SCP-2272
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アイテム番号: SCP-2272

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: メジャーリーグ・ベースボール内の財団接触者はペンサコーラ・ブルーワフーズのジェネラルマネージャーを、地方機動部隊352-ダレット("ディキシーランド・ナイトメア・マジック")のエージェント・ロブ・ポツダムと入れ替えるよう活動します。ジェネラルマネージャーとして指名された後、エージェント・ポツダムはエリス・カナストータを、フロリダ州サンクトペテルスブルグにある財団が支配するサマーリーグ・チームとトレードし、この工程が済んだ時点で収容処置を更に修正します。 事案2272-ドミノ(下記付録II参照)後、SCP-2272の既知の影響以外の異常活動を監視し、シンシナティ・レッズ球団所有権の保持者にはエリス・カナストータをダブルA以下で維持するように勧めます1。エリス・カナストータが登板予定されている、ペンサコーラ・ブルーワフーズのアウェイゲームの地域には最低1人の地方機動部隊の隊員が参加します。新たな情報または活動が確認された場合、地域司令部は収容処置を修正します。

説明: SCP-2272は現在ペンサコーラ・ブルーワフーズとして知られているダブル-Aマイナーリーグ・ベースボール・チームで生じている現象です。この現象で、実在しない選手、エリス・カナストータがブルーワフーズの先発投手として、201█中頃から試合記録、統計集、ブルーワフーズの試合の記憶として現れます。カナストータがプレイしたとされるブルーワフーズの全ての参加者は、エリス・カナストータのピッチング、バッティング、守備、ベースボールの試合が通常通りに進行しているような総体的な幻覚を経験します。この影響はブルーワフーズの試合の映像記録、写真、音声記録にも現れます2。(カナストータとされる写真のコンピュータ解析の試みは下記付録Iを参照。)

カナストータがピッチング中の試合とされるビンス・J.ウィブス・Sr.コミュニティ・マリタイム・パークから読み取った空中ソナーの二重盲式解析で、現場の観察結果またはビデオ及び写真が提示する観察結果の空間に生物または物体が存在していない事が確認されました。更に、視聴覚記録がベースボールにおけるヒット、ピッチング、その他プレイを示しているにもかかわらず、ソナートラッキングはカナストータが要因とされるベースボールのプレイの客観的存在を確認する事ができませんでした。カナストータが"現場"に居ない場合、異常影響は示されません。

シンシナティ・レッズの組織運営会社とブルーワフーズのウェブサイトにある彼のリストによると、エリス・カナストータは"WO3、ウティカ"の"オネイロイ4・ハイスクール"に在籍していました。201█年のブルーワフーズでの彼の兆候以前に、この選手に関する記憶、記録、ベースボールのパフォーマンスに関する統計データは存在しません。

補遺I - イメージ解析: SCP-2272の影響を受けた複数のイメージを、人間の認知から結果として生じる出力を暈す為に幾つかのフーリエ変換と畳み込みを受けさせ、その間構造の解析と統計解析による内容の概略の提供を同時に行うように財団が開発したプログラムに通しました5。以下は報告例です(SCP-2272-IMG3106)

日付: 201█年7月1日
場所: ベースボールスタジアムのスポーツイベント (確実性99%)
種類: フルカラーの写真
対象:
このイメージには前面に1人の成人が立っており、背面には70~80人の成人が着席しています。確実性100%で画像の人物目を閉じています。

補遺II - 事案2272-ドミノ: SCP-2272の初期の収容処置として、SCP-2272の影響を収容する為にエリス・カナストータを財団が支配するサマーリーグ・ベースボールチームへとトレードする目的で、フィールドエージェント・ロバート・ポツダムをペンサコーラ・ブルーワフーズのジェネラルマネージャーとして指定するよう指揮しました。ジェネラルマネージャーとして彼が指名された後の晩、エージェント・ポツダムは頭部への明確な鈍い外傷を受け、昏睡状態で彼のベッドで発見されました。エージェント・ポツダムの位置から約40km圏内の全ての財団職員は、その晩に同じ夢を見たと報告しました。財団職員は、ベースボールスタジアムのスタンドに座り、エリス・カナストータが縛られたロバート・ポツダムの頭部へと速球を投げたのを見ていたと報告しました。

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