SCP-2082-JP
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SCP-2082-JP.

アイテム番号: SCP-2082-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2082-JPはサイト-81██にて通常の鳥類種と同様の方法で、飼育・管理されます。SCP-2082-JPが産卵した場合、耐爆ユニットに収容の上、個体数維持に必要最低限な数以外を破壊してください。自然に生息するSCP-2082-JPを発見した場合、速やかに駆除し、付近から卵を捜索してください。卵が発見された場合は耐爆ユニットに収容の上、破壊してください。SCP-2082-JPの卵による被害が民間に出た場合、カバーストーリー「不発弾」を適用し、SCP-2082-JPに関する情報を隠蔽してください。

説明: SCP-2082-JPは何者かに異常性を付与されたと考えられている、体長20~25cmのウグイス(Horornis diphone1です。

SCP-2082-JPは、あらゆる非異常性の物質よりも高い耐爆性を有しており、既存の如何なる爆薬も用いても傷をつけることは不可能です。しかしながら、爆発以外への耐性は非異常性のウグイスと同程度であり、例としてナイフや銃器を用いた殺傷は問題なく履行することが可能です。

SCP-2082-JPは、主な産卵時期である初夏になると、それまで住処にしていた巣から1kmほど離れた場所に移動し、5日〜7日ほどその場所に滞在するという特異な行動を見せます。その際、その場所が産卵場所として相応しいかの選定を行なっているようですが、選定の基準は判明していません。その場所が産卵場所として相応しいと判断された場合、SCP-2082-JPはその場所に卵を産み落とし、その場所を去ります。この時、目印として自身の羽根を1枚残していくことが確認されています。その後、卵は10~12日ほどで孵化し、その際にTNT██g分のエネルギーを放出します。雛は前述の耐爆性により一切の外傷なく生存し、戻ってきた親鳥の背に乗る形で、元々住処としていた巣へと運ばれ、通常のウグイスと同様に親鳥により生育されます。SCP-2082-JPはこれを一度の産卵時期に4~6回ほど繰り返します。

現在、自然界に存在するSCP-2082-JP、その卵、並びにSCP-2082-JPを作り出した人物は機動部隊や-11("四害駆除運動")により日本全土に渡り捜索・駆除されています。

発見経緯: SCP-2082-JPは、「森から爆発のような音がした」という通報を受け、財団のエージェントが捜索した結果、森林に小規模な爆発跡と、爆発跡の中心にいたにも関わらず、一切の傷がないウグイスの雛がいたことにより、発見へと至りました。また、この発見により日本で起きた█件の原因不明の爆発事故現場から回収された外傷のない卵の殻が、SCP-2082-JPのものであることが判明しました。

補遺: 以下は、SCP-2082-JPの卵による爆発事件の被害者とされる上田██氏のSCP-2082-JPに関連すると思われるSNSへの投稿です。

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