アイテム番号: SCP-228
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-228はサイト-23において実験的な精神医学的検査を実施するために用いることが出来ます。
SCP-228はサイト-23の観察室113-AD-Cにあるフレームの中で保管されることになっています。観察室113-AD-Cの立ち入りにはレベル4の承諾もしくはライト医長の署名入りの通知書のどちらかが必要です。
観察室113-AD-Cは少なくとも4台の高解像度ビデオカメラ及び東側の壁の幅いっぱいに広がる観察用強化マジックミラーで監視されることになっています。
被験者がSCP-228を観察する場合、被験者に同伴している精神分析医と同時に、マジックミラーの裏側で持ち場についた少なくとも5人の研究者により、被験者の反応は文章で記録されなければなりません。
説明: SCP-228は見た目が変化するポラロイド写真です。現時点ではSCP-228は見ている被験者の潜在意識から、被験者の抱える問題を引き出すことが明らかとなっています。作り出された像は常に視覚的に鮮明ですが、解釈の統一性という点で異なります。例えば、SCP-228を眺めて鮮明な父親の肖像写真をはっきりと見る人もいれば、一方では[編集済]緑色の液体に沈んでいるハート形の物体の像を見る人もいます。SCP-228により生み出される像の統一性は被験者ごとに異なるように思われます。また見る人の感情の状態と何らかの関係があると理論立てられています。
SCP-228が明示する様々な像は正常に写真に撮ることが出来ますが、撮られた写真は新たな像を明示する能力を見せません。SCP-228は動画配信により遠隔的に観察される場合は像を明示することが出来ます。像を明示した後はSCP-228は不活性な状態を保ち、見ている人が目を離すまで同じ像を表示しています。その時点で、SCP-228は現在の観察者が見ている像を反映して明示するものを変化させます。観察されていない場合、SCP-228が何を明示しているかという問題には議論の余地があります。
サイト-23の精神科職員のメンバーに対する支援を行うためにSCP-228を用いることができます。精神分析の間、患者は、以降は被験者と呼びますが、誘導尋問を受けSCP-228を見るように指示されます。一旦明示されたものが記録されれば、被験者は目を離すように指示されます。記録が破損し被験者の精神解析が歪められる可能性があるため、面接官は被験者の前でSCP-228を見てはなりません。
付録: ████/██/██現在、過去にヴィジュアル・ミーメティックエージェントと接触した職員はSCP-228と接触することを許可されていません。これは以下の可能性を[削除済]。