SCP-2124-JP
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アイテム番号: SCP-2124-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2124-JPはサイト-8125の低驚異度物品収容ロッカーに付属の充電器により充電された状態で保管されます。動作確認の為、スケジュールに沿って起動操作が行われます。SCP-2124-JPの実験はクラスⅤ耐爆実験室で行われなければなりません。また、2021年10月6日21時33分以前に設定する場合は実験管理局の承認が必要です。現在、SCP-2124-JPを用いた実験は禁止されています。

説明: SCP-2124-JPは黒色のスマートフォンです。形状はSONY製████████(██████1)に酷似し、内部機構も完全に同一です。しかし、機器表面の社名のロゴから部品のシリアルナンバーに至るまで、一切の刻印が存在しません。

SCP-2124-JPは電源ボタンを押すと時間設定画面が表示されます。ここでは西暦の年月日と秒単位までの時間を指定できます2が、現在時刻より過去の時間しか設定出来ません。なお、起動中は極めて強固な物理耐性を得て解体不能となり、充電も不可能となります。

設定完了後、SCP-2124-JPは設定された時間に撮影を行い、写真を画面に表示します。撮影場所は設定された時間にオブジェクトが存在していた位置であり、撮影方向はカメラが向いていた方向となります。写真はオブジェクトに搭載されている24mmの標準レンズで撮影されたものと考えられます。

写真が表示された画面に30秒以上生物が接触し続けると内部に侵入できます。SCP-2124-JP内部は撮影範囲外にも空間が広がっており(以下、オブジェクト内の空間をSCP-2124-JP-αと呼称)、状態は基底世界の設定時間の環境と一致します。SCP-2124-JP-αの時間は停止していますが、内部に侵入した生物は幽体状となり活動が可能です。ただし、内部の物体への物理的干渉は出来ません。侵入時は画面に吸い込まれた後、SCP-2124-JP-αに存在するSCP-2124-JPのカメラから排出されます。脱出時はSCP-2124-JP-αに存在するSCP-2124-JPの画面3に触れることで基底世界のSCP-2124-JPのカメラから排出されます。

SCP-2124-JPはもともと、起動後に異常な物理耐性を得るスマートフォンとしてAnomalousアイテムとして登録されていましたが、偶発的な事故によりSCP-2124-JP-αの存在が判明。数度の調査の後、2021/10/06にSafeクラスのオブジェクトとして再分類されました。

SCP-2124-JP-α内侵入実験記録

当実験記録はAnomalousアイテム時代のものですが、特別収容プロトコル制定に合わせ、用語を変更しています。

実験記録2124-JP-001

実行日時: 2021/09/01 13:00~18:00(JST)

設定日時: 2021/08/31 13:00:00(JST)

侵入実行者: エージェント・██ / エージェント・████

実験目的: SCP-2124-JP-αの探索

実験結果: 寸分違わず世界が再現されていることを確認。なお、2番目に侵入を試みたエージェント・████は侵入出来ず。

追記: 2/28の実験指定時間に財団の全ての探索機器を用いて調査実行者の観測を試みました。結果的には8/31 13:00:00から0.3ミリ秒間、エージェント・██の脳波が検出されました。これにより、SCP-2124-JPは実時間軸上の過去に跳躍していると結論付けられました。

告知: 同時に2名以上の侵入が不可能であることから、視認等で有害な効果を発揮するオブジェクトへの接近を禁止します。

実験記録2124-JP-002

実行日時: 2021/09/02 10:00~15:00(JST)

設定日時: 2021/09/02 09:00:00(JST)

侵入実行者: エージェント・██ / エージェント・████

実験目的: SCP-2124-JP-αへの同時侵入調査 / SCP-2124-JP-α内での認識災害オブジェクト4への曝露実験

実験結果: 実験実行者両名が同時にSCP-2124-JP-αへ接触するものの、エージェント・██のみが侵入に成功。後の測定の結果、エージェント・██の接触が2ミリ秒早かったことが判明した。 エージェント・██はそのまま曝露実験を敢行。認識災害は発生しなかった。

追記1: 同時接触はこれ以上厳密に合わせ込む事は不可能と判断し、以後類似の実験は行いません。曝露実験で得られた情報を元に、次回は異なるアプローチで実験を行います。-紺野研究員

追記2: 紺野研究員の申請を棄却する。Dクラスは情報漏洩の観点から本オブジェクトの実験には使用を許可しない。また、ミーマチックオブジェクトの使用も許可しない。記憶処理をすれば済むという話ではない。 -芳山実験管理官

実験記録2124-JP-003

実行日時: 2021/09/07 05:00~22:00(JST)

設定日時: 2021/08/31 13:00:00(JST) / 2021/09/02 09:00:00(JST)

侵入実行者: エージェント・████

調査目的: 既にSCP-2124-JP-α侵入イベントを起こした時間への再度の侵入

調査結果: 写真は表示されたものの、SCP-2124-JP-αには侵入出来ず。

SCP-2124-JP実験インシデント記録

インシデント記録2124-JP-002inc

発生日時: 2021/10/07 09:01(JST)

発生状況: 2021/07/23 23:00(JST)へのSCP-2124-JP-α侵入実験中に発生

被害: 侵入担当者エージェント・████消失 / St-12実験棟の施設関係者██名死傷 / St-12実験棟全壊

概要: 手順に沿って時間設定を行ったところ、数秒の間をおいて黒色の画面が表示された。エージェント・████が画面に接触したところ、直後に17km/sの速度でSCP-2124-JP-αに吸い込まれた。瞬間的に発生した熱と衝撃波により実験棟は壊滅。多数の死傷者を出した。SCP-2124-JPは無傷で回収されたが、エージェント・████は帰還しなかった。

分析: SCP-2124-JP-αはAnomalousアイテム収容ロッカーに繋がる予定でした。実験以前と比較してSCP-2124-JP本体に特段の変化は無く、何か異常性に影響を与えるようなイベントも確認されていません。異常性調査の為、追加の実験を実施する必要があります。

追記: 今後、通常のSCP-2124-JP-αは「SCP-2124-JP-α-1」、黒色のSCP-2124-JP-αは「SCP-2124-JP-α-2」と呼称されます。

補遺: 間宮博士による中間報告が実施されました。
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