SCP-2089-JP
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本報告書は反ミーム部門の管轄で管理されています。

アイテム番号: SCP-2089-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在、SCP-2089-JPが存在する市立██スポーツセンターおよび該当施設の管理を行っていた██市市役所、地方自治体は財団が管理し、県庁、市役所内に潜入させたエージェントによって運営されています。市立██スポーツセンターは完全に封鎖し、一般人の侵入および収容対象の脱走を防止して下さい。SCP-2089-JPへの接触は禁止されます。

施設管理の役職を割り当てられている一般人8名はサイト-8100の管理下に置かれ、該当サイト内で拘束されています。

現在、SCP-2089-JPを含めた情報の隠ぺい、抹消、関係者への記憶処理と並行して機動部隊を動員した戦闘作戦が継続中です。なお作戦記録は全て保管し、実行作戦記録と人員の記録に何かしらの齟齬が確認されたとしても破棄、修正しないよう注意してください。

市立██スポーツセンターの職員以外でSCP-2089-JPの概要を知る人物を発見した場合は速やかに収容し、プロトコル「記録処理」および「終了処理手順」に則って対応して下さい。

説明: SCP-2089-JPは██県██市の市立██スポーツセンター内に存在する成人男性の死体です。対象は死後3年ほど経過したと思われる腐乱状態を維持しており、常に活動しています。SCP-2089-JPは基本的に施設内のバスケットコート内でシュートやドリブル等の反復行動を継続して、人間が近づいた際は試合形式でバスケットボールのルールに則り行動します。現在、SCP-2089-JPの活動を抑制する試み1を実施しましたが未だ成功していません。

SCP-2089-JPは視認した人間に対して認識災害を引き起こし、「対象オブジェクトは市立██スポーツセンターの備品である」という認識を植え付けます。この異常性は映像越しでも発生し、対処法として財団製の記憶補強剤の服用と標準対認識災害訓練履行済み職員の動員が推奨されています。なお、これらの異常性はSCP-2089-JPを視認する事が発現条件となるため、第三者からの情報開示(口伝や文章等)による認識には影響を与えません。

人間が対象オブジェクトと試合を行いかつSCP-2089-JPが所持するバスケットボールに接触した場合、実際に施設を利用した人間の人数と施設利用記録に記載されている人数に大幅な齟齬が生じます。主にこれらは実際に施設を利用した人数が施設利用人数記録の数値の方よりも減少する傾向にあり、これらの影響もSCP-2089-JPの認識災害に起因する影響であると推測されています。現在、██市の人口数にもこれらの影響が見られ、主に施設を利用した子供の人口数の減少が顕著に見られます。

現在、SCP-2089-JPを移動させる試みは前述した異常性に伴う存在しない機動部隊の記録や実施されていない作戦記録の出現という事象により阻害されています。その為、財団は市立██スポーツセンター全体を管理下に置くことで収容状態を維持しています。

SCP-2089-JPの出現は歴代の施設管理者の証言などから市立██スポーツセンターが開設されてから5年程経過した1999年█月█日からであると予想されており、現在もこれらの調査が継続されています。

発見経緯: SCP-2089-JPは2016年█月█日に行われた██市の人口調査の際に発覚した数値上の異常を切っ掛けに発見されました。当時、██市では県主導で行った人口調査において██市の所有する総人口数の記録と実際の人口数にいくつかの誤りがあるという問題が頻発しており、これを不審に思った財団調査部は現地調査を実施しました。またこれと同時期に放映された該当地域のニュース番組にて、ジュニアバスケットボール選手権に参加した選手が上達の秘訣は何かという質問に対し「██市スポーツセンターに設置されている自立型の練習器具である」という発言を行った事によりさらなるに異常現象発生の可能性が示唆されました。これにより該当施設および██市市役所と自治体の調査を行い、結果、SCP-2089-JPの発見と前述した問題に対して██市は事態を察知していたにもかかわらず黙認していた事が明らかとなりました。

なお調査開始当時、██市スポーツセンターへと派遣した第一調査団からは異常物品は発見されなかったという報告があがり、担当研究班は大規模な認識災害の影響を懸念し対認識災害エージェントを派遣する事で対象オブジェクトの記録に成功しました。この際、調査部隊の人員配置と記録に問題が発生し、エージェント1名の派遣であったにも関わらず記録上は3部隊5名編成での派遣でかつ計4回の作戦活動が行われていたという記録が確認されました。これに対して財団はすぐさま施設を一時閉鎖する事で分析作業を実施。収容チームと研究班が到着し、前述した異常性の全貌が明らかとなりました。

現在、██市スポーツセンターの運営状況には幾つか不審な点があり、「██市から派遣された職員を常に8名に限定している」「各部署の管理室を六角形状の施設の対角線状に配置し、かつバスケットコートが施設の中心に設置されている」「定期的に職員の入れ替わりが行われている」などがあげられます。この事から██市はSCP-2089-JPの異常に関与している事が推測され、財団による監視が行われています。

補遺: 以下は施設従業員へ行ったインタビューの記録です。

追記: エージェント・porukaの失踪後、市立██スポーツセンターにてエージェントと同様の姿形をした新たなSCP-2089-JP個体が施設内に出現しました。また、エージェント・porukaがインタビューを行った人物らに関しても全員の失踪が確認されています。

現在、該当区画周辺の記憶処理作戦と関連情報の抹消作戦、SCP-2089-JPの概要を知る人物の捜索が継続されていますが、SCP-2089-JPの活動抑制には至っていません。その為、市立██スポーツセンター内での交戦作戦も継続されていますが未だ膠着状態が続いています。

なお、上記作戦の完全終了後、全職員はSCP-2089-JPに関連する全ての情報の記憶処理が義務付けられています。それに伴い、本報告書も抹消されます。

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