SCP-1961
評価: +4+x

アイテム番号: SCP-1961

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1961はサイト-22の研究ベイ12で、標準的なキーカードレベルセキュリティ下で保管されています。SCP-1961はレベル3以上の研究スタッフの承認を得て、Dクラス職員の実験にのみ使用してください。他の財団職員の変換はO5命令により停止され、財団以外の組織によるSCP-1961の使用要求はクリアランスレベルに関係なく停止されます。

SCP-1961を通して処理された人物はすべて SCP-1961-1実例とみなされます。統合されたSCP-1961-1実例はSCP-1961-2となります。収容スタッフはSCP-1961自体はSafeですが、SCP-1961-1およびSCP-1961-2はEuclidクラスであることに留意してください。SCP-1961-1あるいはSCP-1961-2のいずれかの検体を廃棄する必要がある場合は、焼却または酸で溶解することが推奨されます。したがって、SCP-1961-1あるいはSCP-1961-2を監視する職員に対しては火炎放射器が支給されます。

SCP-1961-1被験者は実験のために直接曝露が必要な場合を除き、財団職員、SCP-1961-1の他の実例、またはSCP-1961-2実例が存在する場合には、タイプ47-Bの収容スーツを着用する必要があります。SCP-1961-1に変換されたDクラス職員は毎月の終了は免除されますが、他のすべてのDクラス制限の対象となり、より高い逃亡リスクと見なされるべきです。SCP-1961-2検体はその大きさに比例してより大きな強度を獲得するため、より大きな被験者は適切な注意を払って扱われるべきです。

変換された財団職員は忠誠心に疑問の余地があるとみなされ、セキュリティプロトコル10-Cの対象としてください。

SCP-1961-1およびSCP-1961-2実例は、生検体用標準保守/制限区域で収容してください。

説明: SCP-1961は2.5m×1.5m×1.5mの鏡面ブースで、木材、スチール、および[データ削除済]で構成されています。████████および██████の混合放射線を照射するように設計されており、さらにその放射線を人間に集中的に照射するように設計されています。以前に[データ削除済]を注入してSCP-2408-1の血液を処理しました[合成および投与方法については文書1961-P-3を参照してください]。SCP-1961の使用は適切な注射剤を投与されていない被験者にとって致命的です。SCP-1961の処理は可逆的ではありません。

この手順の目的は、治療を受けた被験者に自らの意志で身体の形態を変更し、その変更を無期限かつ自発的に維持する力を与えることです。SCP-1961手順は部分的にしか達成されません。治療を受けた被験者(以下、SCP-1961-1と呼称)は元の質量で構成された、原形質に類似した物質に変換された不定形を採ります。認識可能な生命器官の欠如にもかかわらず、SCP-1961-1被験者は新しい形態で知性と人格を保持しています。SCP-1961-1被験者は質量を保存する任意の形態に自分自身を形成することを習得することが可能です。これは生得的なスキルではなく、個々の対象の間で技能に大きなばらつきがあります(約40%は最終的に人間の形態を模倣するすることに成功しています)。

SCP-1961-1被験者は人間ではない、あるいは異常存在の形態をとることが可能ですが、そうすることで追加の長所や特別な能力を得ることはできません。

形態の変換は肉体的に疲労するものであり、SCP-1961-1被験者は4時間を超えて人間の形態を保持することができず、別の試みが可能となるまでに少なくとも8時間は不定形態を維持する必要があります。被験者はまた、怒り、驚き、あるいは別のタスクに深く集中することを余儀なくされた際に凝集性を失う可能性が高いです。

SCP-1961-1の被験者は通常、防水環境スーツの中に収容されています。これは検体間の不正な相互作用を防止するとともに、被験者が多少人間的な外観を維持することを可能にします(また、頭と手を変換することを習得することによって完全に人間的な外観を維持することも可能にします)。

SCP-1961-1被験者はより大きな不定形態を形成するために互いに合体することが可能で、SCP-1961-2と指定されています。合体プロセスは自発的ですが、見たところ可逆的ではありません。SCP-1961-2コロニーにどれだけの個体が合体できるかは不明ですが、収容下における最大数は██です。理論上、SCP-1961-2検体の大きさに制限はありません。SCP-1961-2コロニーは認識可能な形態に変身する能力を失い、財団職員と意思疎通をとることができないか、あるいはしようとはしません。SCP-1961-1被験者は未知の方法でSCP-1961-2と無言で意思疎通を行うことが可能で、SCP-1961-2検体は「交信状態」にあり、彼らの知性を保持していると主張しています。SCP-1961-1およびSCP-1961-2の間には複雑な関係があり、財団研究員には十分理解されていません。SCP-1961-1の被験者は彼らの発達におけるこの側面を説明することにとりわけ非協力的でした。

血液や生命臓器がないため、SCP-1961-1およびSCP-1961-2の両検体は外傷や敵対的な環境に対する耐性が人間よりも大幅に高いです。最初は諜報活動のために開発されましたが、SCP-1961-1は戦闘活動および人間が安全に立入ることが困難な領域の探査の両方のために検討されています。もしSCP-1961-2を適切に制御できれば、SCP-1961-2は同様の環境における肉体労働に適していると考えられています。

SCP-1961-1および-2の細胞構造を分析したところ、検体は二元分裂による生殖が可能であることが示唆されていますが、財団が管理している検体ではそのような生殖は観察されていません。

補遺: SCP-1961は███を目的として、█████████研究グループがある財団の資料を半公式に利用した████で開発されました。結果として[編集済]で使用するには危険すぎると判断された後、████にオブジェクトは財団管理下に移されました。継続中の研究は[編集済]および[編集済]によって監視されており、財団の継続的な管理は██年間議論されています。

[O5のみ閲覧可能。元SCP-1961研究主任█████████博士からO5委員会へのメッセージ]

From: █████████博士
To: O5-█
Subject: SCP-1961

私はO5委員会が自由にやらせていることを十分に承知しており、私からは提案をすることしかできませんが、これらが真剣に検討されることを願っています。私はSCP-1961の即時移転を要求し、SCP-1961に関するすべての研究を中止することを提案します。人類にとって最善を尽くしたいのであれば、SCP -1961は破棄しSCP-1961-1およびSCP-1961-2のすべての検体を終了させるべきです。█████将軍は1961-2チームに支援された1961-1部隊軍を持っているはずです。彼は正気ではありません。

SCP-1961-1検体はスパイでも「スーパー・ソルジャー」でもありませんし、有用な力を与えられた我々の職員でもありません。彼らはまず初めの機会として我々に反旗を翻すでしょう。

財団はそれらを作るのを助長するべきではありませんでした、そしてもし私たちが続けるならば、私たちは破滅するでしょう。

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