SCP-192-FR-J
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ケージ内のSCP-192-FR-J

アイテム番号: SCP-192-FR-J

脅威レベル:

オブジェクトクラス: Safe Neutralised

特別収容プロトコル: SCP-192-FR-Jは床面積5m2、高さ1mのケージに収容されます。SCP-192-FR-Jには1日に2回、キジ目用配合飼料が与えられます。SCP-192-FR-Jのケージは承認された試験時以外では開かれません。そのため、外部から補充可能な餌箱と給水器が備えられます。SCP-192-FR-Jは試験中に無力化されたため、個別の封じ込め手順は必要なくなりました。

説明: SCP-192-FR-Jはオナガドリの若い雄鶏の個体です。これはgallus gallus domesticus種に属するオナガドリという品種の若い雄の個体であることを意味します。SCP-192-FR-Jは400km/hを超える速度で走行することが可能であり、2秒未満でその速度に到達します。SCP-192-FR-Jは不明な手段によって、この加速度に耐えられると考えられています。

2019/8/22のインシデントに関わる注意事項: SCP-192-FR-Jの研究担当者、特にエリアンタス博士はSCP-192-FR-Jとラジコンカーの能力の比較に対する賭けが研究の範囲外であることに留意してください。

補遺A: SCP-192-FR-Jに対して行われた試験

日付 試験の目的 試験のセッティング 結果
2019/08/11 SCP-192-FR-Jの速度を測定する。 全長250mのトラック、全体を収めるように高速度カメラが設置される。終端には餌が配置される。 SCP-192-FR-Jの平均速度は421km/h、また最高速度は487km/hを記録した。
2019/08/18 SCP-192-FR-Jの旋回能力を測定する。 多数の急カーブを盛り込んだ全長500mのトラック、全体を収めるように高速度カメラが設置される。終端には餌が配置される。 SCP-192-FR-Jは減速せずに全てのカーブを完璧に旋回することが可能だった。
2019/08/25 静的環境下における高速時のSCP-192-FR-Jの障害物回避能力および経路探索能力を測定する。 150m2の迷路、唯一の出口には餌が配置される。全体を収めるように高速度カメラが設置される。 SCP-192-FR-Jは減速せずに障害物を回避する素晴らしい能力を見せた。しかしながら、出口を発見するまで迷路の中をランダムに移動しているように思われる。
2019/08/32 走行開始後新たに出現する障害物に対する高速時のSCP-192-FR-Jの認識能力および回避能力を測定する。 全長100mのトラック、80m地点に格納式の鉄製の壁が設置されている。壁は開始時には地面に隠されており、SCP-192-FR-Jがその位置に到達する10分の1秒前に展開される。 SCP-192-FR-Jは走行開始後に追加された障害物を認識できない、もしくは回避することが出来ないと思われる。

エリアンタス博士による追記: 聞いてくれ、6Gの加速度に顔色一つ変えずに耐えられる奴が、単なる衝突に耐えられないなんて思わなかったんだ。

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