体は手、足、舌が除去されており、歯は象牙の義歯に交換されており、目は義眼として装着されたガラス球に交換された状態で発見されました。

法医学的分析によると遺体はおよそ130~160歳であると推定されています。切断された四肢の端部には加熱した鋼で焼灼された痕跡があり、さらに義肢を装着できるように改造されていることから、これらの切断は死亡前に行われた可能性があることを示しています。 口腔内検査によると舌と下顎の歯肉線は除去されており、死亡前に行われた改造の痕跡が見られます。遺体からは義舌は見つかりませんでした。義眼は遺体に損傷を与えずに安全に除去することはできませんでした。

死亡前に、遺体の細胞は嫌気性生物が体組織を分解するのを防ぐ作用を受容し始めました。その後、細胞は分裂を開始し、死後しばらくして体外へと脱出し始めた未知の好気性生物に栄養を提供していました。1度酸素に曝露すると、これらの好気性生物は特定の有機および無機化合物に腐食性の効果を引き起こすだけでなく、生体に対して集中的な神経変性効果を齎し、中脳および前脳で発現するようになります。

遺体はニューヨークの███████にある靴屋の地下室において、壁に囲まれた区画の裏側から発見されました。店主のジョセフ・███は、コンクリート周辺のセメントの裏打ちが崩れ始め、圧力で壁自体が崩壊するまで、壁に囲まれた区画に気付かなかったと主張していました。地下室の状態は脱石灰化および細菌による腐食で着実に悪化しており、建物の南東部の大部分が崩壊の危機に晒されていると判断されました。 財団が当該物件を取得し、███氏にはCクラス記憶処理が施されるとともに金銭的補償が行われました。回収されたアイテムはファイルの最後に記録されています。

エージェント・██と█████が財団管理下にある建物への移転を監督するために最初にサイト内にいました。エージェントらは遺体が土中の窪地の底に完全に埋没しているのを発見しました。遺体を損傷する恐れがあるため回収の試みは断念しました。エージェント・██は遺体に触れたことで嫌悪感を覚え、「肌をぞわぞわさせる、虫が皮膚の中を這い回っているようだった」と主張しました。

2年の間に、エージェント██と█████を含むサイトに配属された職員は、アルツハイマー病、パーキンソン病、相貌失認("失顔症")、カプグラ症候群1、およびハンチントン病2といった神経変性疾患の症状が発現し始めました。また、様々な程度の心神喪失も記録されており、これはカタトニア型3の統合失調症と一致しています。2名の研究者はカプグラ症候群と一致するパラノイアと妄想の兆候を示し始め、サイトに配属された何人かの警備員およびエージェントが偽者と「入れ替わった」と信じ込むようになりました。 2人はその後、サイト-██に向かう途中で昏睡状態に陥っているところを発見され、その後死亡しました。2名の検死の結果、脳に重度の物理的損傷が認められ、外傷性脳症と中毒性脳症を併発していることが確認されました。

この間に現場に配属された職員の██%が死亡し、さらに██%が障害を理由に退職を余儀なくされました。 影響を受けなかった人物は全員サイト内滞在期間が1カ月未満であり、医学的検査の結果、脳に損傷の兆候は認められませんでした。影響を受けていない職員のスケジュールに基づいて収容プロトコルが調整されました。

補遺1: サイト-██の検査と周辺地域の調査により、神経変性疾患の症例報告数がオブジェクトの発見時から大幅に増加し始めたことが明らかになりました。神経疾患に関連した民間人の死亡者数の増加は地元報道局の注目を集め、財団のフロント組織[編集済]側での行動を余儀なくされました。███████の██2kmが区画され、[編集済]という名目で隔離下に置かれました。

補遺2: SCP-1856が収容されている部屋の高頻度の改修により、これらの好気性生物の放出および繁殖を抑制しつつ収容することに大きく成功していることが証明されています。防護服の導入により職員が長時間サイト内に留まることが可能なることに成功していることが証明されています。 当該地域の神経変性疾患の報告件数は、新たな症例数は安定し、罹患者が死亡するにつれて減少し始めています。 さらなる情報が得られ次第、[編集済]の隔離は解除される予定です。

補遺3: 部屋の修復や修繕の頻度は隔週に増加しているため、現在では石組みの修繕には2名の人物が必要となっています。 腐敗の進度は増加はしているものの、著しく低下しています。 現在の進度から、SCP-1856は別の潜在的なアウトブレイクを避けるために今後5~6年以内に再配置されなければならないと推定されています。 その間、[編集済]における隔離解除が許可されています。

回収された資料:
注記: 以下の回収されたアイテムには腐食の兆候が大きく抑制されていることが確認されています。

  • SCP-1856に適合することが確認された1本の義手で、異常なまでに高度な機構を備えています。 遺体から数フィート離れた地点で発見されました。
  • 手書きの文章で埋め尽くされたハードカバーの本1冊。 ページには首尾一貫したパラグラフが含まれていますが、全体を通して統一されたテーマやストーリーはありません。記録された情報は、普段の観察、日常の要約、または備忘録のように見受けられ、しばしば異なる構成で繰り返されています(例: 「晴れていたので、子供たちは公園に行こうとしていた」/。「その日は晴れだったので、子供たちは公園に行った」)。 最後のページには未確認の人物へのメッセージが記載されています。
  • ボーンチャイナ製のティーカップ3点。
  • 義手の下に留められていた写真1枚。写真は著しく劣化した銀板写真で、19世紀のものに相当する衣類を着用した3名の若い女性が撮影されています。右端の女性はSCP-1856と強く類似しています。女性には義手と思われるものが確認できますが、これは折り目による線である可能性もあります。
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