SCP-2090-JP
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アイテム番号: SCP-2090-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2090-JPは現地で収容されます。植生域はコンクリートの塀で覆われ、山管理所に偽装されます。それぞれ5つのSCP-2090-JP種子サンプルが常に財団で保管され、SCP-2090-JPの繁殖実験はSCP-2090-JPの数が減少した場合にのみ許可されます。

説明: SCP-2090-JPは要注意団体″みどりのだいちプロジェクト1″によって作製された異常性を持つタンポボ群(Taraxacum platycarpum)です。SCP-2090-JPはシロバナタンポポやカントウタンポボなど様々な種類が確認されており、種類ごとにSCP-2090-JP-1~8までのオブジェクト指定がなされています。特筆すべき事項として全てのSCP-2090-JPは在来種であることが挙げられます2。現在は最初に新潟県五泉市護摩堂山で確認されたカントウタンポポ種のSCP-2090-JPにSCP-2090-JP-1指定が割り振られています。

SCP-2090-JPは破壊耐性を持ち、枯死や損傷の様子は現在まで確認されていません。また、SCP-2090-JPは自然環境下で花を咲かせず、常に冠毛の付いた種子3を付けた状態です。この種子は風が吹いた場合でも、後述の異常性発現時を除き飛翔しません。ただし、これらの特性は植生域付近では発揮されず、域外に持ち出されたSCP-2090-JPは一般的なタンポポと同様の振る舞いを見せます。

SCP-2090-JPの異常性は人間によって種子が吹かれた時に発現します。風圧によって分離した種子は、想定される本来の軌道とは無関係に人間の耳孔を目がけて飛行します。耳孔に侵入した種子は、鼓膜などの諸器官を通過し4脳に到達します。

到達した種子は脳に根を張り、脳を養分として成長します。SCP-2090-JPの苗床となった脳はSCP-2090-JPの成長と共に萎縮します。脳が萎縮した対象の行動はアルツハイマー病の症状と酷似しており、一般人の脳でSCP-2090-JPの種子が成長していた場合、病院のCTスキャンなどで種子が発見されることが殆どです。

SCP-2090-JPは約3週間かけて平均35%まで脳を萎縮させます。その後SCP-2090-JPは頭蓋骨の空いた空間に花を咲かせ、その成長過程で対象の頭蓋骨を破壊します。SCP-2090-JPの花弁が確認できるのはこの成長過程のみであり、対象の頭部を切開した場合急速に枯死するためSCP-2090-JPの花弁サンプルの取得には未だ成功していません。頭蓋骨を破壊された対象はこの時点で死亡します。

頭蓋骨を破壊した後、SCP-2090-JPは種子を生み出します。これらの種子は対象の毛根から出現し、十分に成長した後風に乗って飛翔します。頭部から出現した種子から成長したタンポポは異常性を持ちません。

発見されたSCP-2090-JP-1~8の付近にはいずれも看板が立てられていました。文章は異なりますが、その趣旨はいずれも自然保護を呼びかけるもので一致しています。以下は最初に発見されたSCP-2090-JP-1のそばに立てられていた看板の内容の写しです。

自然を守りましょう!

今、日本固有のタンポポは外来種のタンポポによって生存を脅かされています。子供たちに日本のタンポポを引き継いでいくために、種の保全活動にご協力ください。

みどりのだいちプロジェクト
在来タンポポ植生域拡大計画部

SCP-2090-JPは新潟県五泉市の児童4名が連続して死亡した事件によって発見されました。児童らが通っていた小学校では行事として護摩堂山登山を行っており、その際にSCP-2090-JPの影響を受けたものと思われます。児童が死亡した場所は病院内であったため種子の拡散はありませんでした。

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