SCP-2256-JP
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アイテム番号: SCP-2256-JP

オブジェクトクラス: Anomalous Safe

特別収容プロトコル: SCP-2256-JP-1は非異常性の陶器製マグカップとともに劣化防止処置を施して標準的な低脅威度物品保管ロッカーに入れて収容されています。

説明: SCP-2256-JPは重量500g以下、最大容量80ml以上の液体用容器に発生する異常現象です。SCP-2256-JPの異常性に暴露しているオブジェクトをSCP-2256-JP-1と呼称します。SCP-2256-JP-1は常に1個体存在し、SCP-2256-JPが活性化しないまま30日以上経過する或いはSCP-2256-JP-1が液体を保存する能力を失った場合に最も近くに存在するSCP-2256-JP-1の条件を満たす非異常性の液体用容器がSCP-2256-JP-1となり、それまでSCP-2256-JP-1となっていたオブジェクトは異常性を失います。現在のSCP-2256-JP-1は陶器製マグカップです。

SCP-2256-JP-1は、直接的に視認されていない状況かつ80ml以上の液体が内容されている時、以下の条件を満たす最も近くの人物のもとに内容された液体が取り出せる状態で転移します。

条件1: その人物が半径1km以内に存在すること。
条件2: その人物の利き手の外側にSCP-2256-JP-1が設置可能な平面が存在すること。(この平面が転移地点となる。)
条件3: 条件2で示した平面が直接的に視認されていないこと。

この転移が行われた場合、高い確率で不慮の事故によりSCP-2256-JP-1を転倒させてしまい内容された液体を流出させる結果をもたらします。

SCP-2256-JPは当初、上記のSCP-2256-JP-1の特異性をもつタンブラーとしてAnomalousアイテム指定され、標準的Anomalousアイテム保管ロッカーに収容されていましたが、2017/6/1のAnomalousアイテム定期検査にて異常性の喪失が確認されたため無力化されたと推定されていました。しかし、2017/8/2に同サイト内で同様の異常性を保持する陶器製マグカップが発見されたため、改めて調査が行われた結果、SCP-2256-JPが1つのオブジェクトに留まらず転移する性質であることが判明しました。この結果を受け、SCP-2256-JPはSafeクラスオブジェクトに再分類されました。


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