アイテム番号: SCP-2138
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2138は、気密ボックス内にある密閉された加圧缶に収容されています。ボックスはサイト-73の標準収容ロッカーに保管されています。加圧缶内の圧力センサーは、ガス漏れがあった場合、職員へ通知するようにプログラムされています。
ガス漏れ、または収容ロッカーを開く必要のあるいかなる指示への対応は、サイトにある工業用真空システムを操作するために訓練されたレベル1の担当職員が行います。SCP-2138による収容違反が発生した場合、レベル3以上のセキュリティクリアランスを持つすべての職員は直ちにサイト-73から避難してください。SCP-2138に曝露した人物は隔離され、サイト管理者の指示があるまでは処分は保留中されます。
SCP-2138の研究は、インシデントSCP-2138-1をもって終了しました。インシデントSCP-2138-2の結果、さらなる研究のために利用可能なSCP-2138-Aの実例はありません。
説明: SCP-2138は、組成不明な水色で無臭のガス状物質です。この物質は通常の大気ガスに対して科学的に不活性であり、非可燃性で急速な拡散速度を示します。初期のガスクロマトグラフィーの結果は結論が出ず、SCP-2138のさらなる物理的及び化学的特性は確立されていません。SCP-2138は、財団のフィールドワークで”自白剤”として使用される現在の精神活性物質に代わる、より有害性の低い代替物を合成しようとするアイザックス博士の試みの副産物として生成されました。1
SCP-2138への曝露または吸入により、試験した動物検体に有害な物理的影響はありませんが、この物質に曝露された人物はSCP-2138-Aと呼ばれる異常な影響を示します。SCP-2138がすべての知性ある実体に対して同じ異常影響を持っているかどうかは不明です。
SCP-2138-Aは、暗色の長方形(約45 × 30cm)の外観で被験者の頭上に構成されています。図形には、連続した短い文が明るい黄色のテキストで表示され、時間とともに繰り返されます。各声明は、被験者のみ、または被験者と他の限られた集団に知られている情報を開示しています。この影響は永続的なもののように見えますが、被験者の知識が変化すると、表示される声明の内容に影響します。SCP-2138-Aは被験者には見えておらず、SCP-2138-Aと物理的に対話しようとする試みは被験者に有害であるように思われます。