SCP-2229
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アイテム番号: SCP-2229

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2229とのあらゆる会話はSCP-2229担当交渉官を直に介してください。交渉官は古典ラテン語の会話能力、ローマの歴史に関する知識、外交官の経験を基準として、古代ローマ部門の特別委員会から選出してください。SCP-2229との会話を行う間、交渉官は常にローマ皇帝を装わなければなりません。半年に一度、交渉官はSCP-2229に対し、選出された品物1を奉呈品として贈与します。SCP-2229は交渉官とのみ会話を行うことを約束しているものの、SCP-2229が他の人物と会話していないかローマ市の精神病院の報告を常に監視してください。

説明: SCP-2229はローマ市民へと遣わされたUrsa Major2の大使、セクストゥス・ポンピリウス・トゥリオを自称するテレパシー実体です。SCP-2229は自身が会話の対象として選んだ人物の下に、古典ラテン語を話す人間の幻聴として出現します。人間側は古典ラテン語で思考することによってSCP-2229との会話の開始、あるいは会話への返答が可能です。SCP-2229は物理的実体を持たないと考えられていますが、異常な手段により物体を操作することが可能です。SCP-2229と会話する人間が特定の物体に焦点を合わせると、SCP-2229はその物体の自然消滅を引き起こすことが可能となります。同様にSCP-2229と会話する人間が特定の場所に焦点を合わせると、SCP-2229はその場所に物体の自然発生を引き起こすことが可能となります3

ラテン語で話しかけ、現在のローマ皇帝への謁見を要求する「熊の大使」の声を聞いたと主張する人物が数名存在することにローマ市内の精神病院を監視しているエージェントが注目し、財団はSCP-2229の存在を感知しました。報告が頻繁でかつ類似性があったことから、原因が異常な性質を有していることが直ちに疑われました。マーセルス博士(初のSCP-2229担当交渉官)は報告に関する調査およびSCP-2229との会話の試みを目的として派遣されました。

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