アイテム番号: SCP-2099-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-2099-JPの発生が確認された場合、カバーストーリー「猟奇殺人事件の発生及び犯人の逃走」を流布し、SCP-2099-JPの発生した地区の近隣住民の外出をなるべく控えさせてください。また、SCP-2099-JP発生現場は被害者の遺体が消失するまで完全に封鎖されます。
説明: SCP-2099-JPは主に9月から次年の1月の間に外出している人物に無差別に発生する異常現象です。SCP-2099-JPの発生割合はホームレスや幼児などの社会的弱者や非力な人物に多いことが確認されていますが、一般的な人物にも発生が確認されています。以下、SCP-2099-JPに巻き込まれた人物を被害者と呼称します。
SCP-2099-JPが発生すると、被害者は付近に存在する固定された状態の鋭利な物体の元へ、胸部や腹部といった身体の中央部分を貫通され、死亡した状態となって転移します。付近の防犯カメラから、被害者は転移前に一定時間消失していたことが確認されています。
転移後、被害者の遺体は次年の1月までの間未知の手段によってその位置に固定され、不定期に消失します。被害者の遺体の移動はいかなる手段を試みても不可能でした。
SCP-2099-JPの存在は2008/09/10に発生したホームレスの不審死を初めとし、立て続けに発生した連続猟奇殺人事件及びその遺体に発生した異常性によって判明しました。
SCP-2099-JPの発生の要因及び防止策は現在調査中です。
補遺: 稀にSCP-2099-JPの被害者の遺体が1月を過ぎても消失しないケースが存在することが確認されており、遺体の撤去案を現在考案中です。