SCP-2298-JP
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研究チームより通達

この報告書中には、日付の記載があります
すべて現地時間表記であることに留意してください

— 研究チーム主任 二条 元輝


連鎖災害部門より通達

この報告書は連鎖災害についてのものです
連鎖災害チャート形式での閲覧を希望される場合は、CHC-2298-JPをご確認ください

— 日本支部連鎖災害部門主任 浜内 千歳


アイテム番号: SCP-2298-JP

オブジェクトクラス: Gevurah1 - impetus2


以下、旧版からの変更点を青色でハイライトします。




特別収容プロトコル: SCP-2298-JPの発生条件を考慮し、財団が今後締結する条約の名称に地名または建造物名を含まないようにしてください。現在発効中の地名・建造物名を名称に含む条約に関しては、当該条約の名称に含まれる地点へ機動部隊ひ-10~19("火事手伝い"連隊)が配置されます。対応の遅滞はIC-クラスシナリオの発生につながり、アンニュイクラスのカバーストーリーの流布を始めとする対応が必要になることに加え、空間現実性へ著しいダメージが与えられるため、発生初期段階で消火活動を完了するようにしてください。
また、中華人民共和国・北京市の紫禁城内部においては、機動部隊ひ-20("守り人")が常に警備し、発火を確認した場合は迅速な消火を行ってください。いかなる事態に発展しようとも、紫禁城全体への延焼は確実に防止してください。

説明: SCP-2298-JPは、一種の連鎖災害です。この現象は、財団が締結し発効した条約の名称に実在する地名もしくは建造物の名が含まれている場合に、"当該条約の名称に含まれる地点において、総面積のおよそ30%が炎上している"ことをトリガーに、"その地点の名を名称に含む財団が関わる条約がその効力を失うよう現実及び過去が改変される"というもので、この連鎖災害がいつから発生していたかは判明しておらず、また発生する過去改変がどれほどの矛盾修正効果を持つかも判明していません。

SCP-2298-JPは、かつては連鎖災害としての条件事象と帰結事象が逆であると考えられていましたが、除外サイト-9██にて首里城条約の"原文"が発見されたことでその実態が明らかとなりました3。首里城条約の効力期限は2025年█月31日であり、2019年10月31日に首里城で偶発的な火災が発生した際にSCP-2298-JPによる過去改変が発生したものと考えられています4。他の8件における場合においても同様に、火災の発生が先であり、条約の失効はそれに伴うSCP-2298-JPの過去改変の結果であったと推測されています。

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