アイテム番号: SCP-2175-JP
オブジェクトクラス: Archon1
特別収容プロトコル: SCP-2175-JPの発生を抑制することは理論上可能ですが、これを抑制する試みはLK-クラス"捲られたヴェールLifted veil"シナリオを誘発する危険性が認められたことから現在無期限に延期されています。詳細は補遺3, 4を参照してください。
このため、プロトコルはSCP-2175-JP発生後の対応に焦点が置かれます。フィールドエージェントはSCP-2175-JP発生を目撃した人物の出現がないか継続的に監視を続けてください。SCP-2175-JP発生を目撃したと主張する人物が現れた場合、担当職員は速やかに目撃者にインタビューを行い、その発達段階および周辺環境に応じて適切なカバーストーリーの適用あるいは記憶処理を行ってください。
SCP-2175-JP-1は低脅威度物品収容室に収容してください。
説明: SCP-2175-JPは特定条件を満たした就寝中の人物に発生する、一時的な人体消失現象です。以下、SCP-2175-JPが発生した人物を「対象」と呼称します。
SCP-2175-JPの発生条件は以下の通りです。
- 対象が睡眠中である。
- 対象を目視している覚醒中の生後1514日以上の人間が存在しない。
- 対象と接触している覚醒中の人間が存在しない。
- 対象およびその周囲環境に対して触れようとする、声をかけるなど直接的な干渉を試みている人間が存在しない。
- 対象を電磁波2によって観測している観測機械が存在しない。
- 対象に対象の状態3を記録するような観測機械が取り付けられていない。
- 対象の地球上における相対座標を変化させるような物理的干渉が存在しない。
- 対象に対して損傷を加えるような物理的干渉が存在しない。
以上の条件を満たした状態で約312秒が経過すると、対象はその場で即座に消失します。このとき対象の着用していた衣服は同時に消失しますが、対象と接触していた寝具やその他の物品、睡眠中の人物などは通常の物理法則に従わず、対象が消失する以前と同様に振る舞います。
消失した対象は、条件を満たさなくなった場合その場で即座に再出現します。この際、同時に消失していた衣服なども再出現します。SCP-2175-JP発生の有無と、対象が夢を見るか否か、睡眠前後における体内ホルモン濃度の変化、睡眠中の急性疾患発生率などには関係性が見られなかったことから、SCP-2175-JPにより消失中であっても不明な方法により対象体内での生体活動は継続しているものと推測されています。
定義上SCP-2175-JPにより対象が消失している間は対象を目視、接触、観測することは不可能ですが、これを試みようと行動を実行に移した瞬間に上記条件を満たさなくなるものと考えられています。
補遺1: SCP-2175-JPの発生を目撃したとの主張は1988年頃より報告されていましたが、その全てが4歳以下の子供によるものであり信憑性に乏しかったこと、職員による追実験ではSCP-2175-JPの観測に至らなかったことなどから、本格的な調査は行われていませんでした。
SCP-2175-JPは2025年、財団技術開発部門によって反響定位空間音像測定器4のテストが行われている際に偶発的なインシデントによりその発生を観測されました。テストではこの測定器使用時の人体への影響を検証するべく、鎮静し睡眠中のDクラス職員を室内に配置しカメラによる監視と測定器による監視を継続していたところ、不慮の技術的トラブルにより監視カメラの映像が途切れるインシデントが発生しました。このとき測定器は正常に作動していたため、測定器による監視を継続しながら監視カメラの復旧作業が行われましたが、映像が途切れてから約312秒後に測定器上でDクラス職員が消失する事象が確認されました。これを受けてテストは即座に中止とされましたが、職員が測定室を解放し中を確認したところDクラス職員は消失前の状態のまま生存しており、測定器上では職員によって測定室が解放され、内部を目視しようとした瞬間にDクラス職員が再出現する様子が確認されました。
インシデント発生後、以前よりの報告と合わせてこの人体消失現象がSCP-2175-JPと指定され、本格的な調査が開始されました。発生条件を調査するための実験が複数回施行され、またフィールドエージェントによりSCP-2175-JPの一般社会内での発生状況の調査が行われました。
補遺2: 以下は一般社会内においてSCP-2175-JPが発生した際の調査記録です。本件は東京都内在住の32歳女性、朝凪 詩音氏が「目が覚めたら自分が居なくなっていたと子供が泣いている」とSNS上に投稿していたことをフィールドエージェントが発見し、調査が開始されました。調査チームは都内で子育て支援を行うNPO法人に偽装して詩音氏に接触しています。なお詩音氏は3年前に離婚しており、現在は息子である朝凪 誠氏と二人で世帯を構成しています。
調査記録 2175-JP-212 - 日付 2025/11/21-11/22 -
対象: 朝凪 詩音、朝凪 誠(朝凪 詩音の息子, 4歳男児)
付記: 調査は詩音氏と誠氏を普段通り就寝させ、この寝室内に反響定位空間音像測定器を設置することによって行われました。室内の記録は一晩を通して行われましたが、本記録ではこのうちSCP-2175-JP発生前後の重要部分のみを抜粋して記載しており、途中の経過に関しては適宜中略しています。詩音氏および誠氏の行動についてはSCP-2175-JPの性質上音像測定器で観測可能な範囲以上の明確な映像記録を残すことは不可能であるため、その内容から一部行動を推測して記載しています。
<記録開始>
21:12: 詩音氏が誠氏を寝かせつけている。21:20: 誠氏の体動が消失し、この時点で就寝したと推測される。詩音氏はこれを見届けると、誠氏に背を向け自身も就寝しようとする。詩音氏は誠氏に背を向け、非接触の状態になっている。
21:25: 誠氏が消失する。このとき、誠氏にかけられていた布団は誠氏が存在している時と同様にふるまっており、物理法則に反して浮き上がった状態になっている。
21:32: 詩音氏の体動が消失し、この時点で就寝したと就寝したと推測される。
21:37: 詩音氏が消失する。詩音氏にかけられていた布団も同様に浮き上がった状態になっている。枕は詩音氏の頭が存在している時と同様に凹んだままとなっている。[その後約5時間にわたり二人の消失した状態が継続する]
2:42: 誠氏が出現する。誠氏は覚醒したと推測され、はじめ僅かに体動を見せる。その後布団から上体を起こす。詩音氏は依然消失状態にあるが、布団の移動は詩音氏が存在しているかのように行われる。
2:43: 誠氏は消失した詩音氏が存在していた空間を凝視する。このとき、誠氏は詩音氏の消失を確認したものと推測される。誠氏は周囲の空間を見渡した後、涙を拭くような素振りを見せる。
2:44: 誠氏が口を開き、何かを話しかけようとする。この瞬間、詩音氏が再出現する。誠氏は詩音氏の身体を揺すり、詩音氏が覚醒する。以降、しばらくの間詩音氏は誠氏の頭を撫でている。
3:12: 詩音氏と誠氏が再び就寝する。このとき、誠氏が詩音氏に抱きかかえられるような体勢になっている。
3:17: 詩音氏と誠氏が消失する。
8:56: 詩音氏と誠氏が出現する。詩音氏が覚醒する。
8:57: 詩音氏の体動により、誠氏が覚醒する。
[以降特記事項ないため省略]
<記録終了>
終了報告書: 翌日、詩音氏および誠氏にインタビューを行ったところ、誠氏は夜間の一時覚醒時に詩音氏が不在であったように感じたが、呼びかけたところすぐに現れたと主張しました。二人にはこの消失現象が起きていないように編集された映像記録を提供し、カバーストーリー「発達段階における母性への執着」を適用しました。
現在、SCP-2175-JPの一般社会における発生を抑制する計画"リビングキャット・オペレーション"が考案されています。これは特にSCP-2175-JPの露見可能性が高い、本例のような小児と親が同一の寝室内で睡眠を取っているような世帯が対象となる予定です。発生の抑制方法としては「対象のバイタル情報を記録するスマートウォッチの装着を推奨する」「防犯用として就寝中の寝室内の映像記録を保存させる」などが検討されています。
補遺3: SCP-2175-JPの起源を調査する試みの一環として、SCP-2175-JPが1988年頃から報告されるようになったことが注目されていました。これに関連し1988年前後に発生した種々の事柄について調査が行われていましたが、その中の一つとして1988年2月にアフリカのボツワナ周辺で観測された隕石と思われる火球の目撃情報が調査対象となっていました。
2026年5月8日、ボツワナ マカディカディ塩湖周辺において隕石の欠片である可能性の疑われる小切片(以下、SCP-2175-JP-1)が発見されました。調査の結果SCP-2175-JP-1からは宇宙線生成核種からのガンマ線を検出し、また組成調査の結果をふまえ石質隕石のL4普通コンドライトであることが判明しています。一方、SCP-2175-JP-1はこれを手に取った人物の脳内に一定の文章を想起させる異常性を有しています。この文章は手に取った人物の母語によって想起され、異なる母語を有する複数人が手に取った際にはそれぞれの脳内にそれぞれの母語において想起されることが判明していますが、その内容は常に一定です。
SCP-2175-JP-1
想起される内容は以下の通りです。
カタログの取り寄せありがとう! 今回紹介するのはこちら、悩めるクリエイターのための「発展型知性体演算負荷軽減セット」!
これを読んでくれているみんなはきっと、増えすぎた発展型知性体の演算負荷に苦しんでいるんじゃないかな? 生命系惑星の創造における醍醐味といえば発展型知性体を増殖・繁栄させて、その文明の発展を見守ること! だけど、発展型知性体の演算処理は物凄く大変だよね……。知性体の発展程度やその他の生物・生態系の演算負荷の程度にもよるけど、平均程度の惑星型演算機を使っている場合には10億くらいから、ハイエンド機を使っている場合にも50億を超えてくると限界が見えてくるし、100億が見えてくるくらいになると現行の最高スペック演算機でも処理が間に合わなくなって、不具合が生じてしまう。
きっと、みんなはこの限界に直面して頭を悩ませていることだと思う。いっそのこと大洪水でも起こして、知性体の数を減らしてしまおうと思っている人もいるんじゃないかな? けど、せっかくここまで途方もない時間をかけて育てあげてきた文明を崩壊させたくはないよね。
そんなみんなにお勧めしたいのが「発展型知性体演算負荷軽減プログラム」だ! このプログラムの理論はとってもシンプル! 発展型知性体の演算処理の中でも特に負荷の高い下層現実実体化描写処理を不要な対象で省略することで、総合的な負荷を大きく軽減させることができるんだ。
うん、みんなの言いたいことはわかるよ。下層現実実体化処理を省いたら発展型知性体がそれに気が付いてしまうし、感覚入力モジュールも上手く機能しなくなるから本人の思考様式にも異常が生じてしまう、そう言いたいんだよね。もちろん、その問題にもちゃんと対応しているよ。描写処理を省くのは発展型知性体が眠っている間だけ、それも他の発展型知性体に観測されていない間だけに限定しているんだ。直接的な観測だけじゃなく電磁波を用いた間接観測にも対応しているし、間接観測の手法については音波や██5波など知性体の技術発展レベル、使用感覚器に応じたオプションでも調節可能だよ! 感覚入力モジュールが機能していない間に致命的な障害を受けないよう、一定以上の物理干渉を受けた場合にも描写処理を再開するようになっているしね。
え? そんなに限定したら負荷軽減効果が薄れてしまうんじゃないかって? とんでもない! みんなが思っているよりも全体の中で眠っている知性体の割合はずっと多いし、眠っている知性体が他の個体と一緒にいる時、大抵はその相手も眠っていることが多いんだ。だから、このプログラムには想像以上の負荷軽減効果があるんだよ。しかも、今回みんなに紹介するのは最新版! 実は、前のバージョンまでは一つ大きな問題があったんだ。それが、幼体と一緒に生活している知性体の問題。幼体の睡眠パターンは不規則だから、寝ている成体の知性体を観測してしまって処理軽減効果を大きく低減させてしまうことが多かったんだよね。最新版では、知能発達が一定以下の幼体が観測した時には実体化処理の省略を中止しないようにしているんだ! 実体化処理の省略に気が付いても大きな影響を及ぼさない知能発達の程度は入念な実験でしっかり調査済みだから、安心して使用してほしい。
さて、最後にみんなが気にしているであろうお値段だけど……なんとなんとなんと、今回は大サービス! 通常12700████6のところ、先着で10名に無料でご提供するよ! 少しでも気になった君からの連絡、お待ちしています!
それでは!
P.S. ████7様へ。大変申し訳ないのですが、こちらのミスのため上層現実郵送の追跡が途中で途切れてしまいました。郵送の完了が確認できなかったため、念のため下層現実空間の知性体初期座標にも配送させていただいております。よろしくお願いいたします。
補遺4: SCP-2175-JP-1の発見後も、1988年前後に発生した事象の調査は継続して行われていました。
この調査の過程で、1987年後半から1988年前半にかけて全世界的に交通事故の発生頻度が上昇していたことが判明しました。またこの期間に「ノースウエスト航空255便墜落事故」、「タイ航空365便墜落事故」、「南アフリカ航空295便墜落事故」、「パシフィック・サウスウエスト航空1771便墜落事故」、「アビアンカ航空410便墜落事故」、「ラムシュタイン航空ショー墜落事故」といった重大な航空機事故が頻発していたことが注目されました。
交通事故の発生頻度上昇や重大航空機事故の頻発についてはこの期間のみに収束しており、当時は統計学的な観点から偶然性の範疇であると結論付けられていました。一方で、この中の一つである「タイ航空365便墜落事故」に関与していた管制官に対してNTSB8によって行われた当時の調査結果を再確認したところ、当時ヒューマンエラーとみなされていた管制官の行動に対して何らかの未知の異常性が関わっていた可能性が指摘されたため、この管制官に対して財団による再インタビューが実施されました。
以下はその際のインタビュー記録です。
インタビュー記録 2175-JP-1422 - 日付 2026/7/1 -
対象: チャルーム・ピヤポン氏(当時プーケット国際空港で勤務していた航空管制官。インタビュー時は71歳であり、既に退職している)インタビュアー: 金瀬研究員
付記: インタビューは民間テレビ会社のドキュメンタリー番組制作のためのものに偽装して行われました。チャルーム氏には匿名であることを条件として当時の管制不備について聴取するという名目で接触しています。
<記録開始>
[前略]
金瀬研究員: ではやはり2番機、香港ドラゴン航空203便との間隔が不十分であったことはあの事故の主要な原因の一つであり、その大きな理由はあなたの管制不備にあるということですね。
チャルーム氏: はい。あの事故のことは今でも一瞬たりとて忘れたことはありません。本当に申し訳なかった。
金瀬研究員: つかぬことをお伺いしますが、あなたは事故直後、NTSBの調査に対して少し気になることをおっしゃっていましたね。
チャルーム氏: 気になること、とは?
金瀬研究員: 管制不備の原因には、あなたがその直前に体験した奇妙な出来事が関係しているとか。
[チャルーム氏は5秒程度沈黙する]
チャルーム氏: どこでそれを?
金瀬研究員: 出所は明かせませんが、信頼できる情報源です。あなたの体験した奇妙な出来事というのはどのようなものだったのか、教えていただけないでしょうか。
チャルーム氏: あのことは、当時もお話しました。ですが、誰からも信じてもらえなかった。だからそれ以降、話すのをやめたのです。
金瀬研究員: ええ、そう伺っています。ですが、私は信じましょう。それがどのような内容だとしても。
チャルーム氏: [チャルーム氏はわずかに逡巡したような素振りを見せた後、口を開く] わかりました。
金瀬研究員: ありがとうございます。
チャルーム氏: あの日、あの時、私が航空管制に従事していた時に唐突に感じた違和感は、身体の重さです。
金瀬研究員: 身体の重さ? 病気というわけではないのですか。
チャルーム氏: はい。病気になったり、風邪を引いたりしたときとは明確に違う重さ。いや、重さというより、遅さ、でしょうか。とにかくあの時突然、全ての身体の行動にタイムラグがあるように感じ始めたのです。
金瀬研究員: タイムラグ、ですか。
チャルーム氏: ええ。指を動かそうとするとすぐには動かず、10秒程度してからようやく動く。指だけではありません。腕も、足も、表情ですらそうでした。脳がそうあれかしと指示してから、10秒程度の時間があってようやく動く。その間も意識は保たれているのに、身体だけが付いてこない。そしてそれだけではありませんでした。
金瀬研究員: 他にも何か?
チャルーム氏: はい。このラグの間に行おうとしていた動きが、今度は繰り返されるようになったんです。
金瀬研究員: 繰り返される?
チャルーム氏: ボタンを押そうと指を動かすと、10秒間指が止まった後、5, 6回連続して指がボタンを押してしまう。これはおかしいと思い医務室に行こうと足を動かすと、身体の動きとはお構いなしに足が動き、壁にぶつかってしまう。そんな異常現象に見舞われて、私はその場を満足に離れることもできなくなってしまったのです。
金瀬研究員: なるほど。そして、その間に例の航空機の管制をすることになったということですか。
チャルーム氏: はい。もっとも、当時このようなことを言っても性質の悪い言い訳にしか聞こえなかったことでしょうが。
金瀬研究員: わかりました。お話しいただきありがとうございます。
[金瀬研究員はインタビューを終了しようとするが、チャルーム氏がこれを引き留める]
チャルーム氏: 私の経験したことについて、当時はこれと言い表せる適確な語彙を持ち合わせていませんでした。起きたことに関しては今お伝えした通りなのですが。ですがあれから38年が経って、今ならちょうどこのような、と言い表せるようになったと思うのです。ただ、それが現実に起きたことに対して使うのはおかしな表現なものですから、少しお伝えするかどうか迷っていて。
金瀬研究員: 仰ってみてください。
チャルーム氏: あの時の私は、そう、まるで「処理落ち」していたようなのです。古いコンピュータを使って最新のソフトウェアを動かしているときの、クリックに反応せず、やっと反応したと思ったら何度もクリックされてしまう、あの感じです。当時の私は、まさしくそうでした。
金瀬研究員: なるほど。ありがとうございます。
[後略]
<記録終了>
終了報告書: 1987年から1988年にかけて発生した航空事故の内、関係者へのインタビューが可能だった中で類似現象の自覚を報告した例が複数確認されました。その発生時期や共通する異常性から、この現象はSCP-2175-JPとの関連性が疑われています。
SCP-2175-JP-1、および1987年から1988年にかけて発生していたことが疑われる異常性からSCP-2175-JPはArchonに指定され、"リビングキャット・オペレーション"は無期限に凍結されました。
SCP-2175-JPに関連して、現在地球人口の抑制に関する必要性が議論されています。SCP-2175-JPが発生したと考えられる1987年から1988年にかけて地球人口は50億人を突破しました。2026年現在の地球人口は約82億人です。ある瞬間の地球上において人類のおよそ5分の2程度が就寝中と考えた場合、SCP-2175-JPの対象となる人物は約33億人と考えられ、これを地球人口から引いた数は約49億人です。この数が1988年時と同様に50億を突破した場合、1988年時にチャルーム氏などに発生していたものと類似の事象が再度出現する可能性があり、またこの事象が1988年当時よりも拡大した場合にはLK-クラス"捲られたヴェールLifted veil"シナリオを誘発する恐れがあると指摘されています。



