SCP-2064-JP
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解剖時に発見されたSCP-2064-JP-A群

SCP-2064-JPは「虫の鳴き声が異様に五月蠅い住宅がある」と報告されたことで発見されました。第一次探索で発見されたオブジェクトはSCP-2064-JP-Aであり、解剖した際にイエネコ(Felis silvestris catus)の外見が明らかになりました。このイエネコは夏鳥思想連盟の重要参考人が飼育していたイエネコと特徴が一致します。また、このイエネコの体内からはSCP-2064-JP-Aと化した寄生虫が大量に発見されています。

SCP-2064-JPの異常性は連鎖的にSCP-2064-JP-Aを作り出すため広範囲に伝播しやすく、財団に報告された住宅を中心に複数の影響を及ぼしています。代表的な影響は以下の通りです。

  • コウモリなどのコオロギを捕食する生物は、周辺地域から誘引されることで一時的に増加しますが、結果的にSCP-2064-JP-Aへと変容するため、SCP-2064-JP及びSCP-2064-JP-Aを駆除するには至らず、生態系に大きな偏りが発生します。
  • 周辺に住む民間人から複数名の行方不明者が発生しています。いずれもSCP-2064-JP-Aに変容したと推測されますが、SCP-2064-JP-Aに変容した民間人の特定は困難である上、SCP-2064-JPの異常性は不可逆的なものであるため回復は不可能です。

SCP-2064-JPには、日本生類創研の開発者が"非常口"と呼称する対処法が存在すると推測されていますが、具体的な内容は明らかになっていません。開発者当人を拘束する計画が立案されましたが、潜入エージェントにより、開発者が行方不明となっており、日本生類創研もその行方を把握していないことが報告されています。

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