SCP-2074-JP
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アイテム番号: SCP-2074-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2074-JPはサイト-8144の低脅威度物品収容コンテナ内に保管されています。予期せぬ人的損害を避けるため、SCP-2074-JPを用いた実験を行う際はコンテナごと無人実験場へと輸送し、周囲15,000mから被験者を除く全人員を退避させてください。SCP-2074-JP-Aの有する認識災害への曝露を避けるため、回収から24時間以内のSCP-2074-JP-Aを調査する場合にはカメラ映像を経由してください。

oven

SCP-2074-JP

説明: SCP-2074-JPは製造元不明の大型業務用ガスオーブンです。構造面において一般的な業務用ガスオーブンとの明確な差異は認められません。SCP-2074-JPの異常性は炉内に安置した物体を300度以上の温度設定で加熱した際に発現します。加熱開始から10分が経過すると内部の物体はSCP-2074-JPの周囲半径約15,000m以内に存在するいずれかの人間(SCP-2074-JP-Aと指定)と瞬間的に入れ替わります。SCP-2074-JP-Aは入れ替わる前の体勢に関わらず、前のめりに蹲るような姿勢で出現します。SCP-2074-JP-Aの出現から3分間、不明なメカニズムによってSCP-2074-JPの扉は閉じた状態で固定されます。その間、内部の加熱は継続され多くの場合でSCP-2074-JP-Aは死亡、もしくは重度の火傷を負います。SCP-2074-JP-Aの出現から3分間が経過するとSCP-2074-JPの扉の固定は解除され自発的に開放します。加熱中に内部から発せられる音と加熱後のSCP-2074-JP-Aの肉体に見られる傷等から、加熱されているSCP-2074-JP-Aが脱出を試みた痕跡が認められますがSCP-2074-JPの内部に破損は発見されていません。加熱中のSCP-2074-JPの内部空間は一定の物理耐性を有していると考えられています。

SCP-2074-JP-Aを出現から24時間以内にを直視した対象はSCP-2074-JP-Aを"食用肉である"と認識します。曝露した対象から認識の変容を取り除く事は不可能ですが、SCP-2074-JPを撮影した写真に対しては認識の変容が見られないことが確認されています。SCP-2074-JP-Aの認識災害に曝露した対象はSCP-2074-JP-Aの生死に関わらずその肉体を通常の食用肉として解体、摂食します。この認識災害は記憶や思考に影響を及ぼし、対象はSCP-2074-JP-Aを摂食することについて一切の疑念を持ちません。また、SCP-2074-JP-Aを摂食することについて疑念を抱かない一方、人肉食に対する認識やイメージは曝露前から変化しません。SCP-2074-JP-Aの有する認識災害はSCP-2074-JP-Aに関係する極めて限定的な認識を変質させるものであると考えられています。

dinner

通報の要因となった写真(画像編集済)

SCP-2074-JPは1999年7月18日に福島県[編集済]市の警察に寄せられた「自宅で撮影した写真に焼死体のようなものが映っている」という通報によって捕捉されました。通報を受けた警察官が通報者の男性の自宅を訪れたところ、室内で18体の焼死体を発見しました。これにより男性とその妻には殺人の疑いがかけられ、地元警察によって連行されました。

警察による司法解剖の結果、腐敗が激しく解剖が困難だったものを除き、死因の半数以上は熱傷ショック1であり、その他にも敗血症、多臓器不全、栄養失調が死因と見られる死体も確認されました。調査の結果、これら18体の死体の多くは過去2年間に発見場所周辺で行方不明となっていた人物である事が判明しました。地元警察はこの事案を大量殺人事件と位置づけ、捜査を開始しました。その後、警察の鑑識中の事故によって偶発的にSCP-2074-JPの異常性が判明し、警察内部のエージェントによって財団に報告されました。財団の介入後、捜査に関与した警官と地域住民、発見者の男性とその一家に対して大規模な記憶処理措置が行われました。この事件は手口の残虐性と大量殺人という特殊性から地元警察によって報道規制が敷かれており、財団による情報操作と隠蔽は迅速に行われました。

居住していた男性に対して行った聞き取り調査によると、SCP-2074-JPは住居を購入した時点で備え付けられていた事が判明しました。記録上、SCP-2074-JPの設置を行ったとされる施工業者は存在せず、住居の建築に関与した工事関係者もどの段階で設置されたのかを認識していませんでした。SCP-2074-JPの設置時期は不明であり、その設置意図も不明です。

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