SCP-1926-R
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アイテム番号: SCP-1926-R

オブジェクトクラス: Keter O5命令によりSCPオブジェクトから除去されました。

特別収容プロトコル: 機動部隊デルタ-16“深海の漁民”はSCP-1926やそのいかなる生息生物の再出現を常に監視し続けなければなりません。機動部隊は47°9′S 126°43′Wの座標上で███ █████の船上に待機させられます。███ █████には必要に応じて、最も近い居住地域であるイースター島からの物資の補給が維持されます。SCP-1926は収容不可能かつ人命への大きな脅威であるため、再出現した場合、駐留職員の安全な距離までの撤退が完了次第██キロトンの核爆弾の空爆によって破壊されます。すべての収容プロトコルは無期限に延期されました。

説明: SCP-1926はイースター島の南東約700キロメートル (およその座標は47°9′S 126°43′W)の南太平洋の人気のない海域内に位置すると報告されている、以前は地図に記録されていなかった小さな島です。オブジェクトについての説明は財団職員が調査を目的に指定された位置へ到着した際に何も見つからなかったことから、間接的な情報源に基づいています。深海ソナーでの探査により約500メートルの深さに異常な境界面があることが明らかになりました。通信が途絶する直前にダイバー達は[データ削除]を見たと報告しました。

SCP-1926は主に黒い玄武岩のブロックによって構成され、泥と緑がかった軟泥によって覆われており、長期的な水没の期間があったこと示しているとされています。以前の進入者のほとんどが生息生物或いは島の非ユークリッド幾何学的構造による影響により死亡したという報告から、職員はSCP-1926の踏査を行わないように警告されます。

現在まで最後の侵入者とされている、████ ██████████という名前のノルウェー出身の漁師は、自らが█████に乗っていた47人の元乗組員のうち唯一の生還者であると主張しています。SCP-1926を探査するにあたり、乗組員は生息生物のうちの1体(SCP-1926-1と指定)と遭遇しました。SCP-1926-1は人間とタコ或いはイカの中間生物にやや似た、高さ約60メートルの翼が生えた生物と説明されます。SCP-1926-1は乗組員がSCP-1926に上陸していた間にその大部分を殺害し、生存者が█████に乗って逃走を試みた際に彼らを追跡しました。生存者は船をSCP-1926-1に激突させ殺害を試みました; SCP-1926-1が明確に破壊された数分後に自身を再形成させたため、試みは失敗に終わりました。 しかし、SCP-1926-1は追跡を中止しSCP-1926へと戻り、█████を逃がしました。SCP-1926-1が唯一の個体であるか、それともより多くの個体群の代表者であるかは不明です。

補遺: この海域は蛇の手の工作員から最近獲得された文書の中で言及されています。 関連する一節には“星辰の正しき刻、あの方は目覚めるだろう”という記述がありますが、これがいつ起こるか、またどのような天文学的条件によって“正しさ”が構成されるかについての詳細は言及されていません。

[O5-7による注記:これは█████████のファンによって書かれた明らかな悪ふざけです。貴方達皆がこれに騙されて機動部隊を実際にそこへ送り込んだなど信じがたいことです。核兵器の用意があるなど考えてはなりません。収容プロトコルは直ちに無効化されました。 SCP-1926及び1926-1の項目はメインデータベースから抹消され、関係した全職員は正式に懲戒されます。]

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