SCP-2209-JP

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不活性状態のSCP-2209-JP-1。

アイテム番号: SCP-2209-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2209-JPの所在地である雑居ビルは財団フロントが買収し、連絡事務所兼セーフハウスとして改装が施されました。札幌市域内で活動するフィールドエージェントは自由に施設を利用可能ですが、3階への出入口は施錠されており、オブジェクトへの物理的アクセスにはHMCL主任あるいは主任代理の許可が必要です。

施設内への食料品の持ち込みは禁止されています。

SCP-2209-JP-2の全実例は緩衝材で十分に梱包した状態でエリア-811の低温貯蔵庫に保管されます。実例に腐敗の兆候が見られる場合、処分には書類上の管理責任者が月例解雇予定のDクラス職員へと変更されているか確認する必要があります。

説明: SCP-2209-JPは北海道札幌市に存在する雑居ビル3階居住スペースのキッチン区画と、内部に設置された型板ガラス製の窓(SCP-2209-JP-1)です。この階の居住者だった安生耕氏の失踪に伴い道警が建物内を捜索した際、区画から1,200個以上の腐敗した鶏卵、96羽のニワトリの幼鳥、および成鳥5羽の死骸が発見されました。警察官の1人が誤って床面に散乱していた卵を踏み、異常発現を引き起こしたことで財団が介入し、最初の封じ込め措置が取られました。

対象区画内において、(1)鶏卵を割る行為 または(2)鶏卵を材料に含む調理のいずれかを実施した場合、オブジェクト内部の換気扇より未同定のエアロゾルが排出されます。この物質はヒトの末梢神経系および随意運動制御に作用し、暴露者はSCP-2209-JP-1正面で硬直します。同時にSCP-2209-JP-1は、現象発現時の季節・時刻・向き・ガラスの不透明な材質などと全て矛盾する形で夏の夜空の映像を映し出します。映像は常にはくちょう座の方向を含み、その一点から黄色い球形の実体が高速で接近してくる様子を確認することができます。実体表面にはヒトの顔面様の構造が付着しており、総じて暴露者に酷似した相貌を有します。

実体の接近と前後してSCP-2209-JP-1の表面は軟質化し、粘弾性固体様の状態となって室内へ流入し始めます。この物質は暴露者の足元から這い上がり、徐々に全身を覆っていきます。発現開始から140秒以内に窓表面に到達した球形実体は、絶叫に近い騒音を発しながら高温1の表面を暴露者の顔面にゆっくりと接触させます。流入した軟性物質が全身を覆い、球形実体が暴露者の頭部を完全に掩蔽した時点で異常現象は停止し、暴露者は消失します。その後、鶏卵1個(SCP-2209-JP-2)が対象区画に出現・落下しますが、床面への落下の衝撃による破損は生じません。

SCP-2209-JP-2を対象区画外の任意の場所で割った場合、実行者は即座にSCP-2209-JP-1正面へ転移し、上述のシーケンスが再開されます。

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