
SCP-1957実例を使用するDクラス被験者。
アイテム番号: SCP-1957
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 全てのSCP-1957実例はサイト-77の真空密閉ロッカーに保管されます。SCP-1957の封じ込めに使われる全ての収容ロッカーには防水処理を施し、水分の存在を毎日点検します。SCP-1957の研究に割り当てられている職員は、収容エリアを退出するにあたり、SCP-1957の欠片が付着していないかどうかをスクリーニング検査されます。
SCP-1957がどのようにしてSCP-1837の異常性創造に作用したかの研究は進行中です。
説明: SCP-1957は45個の異常な石鹸の総称です。SCP-1957実例は色や大きさが様々であり、唯一の共通点は、同じ異常性質と、外にエンボス加工された“我々の町を清潔に保とう!”という語句です。
SCP-1957を部分的に水中に沈めた人間皮膚に触れさせると、外皮層から微粒子・死んだ皮膚片・外来物質が除去され、SCP-1957に吸収されます。SCP-1957を使用している間の対象者は、清潔感と頑健さを報告します。曝露後、対象者は数日間入浴していないかのような感覚を訴え、もしSCP-1957が提供されれば使用を再開しようと試みます。
SCP-1957を繰り返し使用し続ける対象者は、ゴミと見做し得る物体を誘引し始めます。最初のうち、これは小さな微粒子や微細物質として現れます。時間経過とともにこの効果の強さは増大し、より大きな物体が対象者の身体に引き寄せられ、皮膚と接触した時点で移動を停止します。この効果の上限は対象者がSCP-1957に曝露した際の水量と対応しているようであり、より大量の水を使うほどに曝露強度は増します。
曝露から2~3週間後、もし対象者が未だに使用を続けている場合、SCP-1957は自らの微粒子を対象者の皮膚上に剥離させ始めます。これらの薄片は生きた人間の体組織に固着し、水分に曝されると脱落して成長を開始します。3時間後、薄片は新たにSCP-1957実例となります。実験の結果、より強力な効果を持つSCP-1957実例が繰り返し成長することにより、車両・廃墟・生物の死骸・[編集済]などの通常ゴミとは見做されないような物体が影響を受けることが示されています。対象者はこれらの物体が引き寄せられた際の圧力によって圧死・窒息死する可能性があります。対象者が死亡した時点でSCP-1957の異常効果は停止します。
SCP-1957は1976/09/18、[編集済]に配属中の職員が、フロリダ州██████の旧市街から発せられた異常効果に関する通報を傍受した後に発見されました。エージェントによる当該地域の調査で、███名以上の被影響者と、町の住宅の45%以上が影響に曝されていたことが発覚しました。曝露要因と特定された地元のプールからは、以下の物品が見つかりました。
- SCP-1957実例、6個。
- 廃棄された新聞、20ポンド分。
- 錆びた金属パイプ — プールの地下配管から引き揚げられていた。
- 2.4km離れた場所に放棄されていた移動住宅車の残骸、数台分。
- 地元の墓地に埋葬されていた人間の遺体、22名分。
SCP-1957は主に都市部で発見されているため、現時点では計画的に作られ、人口の中心地に持ち込まれたと想定されています。SCP-1957の制作に関わっている可能性がある団体の調査が進行中です。1978/08/17現在、SCP-1957はEuclidに分類されています。
補遺: SCP-1957との関連性があると思われる、[編集済]グループから回収された文書。
穢れと戦う取締者たち
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地球の人々に
お前たちは汚い街角にウンザリしてツカレていませんか? ワレワレのコドモタチがホコリとフハイの通りをアルクのを見るのはツカレませんか? 彼らは道路清掃員たちがやって来てイイコトナシのキタナイモノゴトからワタシタチをマモルと言います。しかし、それはホコリからリエキを得たいだけのハンブンヨゴレたニマイジタのウソです。彼らが道路清掃員を派遣するそのイチニチごとに、ただカネだけがケガレとナミダのカイテンするサイクロンへと吸い込まれていきます。世界はこんな有様である必要はアリマセン、友人たち! 一擦りごとに我々はトオリヲセイケツニタモツことへ一歩近づきます。市民一人一人がソレヲジブンノモトニトドメ、恐るべきサイアクノケガレをコドモタチの口や髪の毛に広げないようにすることができます。埃まみれのホドウを取り除き、ジゴクへ放り込んでやるのです。
敬具
ケガレとタタカウ取締者たち
レッドイーゼルトリム印刷(株)、██ ███ ██████ ██、█████ ██████