アイテム番号: SCP-2015-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 現在、SCP-2015-JPの発生を予測することは極めて困難であると判断されているため、手順は影響が大規模なものとなったSCP-2015-JPの事後対応に焦点が当てられています。必要に応じて、ガス漏れ等の適切なカバーストーリが流布されます。
一般人のSCP-2015-JPへの認識を正常なものとするため、任天堂株式会社1に勤務している潜伏エージェントによって、マリオシリーズ2の周知を目的とした開発の促進への誘導がなされます。
説明: SCP-2015-JPは睡眠時のヒト(Homo sapiens sapiens)の頭上に極稀に発生する異常実体です。SCP-2015-JPはコンピューターゲームソフト、マリオシリーズに登場するキャラクター、ドッスン3を模しています。SCP-2015-JPは破壊不能かつ移動不能です。
SCP-2015-JPは対象となる人物(以下対象者)が目を閉じている場合にのみ存在し、目を開けた瞬間に消失します。そのため自身が起因となったSCP-2015-JPの存在に気づくことはありません。SCP-2015-JPは他者からのみその存在を確認することが可能です。
SCP-2015-JPは対象者の頭部めがけて極めてゆっくりと下降します。またSCP-2015-JPは視認した人物(以下目撃者)に対し強い恐怖感、不安感を覚えさせます。大抵の場合目撃者はSCP-2015-JPの除去や破壊を試みますがSCP-2015-JP自体の特性により失敗します。
SCP-2015-JPが対象者に接触するまでに目撃者は確実に睡眠状態に陥ります。覚醒した目撃者は一連の出来事を夢であったと誤認し、通常の夢と同様に記憶は徐々に消失します。
SCP-2015-JPは2000年10月に日本国の国会で居眠りをしていた████議員の頭上に発生したことにより初めて認知されました。これにより当時議会に参加していた国会議員等が連鎖的に全員睡眠状態に陥りました。またこの光景を各報道機関が周知させたために最終的に██万人の民間人が同様の状態に陥りました。この事態が収束するまでに2ヶ月の期間と██億円の費用が費やされました。