レベル3セキュリティクリアランスを確認しました。ファイルを表示します。
アイテム番号: SCP-1918-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1918-JPは現在収容サイト-█████に保管されています。SCP-1918-JPと直接接触することは如何なる場合においても許可されていません。SCP-1918-JPは常に監視カメラによって監視を行ってください。また各地の天文台、航空宇宙組織にエージェントを配置し、SCP-1918-JPによって発生した異常が確認された場合、観測したデータを正常値で上書き、関係者にAクラス記憶処理を適用してください。必要であればカバーストーリーを適用してください。
説明: SCP-1918-JPは、現在はゴールデン・レトリバーの姿をした存在です。SCP-1918-JPは全体が未知の物質で構成されています。SCP-1918-JPは財団がその存在を認知してから現在までに23回外観が変化しています。外観の変化は1582日と15時間56分21秒ごとに発生しており、多少の小数点以下の誤差は確認されているものの、一定の周期で変化しています。SCP-1918-JPが変化する対象は無機物、有機物、生物などを問いませんが、生物や有機物の外観に変化した場合でも、年による劣化は確認できない他、生物の動きに倣う事はありません。SCP-1918-JPの外観の大きさはどの場合においても一辺が2mの正方形の範囲を超えることはありません。また、SCP-1918-JPの外観の変化する対象はその時代に合った物であることが報告されています。SCP-1918-JPは現在財団が所有する、あらゆる方法をもってしても損傷させることが出来ません。
SCP-1918-JPはSCP-1918-JPを中心として、3.834光年先の地点に空間異常を発生させます。空間異常は軽度な物から重度な物まであらゆる例が報告されており、1m程度の空間の歪みから、1000kmに渡る空間の歪みも確認されています。空間の歪みが発生した際、天体などが巻き込まれた場合、不特定の異常現象が発生します。
インシデント(抜粋)
インシデントSCP-1918-JP: 1622
████年█月██日
███████が空間の歪みに補足され、一時的に消失。2時間後に0.51光年離れたポイントに半球が消失した状態で再出現。
地球への影響はほぼ無し。
インシデントSCP-1918-JP: 13668
████年██月██日
█████████が空間の歪みに補足され、一時的に消失。0.17秒後、█████████は元の大きさの36倍ほどになり同じ位置に再出現。
地球への影響甚大。█████████再出現時に発生したと思われる衝撃波が財団の衛星1782基に大幅な被害を与えた。
これ等のインシデントから、SCP-1918-JPのオブジェクトクラスがKeterに引き上げられました。現在の技術力において、SCP-1918-JPによって引き起こされた異常によって人類に齎される被害の大部分を阻止することが可能となったため、オブジェクトクラスは再びEuclidに引き下げられました。
SCP-1918-JPは元々、定期的に外観を変化させる破壊不可能の存在としてAnomalousアイテムに分類されていました。しかし、SCP-1918-JPの収容以前から報告されていた同一円周上で頻繁に発生する非科学的現象の円周の中心点がSCP-1918-JPの収容されていたサイト-███付近であったことから、サイト-███内に収容されているオブジェクトの関与が疑われ、SCP-1918-JPの異常性の発見に至りました。
レベル4セキュリティクリアランスを確認しました。ファイルを表示します。
アイテム番号: SCP-1918-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-1918-JPは現在収容サイト-█████に保管されています。SCP-1918-JPと直接接触することは如何なる場合においても許可されていません。SCP-1918-JPは常に監視カメラによって監視を行ってください。また各地の天文台、航空宇宙組織にエージェントを配置し、SCP-1918-JPによって発生した異常が確認された場合、観測したデータを正常値で上書き、関係者にAクラス記憶処理を適用してください。エージェントによる介入で完璧に対応を行うことが不可能である場合は、機動部隊し-14("犬のお世話")が派遣されます。
説明: SCP-1918-JPは、現在はゴールデン・レトリバーの姿をした存在です。SCP-1918-JPは全体が███で構成されています。SCP-1918-JPはSCP-1918-JPを中心とする半径3.834光年の範囲(以下SCP-1918-JP-1)の時間の流れを元の759分の1程度まで減速させます。この際、SCP-1918-JP-1内部とSCP-1918-JP-1外部の時空に大きな差が発生する為、境界では空間の乱れが生じています。そのため時空の特異点となり、通常空間における物理法則に従わない現象が起きます。観測された例は境界に進入した天体や光粒子の消失、別時空への出現、未観測だった天体や光粒子が突如出現する、といったものです。
SCP-1918-JPは財団がその存在を認知してから現在までに89回外観が変化しています。外観の変化は1582日と15時間56分21秒ごとに発生しており、多少の小数点以下の誤差は確認されているものの、一定の周期で変化しています。SCP-1918-JPは一辺が2mの正方形内に収まる大きさの物に変化します。変化する対象は無機物、有機物、生物などを問いませんが、生物や有機物の外観に変化した場合でも、年による劣化は確認できない他、生物の動きに倣う事はありません。SCP-1918-JPの外観の大きさはどの場合においても一辺が2mの正方形の範囲を超えることはありません。また、SCP-1918-JPの外観の変化する対象はその時代に合った物であることが報告されています。SCP-1918-JPは現在財団が所有する、あらゆる方法をもってしても損傷させることが出来ません。
SCP-1918-JPの発見以前、財団はSCP-1918-JPの異常性によって発生した境界点における異常を7██件確認しており、順次収容対象となることが決定されましたが、SCP-1918-JPの発見以降、境界点での異常の1例を除く他全ての異常がSCP-1918-JPによるものと確認されたため、SCP-████以外の全ての異常がSCP-1918-JPによって引き起こされた現象として処理されました。
SCP-1918-JPは元々、定期的に外観を変化させる破壊不可能の存在としてAnomalousアイテムに分類されていました。しかし、SCP-1918-JP-1の中心点がSCP-1918-JPの収容されていたサイト-███付近であったことから、サイト-███内に収容されているオブジェクトの関与が疑われ、SCP-1918-JPの異常性の発見に至りました。
現在、SCP-1918-JPはその異常性から意図的に地球をSCP-1918-JP-1に含むことにより、SCP-1918-JP-1外部で、より合理的な収容方法の研究を行うために用いられています。その外部研究施設を、研究サイト-██と呼称しています。研究サイト-██への片道の通信にはサイト-████から宇宙間光通信を用いても地球上の時間で、4年かかります。研究サイト-██から返信されたデータの管理はレベル4セキュリティクリアランス以上を所有した職員によって行われます。研究サイト-██からは地球上の時間で3か月に1度の頻度で更新されたプロトコルが送信されますが、これは地球上の財団の技術力の進歩に合わせたプロトコルを提供するためのものです。
███博士の手記
SCP-1918-JPが発見されて████年ほどが経っただろうか。現在の地球上の科学力は漸く████年前の研究サイト-██の科学力に達しようとしている。私も少し前までは、地球上の科学力を少しでも押し上げようと奮闘する雑多な科学者の一人にすぎなかった。今出来なかった事を今出来るようにするためにどれだけの犠牲を払い、どれだけの時間を捨てたか。記憶からは既に欠け落ちてしまったが、私は科学者であることを誇りに思っていた。しかし、財団の立場に身を置いてからその全ての努力は彼等の前では何の意味も勲章にもならない事を身を以て思い知らされた。私は驚嘆した。何故彼等はこんなにも、私たちが想像もつかないような技術力を有しているのか。彼等は合理的だ、何時もソレを収容することに合理的に全力を尽くす。彼等から届けられる数十メガバイトのデータはいつも私の理解を超えてくる。しかし、原始人に近い私の程度を知っているかのように分かりやすく説明づけられている。彼等はそれ以外何も送ってくれないのだから意地が悪い。しかしそれがこの組織らしい。このデータが彼等から届けられるのにおよそ4年ほどかかっている、その間に彼等はどれほどの新しい世界を見ているのだろうか。私も是非その世界とやらを一回見てみたいものだ。だが、かの有名な言葉を借りるとしたら、その世界を見るには私の命が足りなさすぎる。
レベル5セキュリティクリアランスを確認しました。ファイルを表示します。
アイテム番号: SCP-1918-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-1918-JPは現在収容サイト-█████に保管されています。SCP-1918-JPと直接接触することは如何なる場合においても許可されていません。SCP-1918-JPは常に監視カメラによって監視を行ってください。また各地の天文台、航空宇宙組織にエージェントを配置し、SCP-1918-JPによって発生した異常が確認された場合、観測したデータを正常値で上書き、関係者にAクラス記憶処理を適用してください。エージェントによる介入で完璧に対応を行うことが不可能である場合は、機動部隊し-14("犬のお世話")が派遣されます。
説明: SCP-1918-JPは、現在はゴールデン・レトリバーの姿をした存在です。SCP-1918-JPは全体が███で構成されています。SCP-1918-JPはSCP-1918-JPを中心とする半径3.834光年の範囲(以下SCP-1918-JP-1)の時間の流れを元の759分の1程度まで減速させます。この際、SCP-1918-JP-1内部とSCP-1918-JP-1外部の時空に大きな差が発生する為、境界では空間の乱れが生じています。そのため時空の特異点となり、通常空間における物理法則に従わない現象が起きます。観測された例は境界に進入した天体や光粒子の消失、別時空への出現、未観測だった天体や光粒子が突如出現する、といったものです。
SCP-1918-JPは財団がその存在を認知してから現在までに698回外観が変化しています。外観の変化は1582日と15時間56分21秒ごとに発生しており、多少の小数点以下の誤差は確認されているものの、一定の周期で変化しています。SCP-1918-JPは一辺が2mの正方形内に収まる大きさの物に変化します。変化する対象は無機物、有機物、生物などを問いませんが、生物や有機物の外観に変化した場合でも、年による劣化は確認できない他、生物の動きに倣う事はありません。SCP-1918-JPの外観の大きさはどの場合においても一辺が2mの正方形の範囲を超えることはありません。また、SCP-1918-JPの外観の変化する対象はその時代に合った物であることが報告されています。SCP-1918-JPは現在財団が所有する、あらゆる方法をもってしても損傷させることが出来ません。
SCP-1918-JPの発見以前、財団はSCP-1918-JPの異常性によって発生した境界点における異常を2███件確認しており、順次収容対象となることが決定されましたが、SCP-1918-JPの発見以降、境界点での異常の1例を除く他全ての異常がSCP-1918-JPによるものと確認されたため、SCP-████以外の全ての異常がSCP-1918-JPによって引き起こされた現象として処理されました。
SCP-1918-JPは元々、定期的に外観を変化させる破壊不可能の存在としてAnomalousアイテムに分類されていました。しかし、SCP-1918-JP-1の中心点がSCP-1918-JPの収容されていたサイト-███付近であったことから、サイト-███内に収容されているオブジェクトの関与が疑われ、SCP-1918-JPの異常性の発見に至りました。
メール番号-███████
To: O5-██
件名: 無し
本文: ██████上歴█████年█月██日、サイト-█████より送信。内容は翻訳済み。
初めまして。現サイト-█████管理人、██████████です。今回は二つの報告を直接伝えるべきと考えメールを送信されていただきました。まずは一つ目、我々は本部から報告されている限り全てのオブジェクトの最善の収容方法を確立するに至りました。時は流れ、我々は地球上に存在するどの技術より遥かに卓越しているであろう、遠未来の技術を確立させることに成功しています。そして二つ目の報告ですが、我々は進歩の限界という壁に衝突しました。要約すれば、我々は現状所有している以上の収容プロトコルを発見することが不可能になった、という事です。先ほど、最善の収容方法と表現しましたが、あくまでも最善。完璧な収容を施すことのできないオブジェクトは少なくはありません。今すぐに全てのオブジェクトの最も洗練された収容プロトコルを地球へ向けて送信することは可能ですが、それは西暦が█████年を数えた時に改めて我々が考える事でしょう。表現の仕方が悪いですが、取りとめもないそこらに転がっているようなオブジェクト一個に関しても、このメールが届く時点の地球上の技術力では理解のできない収容プロトコルを提示することになってしまいます。急いではいけません。まだ世界の果てを見るまでの時間は膨大に残されていますから。順次、地球上の技術力に適応したプロトコルを送信させて頂きます。地球の方々がどうか平和に暮らせますよう、死後の世界から。
現在、SCP-1918-JPはその異常性から意図的に地球をSCP-1918-JP-1に含むことにより、SCP-1918-JP-1外部で、より合理的な収容方法の研究を行うために用いられています。その外部研究施設を、研究サイト-██と呼称しています。研究サイト-██への片道の通信にはサイト-████から宇宙間光通信を用いてもサイト-████上の時間で、4年かかります。研究サイト-██から返信されたデータの管理権はレベル4セキュリティクリアランス以上を所有した職員によって行われます。研究サイト-██からはおよそ3か月に1度の頻度で更新されたプロトコルが送信されますが、これは地球上の財団の技術力の進歩に合わせたプロトコルを提供するためのものです。しかし、研究サイト-██によって確認されたプロトコルのストックは多いものでも残り3███項目程度であることが既に報告されており、新たに収容されたオブジェクトに関してもその程度の更新であると予測されます。メール番号-███████では収容が未完全のまま技術力の限界に達してしまったことも記載されており、別途添付されたデータにはSCP-███を始めとする、研究サイト-██が確認している限り██████件のオブジェクトの収容が未完全に終わることが判明しています。
メール番号-███████
To: 現サイト-█████管理人又は現サイト-█████管理人
件名: re:RE
本文: 地球上歴██年█月██日、サイト-█より送信。
それはとても残念です。
レベル5セキュリティクリアランスを確認しました。ファイルを表示します。
最新のSCP-1918-JP サイト-██プロトコルの送信を要請しました。返信到着予想日時は2712年6月22日~3255年1月12日です。データは1号セントラルサーバーに送信されます。しばらくお待ちください。