SCP-2115-JP
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アイテム番号: SCP-2115-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2115-JPはサイト-8149の低脅威度物品収容ロッカーに収容されます。実験にはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員1名以上の許可が必要です。

説明: SCP-2115-JPは石膏で作られた男性の胸像です。台座を合わせて高さ1.8mであり、顔の特徴からモンゴロイドの男性をモデルにしていると思われます。また、両目の部分には人間の眼球がはめ込まれていますが、それらは一切死後の人間に見られる症状や劣化の兆候を示していません。

SCP-2115-JPの顔面を視認(写真や映像などの間接的な手段を含む)した人物は能動的に、とりわけ当該人物が趣味として取り組んでいる物事に対して、以前よりも顕著に高い意欲を示すようになります。この影響の強さは時間の経過に伴って増大していくことが明らかになっており、視認から半年から1年ほど経過すると、起床時は常にこれらのことを考えるほどになります。また、影響を受けた人物と1ヶ月程度に渡って継続的に接触することで、SCP-2115-JPを視認する方法によらず他者に伝染することも確認されています。これらの精神影響は全てAクラス記憶処理によって解消することが可能です。

SCP-2115-JPは要注意団体「Are We Cool Yet?」に所属するPoI-81-598(″吉岡譲″)の活動拠点を襲撃した際に回収されました1。しかしながらPoI-81-598の確保には失敗したため、現在も行方を調査中です。

補遺1: SCP-2115-JPの眼球を解析したところ、PoI-81-598を中心とした超常芸術サロンの構成員である成宮雄太氏のものであることが判明しました。以下は成宮氏の自宅を調査した際に押収された、異常物品の抜粋です。

補遺2: PoI-081-598の活動拠点襲撃の際に確保されたAre We Cool Yet?構成員3名のうち、古賀夏彦氏がPoI-81-598のサロンに所属していることが判明しました。以下は古賀氏に対して行われたSCP-2115-JPに関するインタビューの記録です。

補遺3: 成宮氏の自宅を再度調査したところ、成宮氏が自殺する直前に書いたと思われる手紙、およびPoI-81-598から成宮氏に宛てた手紙が発見されました5。原本はそれぞれ文書-2115-1、文書-2115-2として保管されています。

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