SCP-2144-JP
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アイテム番号: SCP-2144-JP

オブジェクトクラス: Euclid Safe

特別収容プロトコル: SCP-2144-JPはネットワークから完全に遮断されたコンピュータ上で保管されています。収容コンピュータは実験時を除いてサイト-8144の電波暗室に保管してください。実験はサイト管理者による認定を受け、クリアランスレベル3以上の専門技師2名の監督下で行ってください。SCP-2144-JPの収容違反が認められた場合、サイト内の全ネットワークで自己学習アンチ-マルウェアプログラムを起動しSCP-2144-JPを隔離してください。隔離後のSCP-2144-JPに対してはプログラム解析を行い外部へと発信された疑いのある情報を算定、報告してください。

これに加え、SCP-2144-JPの複製がコンピュータ/ネットワーク上に潜伏している可能性を考慮し財団内部ネットワーク("SCiPnet")上での常時スキャニングが行われます。スキャニングにより複製の存在が判明した場合、即座に自己学習アンチ-マルウェアプログラムによる封じ込めを実行してください。

Face

エージェント・クリストファー=コックスの生前の画像

説明: SCP-2144-JPはコンピュータ/ネットワーク上で活動する情報知性体です。SCP-2144-JPは成人のヒトと同程度の高度な知性と自我を有しており、標準的な日本語や英語を用いたテキストの表示、多数のファイル形式による意思疎通とデータの入出力が可能です。SCP-2144-JPは自らを1992年に殉職した財団エージェントである"クリストファー=コックス"であると自称します。これに加え、SCP-2144-JPはコミュニケーションを図る際に切り抜かれたエージェント・コックスの画像を表示します。これらの画像の多くは出自が不明ですが、一部の画像は財団の保有する画像データベースから抽出されたものであることが判明しています。SCP-2144-JPは財団に対して非常に敵対的であり、財団データベースの秘匿領域に対して積極的に攻撃を加えることが認められています。

SCP-2144-JPの言動などからSCP-2144-JPの有する自我はエージェント・コックスを模倣したものであると考えられています。エージェント・コックスは1992年にサイト‐8144での偶発的な事故で死亡するまで職務態度、忠誠度評価において共に優秀な職員でした。SCP-2144-JPの由来は不明ですが、財団人事部のサーバー内の情報から人格を学習し模倣したものと考えられています。

SCP-2144-JPは非常に高度なハッキング能力を有しており、情報のコピーと解析を能動的に実行します。この際、多くの機密漏洩防止の手段はSCP-2144-JPによるプログラムの破壊/改竄によって機能を喪失します。SCP-2144-JPは一部未解明のシステムを含む自己学習機能を有しており、常に環境に適応するための機能の最適化と改善を繰り返しています。通常の情報遮断措置、マルウェア対策ソフトを用いた場合でもSCP-2144-JPの自己学習によって、ほとんどの場合で無力化されるか突破されます。

コピーと解析を完了したSCP-2144-JPは解析済みの情報を、独自発達させたと思われる耐量子暗号に変換し侵入したコンピュータを用いて外部へと送信します。SCP-2144-JPによって発信された情報は通信衛星、世界各地の無線通信装置をランダムに経由しており追跡の試みは失敗しています。完全な解析を終了したSCP-2144-JPは自らのプログラムを複製し、メール機能等で文書ファイルなどに偽装した自己プログラムを添付して財団内の他の端末へと送信/伝播します。また、オフライン下においては有線接続されたコンピュータやUSBメモリ、SDカードなどに侵入することで他のコンピュータへと侵入します。

SCP-2144-JPは2017年1月4日にサイト‐8144で発見されました。発見当日、同サイトで人事部門の管理サーバーが一斉停止する事例が報告されました。サイバー技術班が人事部門のサーバーを確認したところ、SCP-2144-JPが発見されました。SCP-2144-JPは財団データベースの秘匿領域に侵入しており、366人分のサイト職員の個人情報、98件のオブジェクト報告書、解読不明な23899件の暗号化ファイルを外部へと送信していました。送信された情報の追跡が行われましたが経由された端末が膨大かつ複雑であったため最終的な送信先の特定には至りませんでした。サーバー内のSCP-2144-JPは自己学習アンチ-マルウェアプログラムによる封じ込めによって対処されました。SCP-2144-JPがどのような経緯でサーバー内部に侵入したのかは不明であり、敵対組織によるサイバー攻撃の可能性が疑われています。現在、セキュリティチームによる調査が進行しています。

また、SCP-2144-JPの伝播性により財団内部ネットワーク上にSCP-2144-JPの複製が存在する可能性が指摘されています。なお現在に至るまでSCP-2144-JPの複製の活動は確認されておらず、コンピュータ/ネットワーク上での監視が継続されています。





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