クレジット
タイトル: SCP-1906-JP - 《CODE:I》おとしだま
著者: ©︎
O-92_Mallet
作成年: 2018
アイテム番号: SCP-1906-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1906-JPが持つ自己隠蔽特性から、飛行中のSCP-1906-JPが一般人によって偶発的に発見される可能性は低いものであると考えられています。一般の航空産業に財団のエージェントを潜入させ、旅客機の飛行ルートがSCP-1906-JPの飛行ルートに近接しないように調整を行わせます。
SCP-1906-JPの全ての出現・消失ポイントは財団フロント企業の私有地として管理されています。毎年1月1日にK-515撮影機による24時間の定点観測を行い、SCP-1906-JPがルーチンに基づいて行動していることを確認してください。飛行前・飛行中のSCP-1906-JPに干渉する試みは禁止されています。
SCP-1906-JPの捜索ポイントを中心とした半径3kmの領域は、「自然環境の保護」「発電所の建設」等の適切なカバーストーリーに基づいて立ち入りを規制し、一般人による地面の掘削・森林伐採・物件の建築等を禁止します。当該領域に財団の関連施設を建設する場合、1月1日は必ず休業日として作業を中断してください。
未捕捉の捜索ポイントにおいて一般人に被害が発生した場合、直ちに対応チームを派遣し、カバーストーリー「突風」「落石」「崖からの落下」等を適用して事態の収拾を行なってください。ルーチンから外れて落下したSCP-1906-JPは発見次第回収され、近隣のサイトに収容されます。
説明: SCP-1906-JPは、毎年1月1日に日本の領空内を特定のルートに沿って飛行する球体群です。平常時のSCP-1906-JP個体は霊素によって構成されている非実体であり、光を含むあらゆる物質を透過し、その干渉を受け付けないため、K-515撮影機などの霊体観測機器を使用しない限り観測することが不可能です。SCP-1906-JPの動力源に関する研究は遅々として進んでいません。
以下の記述は、K-515撮影機を搭載したヘリコプターを用いて観測されたSCP-1906-JPの振る舞い(ルーチンと呼称)を整理したものです。記述中の「出現ポイント」「捜索ポイント」「消失ポイント」はいずれも日本国内の特定の地点を指します。このルーチンは全てのSCP-1906-JP飛行ルートにおいて、出現から消失までが常に日本時間における1月1日の00:00〜23:59の範囲内に収まるように実行されます。
- 1.1個のSCP-1906-JPが出現ポイントに出現します。SCP-1906-JPの出現は瞬時に起きているものと推測されており、その明確な出現プロセスの観測は全て失敗しています。
- 2.SCP-1906-JPが出現位置から垂直に上昇しながら、複数回の自己複製を行います。複製されたSCP-1906-JPは複製元と完全に重なった状態で出現し、わずかに速度を変化させることで複製元から徐々に分離していきます。複製後のSCP-1906-JP各個体は全て同等のサイズを有しており、その全てが新たな複製元となることが可能です。SCP-1906-JPの複製回数およびそれによって生じるSCP-1906-JPの個体数は年度や出現ポイントごとにばらつきがあり、その上限は判明していません。自己複製が完了すると、生成されたSCP-1906-JP群による楔状の編隊が組まれ、次項3.の終了まで維持されます。
- 3.海抜5000m付近まで上昇したSCP-1906-JP群は、最大高度を維持したまま捜索ポイントまで飛行します。この時点ではSCP-1906-JPの速度は約230km/hであり、飛行ルートは極めて直線的です。
- 4.捜索ポイント上空に到着したSCP-1906-JP群は急激に速度を落とし、編隊を解除して個別行動になります。続いて、20km/h程度で蛇行や旋回を行いながら、捜索ポイントを中心とした半径約3kmの円形領域内を飛行するようになります。SCP-1906-JPの低速飛行は2〜4時間で終了し、それぞれのSCP-1906-JPは捜索ポイント上空へ帰還します。
- 5.編隊が組み直された後、SCP-1906-JP群は上記3.と同様の直線飛行で消失ポイント上空まで飛行します。
- 6.消失ポイント上空に到着したSCP-1906-JP群は鉛直落下を開始し、消失ポイントの地表に接触した時点で消失します。消失ポイントの地表が何らかの衝撃を受けている様子は見られません。出現と同様にSCP-1906-JPの消失も瞬時に行われており、プロセスの詳細は不明のままです。
上記ルーチンの4.の段階における低速飛行中のSCP-1906-JPは、特定条件下で飛行を中断し、落下を開始することがあります。この際の落下は通常の消失ポイント上空で行われる鉛直落下と異なり、軌道の修正が絶えず行われます。この状態に移行しルーチンから外れたSCP-1906-JPは霊体から実存体へと遷移し、外部からの干渉を受け付けるようになります。また、この現象で落下したSCP-1906-JPは地表に接触しても消失せず、着弾地点に小規模なクレーターを形成する衝撃をもたらします。
落下後のSCP-1906-JPは再び上昇することはなく、その組成と硬度以外の異常性を持たない球となります。白色と薄いグレーの層状の紋様を有し、直径0.8m、重量368kgで強磁性体の岩石であることが全てのSCP-1906-JPにおいて共通しています。しかし、財団が保有するいかなる手段を用いてもSCP-1906-JPの切削および破壊には成功しておらず、実際の組成の解析は未だ実施できていません。なお、多数のSCP-1906-JPがルーチンから外れ、消失ポイントへたどり着かなかった場合、翌年の同一飛行ルートにおける上昇中のSCP-1906-JPの自己複製回数が有意に増加します。
SCP-1906-JPが実体化してルーチンから外れる事例は複数確認されていますが、1年に1回しか出現しないことから継続的な実験や調査が困難であり、正確な条件の確定には至っていません。
超常現象記録-JP-2638
事案記録1/SCP-1906-JP
概要紹介: 改築作業が進められていた██████ホテルの上空に突如として砲弾のような物体が4個出現し、落下してホテルの天井を破壊しました。
発生日時: 1995/01/01
場所: 兵庫県淡路島████市
追跡調査措置: 通報が警察および消防署に入ったことが財団の注意を引き、現場に急行したエージェントが出現した球体を確保しました。被害を受けたホテルの建設業者にはクラスB記憶処理が施され、カバーストーリー「突発的な強風」が適用されました。
超常現象記録-JP-████(取り下げ)
事案記録2/SCP-1906-JP
概要紹介: ████市上空に砲弾様の球体12個が出現・落下し、建築中だった多数の住居が被害を受けました。阪神・淡路大震災の復興計画の一環として再建が急がれていた住宅地に被害が集中していました。
発生日時: 1996/01/01
場所: 兵庫県淡路島████市
追跡調査措置: 回収された球体の画像を財団データベースと照会したところ、超常現象記録-JP-2638において回収された球体と一致しました。1年の間隔を空けて同様の事例が2度発生したことから、出現した球体群は正式にオブジェクトとして指定され、SCP-1906-JPのナンバーが割り当てられました。オブジェクトが落下した半径3kmの範囲内の土地は財団フロント企業が買収する形式で収容・監視下に置かれました。
実験記録1/SCP-1906-JP
実施日: 1997/01/01
実験方法: 淡路島の管理区域内でDクラス職員に建築作業を行わせる。建築するのは、原始的な竪穴式住居、丸太を用いた小屋、一戸建ての木造住宅、鉄筋コンクリートの5階建の集合住宅、化学物質貯蔵タンク(中身は空)の5種。
付記: 建築作業は実験日の1週間前〜1ヶ月前から開始した。
結果: 22個のSCP-1906-JPが出現し、建造中の建物を目掛けて落下。上記のうち、一戸建ての木造住宅、鉄筋コンクリートの集合住宅、化学物質貯蔵タンクの3種がSCP-1906-JPの直撃を受けて破壊された。巻き込まれたDクラス職員14名が重軽傷を負った(死者は無し)。
考察: ある程度文化レベルの高い建築物がターゲットに選ばれるようだ。SCP-1906-JPは目標を判別可能な知性を有している可能性がある。
実験記録2/SCP-1906-JP
実施日: 1998/01/01
実験方法: 管理区域内でDクラス職員に森林伐採および土地の造成を行わせる。伐採と整地の双方について、人力での作業と重機による作業とを並行して行わせる。
結果: 35個のSCP-1906-JPが出現し、作業中のDクラス職員および重機に向けて落下。重機4台が大破し、Dクラス職員10名がSCP-1906-JPの直撃を受けて死亡した。
考察: 自然破壊や土地開発もターゲットに選ばれるようだ。昨年の住居建設時よりもSCP-1906-JPの数や攻撃性が増しているように見える。
実験記録3/SCP-1906-JP
実施日: 1999/01/01
実験方法: 管理区域内で小規模な山火事を発生させる。区域内には消火部隊を配置しておく。
結果: 50個のSCP-1906-JPが出現。炎上している木々の周辺へと落下し、46本の高木を折り倒した。しかし延焼を食い止めるには不十分であり、火災はあらかじめ配置されていた消火部隊によって収拾された。
考察: 人為的でないものであっても、土地に被害を与えるような現象に対しては排除する方向に作用するようだが、SCP-1906-JPが可能なのはあくまで落下による衝撃を与えることのみと見られる。
実験記録4/SCP-1906-JP
実施日: 2000/01/01
実験方法: 管理区域内で実験日の2週間前からDクラス職員に一般的な木造住宅の建設作業を行わせた上で、実験当日は休業させる。
結果: SCP-1906-JPは出現しなかった。
考察: 1月1日当日に作業をしていなければセーフらしい。最近までSCP-1906-JPが発見されなかったのは、1月1日が正月で、その前後は建築業を含む労働が休みになる慣習があったことが関係していると思われる。となると、SCP-1906-JPが出現しうる状態になった年を正確に割り出せる可能性は低そうだ。
事案記録3/SCP-1906-JP
概要紹介: 20██年12月から継続していたGoI-5548("五行結社")に対する掃討作戦中、戦闘海域上空に多数の砲弾様の球体が出現しました。球体群はGoI-5548所属の船艇へと降り注ぎ、4隻を沈没させ、11隻に損傷を負わせました。財団所属の艦船に被害はありませんでした。
発生日時: 20██/01/01
場所: 富山県沖合 エリア-8194
注記: 事案の詳細は以下のインタビュー記録を参照してください。
作戦終結後に回収されたGoI-5548の船艇。SCP-1906-JPによる被害を特に大きく受けた個体。
インタビュー記録/1906-1081 - 20██/01/20
対象: █中佐[財団海軍-丁("グレートウォール") 第2部隊長]
インタビュアー: ██博士
付記: インタビューはサイト-8194で実施された。
[前略]
██博士: 貴方がたグレートウォールが戦闘中に遭遇したと報告している、未知の飛行物体に関してお尋ねしたいのです。
█中佐: とするとあれか、お年玉のことか?
██博士: お年玉?
█中佐: ああ。他でもない元日に空からドバドバ降ってきた玉のアノマリーだから、軍ではナンバリングされるまでの通称ってことで「お年玉」って呼んでるんだ。
██博士: なるほど。貴方がたが「お年玉」に遭遇した時の様子を詳しくお聞かせ願います。
█中佐: 了解。1月1日、あの日はいつにも増して酷い吹雪で、奴らは視界不良に乗じて大群で奇襲を仕掛けてきたんだ。俺たちは視界の確保で敵に遅れを取った。なにしろこっちは立派な巡洋艦なのに、敵さんは関船か何かにしか見えない小さい木船の群れだからな。サイズの差はそのまま索敵難易度に直結するし、金属製じゃないせいでレーダーにも引っかかりにくかった。
██博士: 五行結社は1000年以上の歴史を持つ団体とも言われていますが、日本古来の軍用船に異常操作を施して現代に至るまで使用しているとすれば、この説の良い裏付けになりそうですね。お話を続けてください。
█中佐: 13時ごろには敵の矢、矢のくせに易々と鉄板をぶち抜くんだ、矢の雨を避けるのに必死になっていた。あわや総崩れか、と俺たちが思いかけたときにお年玉は来た。
██博士: 空から降ってきたんですか。
█中佐: そうだ。南南西の空に、ざっと100個くらいの玉が前触れなしに出現したんだ。予想もしてない方向からどでかい大砲の玉にしか見えないものが飛んできたわけだから、慌てて迎撃態勢を取ったが到底間に合わなかった。ここに来て敵さんが新兵器を投入してきたか、こりゃ俺たちももう終わりだな、と一瞬諦めかけた。でも、結局その必要はなかった。お年玉は俺たちの艦には全然ヒットしなかったからだ。明らかに五行結社側の船だけをターゲットにしていたとしか思えん。
██博士: それで、貴方がたは窮地を脱することができたという訳ですね。
█中佐: なんとか。敵の奇襲部隊がお年玉のせいで次々と沈没していったお陰で、俺たちは吹雪が止むまでその場に踏みとどまることができ、態勢を立て直して行軍を再開することができたんだ。戦闘は1月1日の前後14日間ほど続いたが、玉が降ってきたのはあの日一日だけのことだったな。正直、あれが無かったら、俺は無事に帰ってくることはできなかったと思う。あれはまさしく神がくれたお年玉だよ。
██博士: 何が起こっていたにせよ、本当にご無事でなによりでした。もう少しお尋ねしたいのですが、お年玉と遭遇したのは海域のどの辺りだったかは覚えていますか?
█中佐: あの時の戦闘海域は、確か海底の管状構造物、SCP-1081-JP-Aだな、の直上だった。あれがエリア-8194の生態系を支える基盤だから、その根絶を狙っていた五行結社の最終的な破壊目標はこの管だったはずだ。お年玉が俺たちを無視して奴らの船だけを沈めたのは、その辺が関係しているのかもしれんな。
██博士: ありがとうございます。貴方がこれまで仰られたお年玉と同様の性質を持つオブジェクトがデータベースに登録されているのですが、出現場所が全く違うので同一の存在かどうかはまだ分かりません。こちら側で追加の調査を行なうことにしましょう。インタビューはこれで終了です。お疲れ様でした。次の任務までゆっくり休養を取ってください。
█中佐: ありがとう。貴方達の研究が実を結ぶことを願うよ。
[記録終了]
補遺: このインタビューに基づいて20██/02/03にエリア-8194の海底探査を実施したところ、█中佐の証言通りに96個の球体が回収されました。球体は淡路島で確認されていたSCP-1906-JPと同一のオブジェクトであることが判明しました。
実験記録16/SCP-1906-JP
実施日: 20██/01/01
実験方法: エリア-8194上空にヘリコプターを待機させ、飛来するSCP-1906-JPに対してK-515撮影機を用いた観察を試みる。
付記: K-515撮影機がSCP-1081-JPの研究において重要な役割を果たしたため、関連性が疑われたSCP-1906-JPに対してもK-515撮影機の使用が提案されたことによる実験。
結果: エリア-8194上空を飛行していた霊体状態のSCP-1906-JP 120個の編隊が捕捉された。これらのSCP-1906-JPは北海道奥尻島まで追跡され、そこで霊体のまま落下して消失する様子が観測された。
考察: 読みは当たった!SCP-1906-JPは平常時は霊素で構成され、特定条件下で実体化するオブジェクトだったのだ。かなり離れた奥尻島まで直線的に飛行していたことから、SCP-1906-JPは特定の飛行ルートを有していると予想される。
実験記録17/SCP-1906-JP
実施日: 20██/01/01
実験方法: 実験16で確認されたSCP-1906-JP飛行ルートの起点を特定する目的で、奥尻島からエリア-8194方面へ伸ばした線分上の15地点における低空での霊体観測を実施する。
結果: 石川県上空に設けた観測スポットにおいて、上昇・自己複製中のSCP-1906-JPを捕捉することに成功。SCP-1906-JPは最終的に前年と同等の120個体まで増加し、エリア-8194方面へと飛去していった。出現ポイントが██山の地表にあることが判明したことにより、SCP-1906-JPの第1飛行ルートが特定された。
考察: 今後は毎年1月1日に全国的な地表と高空の霊体観測を順次行って、SCP-1906-JP飛行ルートが他にもないか探してみる必要があるだろう。可能性は低いとはいえ、未捕捉のオブジェクトによる偶発的な事案が起こるようではいけないからな。
実験記録18/SCP-1906-JP
実施日: 20██/01/01
実験方法: 石川県██山にて前年に発見されたSCP-1906-JP出現ポイントにおいてnPDN(非物質変異無効装置)を起動し、SCP-1906-JPを出現直後に実体化させる。
付記: SCP-1906-JPが霊体であることが判明したことから新たに提案された封じ込め手段の検証が目的。
結果: 出現した1個のSCP-1906-JPはnPDNの影響下に置かれて実体化した。その直後、上昇中だったSCP-1906-JPが急激に方向転換し、高さ5mのポール上に設置されていたnPDNに直撃して破壊した。結果として再び非実体化したSCP-1906-JPは平常通りに飛行と自己複製を再開し、捜索ポイントと消失ポイントを正常に通過して消失した。
考察: 頑丈な遮蔽物を通した際の影響力の減衰を低減させるようにnPDNが改良されるまでは、強制的に実体化させることによる封じ込め手段は有効でないと考えられる。収容プロトコル改訂の提案は却下。
実験記録22/SCP-1906-JP
実施日: 20██/06/12
実験方法: 事案記録1〜3において確保された実体化済みのSCP-1906-JPに対して、K-515撮影機を通したX線写真の撮影を行う。
結果: SCP-1906-JPの中心部に、霊体で構成された分葉状の袋のような構造が埋没しているのが発見され、その中には凝集した線状の構造体が数十個封入されていた。
考察: SCP-1906-JP実体の内部に埋没する霊体に類似した構造を持つ実存体がある。我々のような生物の血管内を流れる白血球が持つ核と、その中の染色体だ。SCP-1906-JP内部の線状構造体が霊的生命体の根源たるメタフィジッククロモソームである可能性は高いが、現時点ではSCP-1906-JP実体の分解が不可能なせいで、霊体を実際に抽出することは難しい。さらなる検査技術の向上を待つしかなさそうだ。
補遺: SCP-1906-JPの出現・捜索・消失ポイント、ならびにこれら3点を結ぶSCP-1906-JP飛行ルートは、現時点で6通りが確認されています。各ポイントの詳細な座標は添付資料-1906に記載されています。
No |
出現ポイント |
捜索ポイント |
消失ポイント |
1 |
石川県 ██山 |
富山県沖 富山深海長谷 |
北海道 奥尻島 |
2 |
岩手県 ███ |
秋田県 田沢湖 |
秋田県 男鹿半島 |
3 |
高知県 沖の島 |
兵庫県 淡路島 |
滋賀県 琵琶湖 |
4 |
山梨県 ███樹海 |
群馬県 ██温泉 |
新潟県 佐渡島 |
5 |
鹿児島県 屋久島 |
鹿児島県沖 鬼界カルデラ |
鹿児島県 下甑島 |
6 |
京都府 丹後半島 |
N/A |
島根県 隠岐の島 |
第6飛行ルートは捜索ポイントを有していません。本ルートの出現ポイントにおける出現から最大高度に達するまでの複製過程において、SCP-1906-JP霊体の個体数は1024個にまで増加しますが、これらの群体は途中での低速蛇行や旋回を一切行わずに消失ポイントへ直行します。この事例に際して飛行ルートの調査が行われた結果、鳥取県沖の海底から████個のSCP-1906-JPが回収されました。実体化したSCP-1906-JPは劣化に対する強い抵抗性を有しているため、実例が出現した年代を測定することはできませんでした。
ページリビジョン: 14, 最終更新: 29 Aug 2021 16:35