SCP-2246-JP
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アイテム番号: SCP-2246-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: 現在SCP-2246-JPは無人探査機("望月")によって監視が続けられています。回収後はサイト-81HTの低危険物保管庫にて収容される予定です。

説明: SCP-2246-JPは現時点で空間座標+29.8°,-46.3°,61.05°に存在するオーランMK宇宙服1です。通信機等、多少の改造が見られます。中に人が存在していないにも関わらず、体を動かす、周辺への音声信号2発信行為が確認されました。右腕には財団の機動部隊番号、個人番号が刻印されており、これはサイト-8194所属の機動部隊な-18("カミツキガメ")隊長、高浦 鈴之介と一致します。しかし、彼が宇宙空間での収容作戦に参加した記録は存在しません。

SCP-2246-JPは一定周期で背中に取り付けられたバレット式推進機を用いた移動を行います。移動方向は一定であり、かつ一回の移動時間は約3時間です。計算の結果、同周期で移動を続けた場合、約2万8000年後に地球に到達すると結論付けられました。

SCP-2246-JPは2020年4月、SCP-30██調査の為に打ち上げられた無人探査機("水無月")の定期報告写真に映りこんだ事で発見されました。当初は宇宙服衛星計画にて作成された物だと考えられていましたが、使用されている宇宙服が異なる点や前述した音声信号を水無月が受信した事等からオブジェクトに指定されました。

通信記録-2246-JP: 水無月を介してSCP-2246-JPとの対話に成功しました。以下その記録です。

SCP-2246-JP: 応答求む。応答求む。こちら機動部隊な-18。

水無月: こちらサイト-81HTです。

SCP-2246-JP: 繋がった、繋がったのか。
SCP-2246-JP: こちら機動部隊な-18隊長、高浦です。日本支部、サイト-81HTで間違いありませんか。

水無月: はい。

SCP-2246-JP: 今は、何年でしょう。2011年で合っていますか。

水無月: 2020年です。

SCP-2246-JP: (10秒間の沈黙) ありがとうございます。2020年ですね。えっと、一応私達がここに居る理由を説明します。
SCP-2246-JP: 私達は宇宙空間での収容作戦の途中、突如地上に出現した神格実体によって全サイトとの連絡が断絶。
SCP-2246-JP: 1ヶ月待機しても反応が無かった為、帰還不可能と判断、船内でホイーラー時空間湾曲装置を動作させ、全員で平行世界に移動する事にしたのです。

水無月: なるほど。

SCP-2246-JP: あの、他のメンバーはそちらでは見当たらないでしょうか。推進装置でそちらに移動しつつ探していたのですが。会えず。

水無月: こちらでは貴方しか確認できていません。

SCP-2246-JP: そうか(10秒間の沈黙)そうでしたか。

[重要性が低い為省略]

SCP-2246-JP: もし可能であれば、そちらで私を回収していただくことはできますか。
SCP-2246-JP: この世界は、他と比べて圧倒的にアノマリー密度が低い。
SCP-2246-JP: もしかしたら、こちらに資材を回して頂く余裕があるのでは、と。思いまして。

水無月: 申し訳ありません、現在諸事情により回収機材等打ち上げられない状況となっているのです。

SCP-2246-JP: (6秒間の沈黙)と、なるとこちらでも、何かしら大きな災害でもあったのでしょうか。

水無月: はい。海底サイト以外は現在稼働できていません

SCP-2246-JP: (17秒間の沈黙)ならば、大丈夫です。

水無月: できる限りこちらでも回収機器打ち上げまでの間、帰還補助は行います。

SCP-2246-JP: いや、大丈夫です。皆さんは一般人の救助を最優先に動いてください。
SCP-2246-JP: 帰る必要も、場所もない私なんかよりも。もっと。

[3分間信号無し]

SCP-2246-JP: では。(30秒間の沈黙)どちらも、安らかに眠れますよう。

SCP-2246-JP: (30秒間の沈黙)

[音声信号の断絶]

信号断絶直前の約1分間、SCP-2246-JPが合掌を行っていた事が確認されています。

この通信の直後、SCP-2246-JPは活動を停止しました。3ヶ月以上再活動が観測されなかったためオブジェクトクラスはNeutralizedに指定、現在建設中の海上サイトが完成次第、回収機器が打ち上げられる予定です。

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