SCP-2180
評価: +11+x
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アイテム番号: 2180
レベル1
収容クラス:
safe
副次クラス:
none
撹乱クラス:
dark
リスククラス:
notice

特別収容プロトコル: SCP-2180の位置する洞窟への入り口は鋼鉄製ハッチによって封鎖し、警備員はその周囲100メートルを巡視してください。洞窟系に繋がる他のあらゆる入り口は同様の手段で封鎖してください。洞窟への入り口を発見した、または洞窟系に侵入した財団職員以外の人物は、最も適切なカバーストーリー(完全な一覧は文書2180-1K9を閲覧してください)を適用して追い払ってください。SCP-2180を見た財団職員以外の人物に対してはクラスA記憶処理を施してください。カメラによって、壁画内の新たなイベントや起こり得る性質の変化を毎日監視してください。

説明: SCP-2180はオーストリア、█████の洞窟系に位置する洞窟壁画です。壁画は1本の洞窟壁面の、高さ10メートル、長さ16メートルの範囲を覆っています。SCP-2180が作成された時代は不明ですが、画風は初期人類によって描かれた旧石器時代の洞窟壁画に類似しています。用いられている顔料はその時代に典型的なものです。SCP-2180の左側には山が描かれ、その内部には網目のように洞窟が広がっています。この洞窟の深部にある1区画には「2067」の数字があり、これは壁面にアラビア数字で彫られています。山麓からSCP-2180の中央を覆う形で森が描かれており、その右側は草原となっています。上1/4には空が描かれ、太陽と月に類似したイラストが存在しています。SCP-2180内には旧石器時代の人類と動物が存在しています。SCP-2180の現在の観察に基づくと、これはこの時代の特定の場所や時間を描いたものではなく、様々な大陸の動物相が混在しています。

SCP-2180内の全ての生物には生命があり、環境またはお互いと相互作用することが可能です。人類は狩猟、食事、睡眠、火の使用、互いの交流を行うことが観察されています。動物は餌を食べ、動物種によっては狩りを行います。双方ともに繁殖行動が観察されています。植物は成長し枯死することが観察されています。水や飲水行動は観察されていません。動物はよく壁画の縁を越えて出入りしますが、人間がこれを行うことは稀です。

SCP-2180には昼夜があり、太陽と月は壁画の横から(右端から左端へ)昇り、沈みます。夜間には、空は洞窟の壁の色から暗灰色へと変化します。SCP-2180の昼夜サイクルは中央ヨーロッパ時間に対応しています。天候や月の満ち欠けは存在しないようです。

SCP-2180から得られた顔料に異常性質は知られていません。SCP-2180のウラン-鉛年代測定によると、壁画は既知のいかなる人類文明よりも古い25億年前のものであることが示唆されています。

補遺:

補遺-2: SCP-2180において観察された近未来のイベントの暗示するところより、その監視は高優先度とされています。[編集済]現場の警備が一時的に強化されています。

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