SCP-2201-JP

クレジット

タイトル: SCP-2201-JP - 無尽月導衆定款
著者: ©︎WagnasCousin
作成年: 2020

警告: 当報告書には精神影響を及ぼす情報が含まれているため、キネトグリフによる精神防護が義務付けられています。利用中の端末のカメラを起動し、3秒以内に早九字護身法を完成させてください。

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財団記録・情報セキュリティ管理局より通達

異常性の検証のためアーカイブされた過去のリビジョンを参照しています。
当リビジョンの記述は事実と異なる情報が含まれています。

— 財団記録・情報セキュリティ管理局

アイテム番号: SCP-2201-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2201-JPは当報告書内に収容されており、外部への持ち出しは禁止されています。

説明: SCP-2201-JPは要注意団体「無尽月導衆¹」の定款です。無尽月導衆は異常な手段で自身の組織の情報²に対して認識阻害性を付与していますが、SCP-2201-JPを認識した人物（以後SCP-2201-JP-1と表記）はそれらの情報を正常に理解できるようになります。SCP-2201-JP全文は以下の通りです。

一つ、 生き延びてこそ浮かぶ瀬もあれ。夏草の夢となることなかれ。
一つ、 夜闇に隠れ潜むこそ忍びの在り方なれ。公に姿を晒すことなかれ。
一つ、 己の業の消えゆくこそ口惜けれ。後に継ぎ、絶やすことなかれ。
一つ、 他流への敬意を失わば業は鈍りゆく。研鑽に努め、常に鋭くあれ。
一つ、 伝統を疎かにせば足元を掬われん。古きをたずね新しきを知れ。
一つ、 己の力を過信せば即ち死あるのみ。凡ゆる勤めに最善を以って行え。
一つ、 衆に活かされ衆を活かすを心得よ。欺きを業とせども、衆には誠実たれ。

財団が特定の組織を要注意団体として指定する場合、得られた情報を基に要注意団体として指定すべき対象か否か判定しますが、無尽月導衆に関する情報はSCP-2201-JPを除き確認出来ていません。無尽月導衆の情報は何らかの理由により削除されたものと考えられます。

SCP-2201-JPの文面から無尽月導衆はその実体を隠し、忍者及びその技術を存続させる事を目的とした組織と考えられます。前述の情報の削除に関与している可能性が高いと考えられるため、近日中にSCP-2201-JPを用いた無尽月導衆の調査チームが立ち上げられる予定です。

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脚注

1. 忍者により構成される忍者の相互扶助団体

2. 組織の具体的な目的や行動、歴史など