SCP-2069-JP
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濃霧時に佇むSCP-2069-JP-1

アイテム番号: SCP-2069-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2069-JPへと続く道を封鎖して、一般人が立ち入らないようカバーストーリー「がけ崩れ」を流布してください。また、SCP-2069-JPを突破しようとする試みは実験以外では行わないでください。

説明: SCP-2069-JPは長野県██市国道██号に通ずる一本の坂道です。SCP-2069-JPは通行者が坂道を上る際に特異性を発現させます。SCP-2069-JP-1は長さ2.5m以上の長槍と一方通行の標識を模した丸盾を装備したペルシア戦争期頃のスパルタ兵士と類似する人形実体です。SCP-2069-JPを通行者が上る際に300人程度のSCP-2069-JP-1群体がファランクスと呼ばれる陣形を組んで出現し、通行者の行く手を遮ります。
SCP-2069-JP-1はSCP-2069-JPを上がる通行者に対し敵対的であり、流暢な日本語や雄叫びを上げて威嚇を行います。通行者が威嚇を無視して通行を試みた場合、SCP-2069-JP-1は槍による攻撃や盾による防衛を行います。
SCP-2069-JP-1を殺害した場合には光の粒子となって空気中に散布し消失しますが、再度SCP-2069-JPの異常性を発現させた際には殺害されたはずのSCP-2069-JP-1が無傷の状態で現れます。なお、SCP-2069-JPを下る際やSCP-2069-JPの上空を飛行した場合には特異性を発現させません。

200█年8月27日に一寸木博士の旅行帰りの際にSCP-2069-JPは発見され、一寸木博士の自家用車を犠牲にSCP-2069-JPの特異性を認識して収容に至りました。

補遺1:SCP-2069-JPの付近を調査した結果、スパルタ兵士を模倣した高さ50cmの石像が地中から発見されました。石像を撤去しようと試みましたが、物理的撤去は失敗に終わりました。現在この石像はSCP-2069-JPの特異性を発現させる要因であると推測されています。

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