SCP-2319-JP
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アイテム番号: SCP-2319-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2319-JPが原因である一般人の死亡事案が発生した場合、担当職員は事案情報の全てを抹消し一般社会への流出を阻止してください。これにはメディアを介した流布や口伝での伝播も含まれ、情報抹消に携わった職員にも事案記録に関する定期的な記憶処理を行ってください。死亡事案記録は書類形式でのみ記録し、特定サイトの第7厳重区画に保管してください。詳細情報の閲覧は基本禁止されますが、担当職員による発生事案確認の時のみ閲覧が許可されます。発生した死亡事案の通知はSCP-2319-JPの管理専用サーバーに全国から共通する死亡事案の情報が死因を秘匿した状態で自動的に抽出されます。

SCP-2319-JPの対象となった職員は以下の禁止事項に従って行動し、自身が体験した主観、客観を含む全ての情報を支給されている記憶処理方法で抹消してください。また、SCP-2319-JPの影響により財団職員が死亡した場合も一般人の死亡事案と同様に秘匿し、雇用記録からも抹消してください。Dクラス職員を起用した実験も禁止されています。

禁止事項2319-JP

1.SCP-2319-JP発生中に扉を視認してはいけません。

2.SCP-2319-JP発生中に扉が投影される映像機器、鏡面等を視認してはいけません。

3.SCP-2319-JP発生中に認識した情報を伝達、記憶してはいけません。

4.SCP-2319-JPに起因する存在の名前を伝達、記憶してはいけません。

5.SCP-2319-JPに関する詳細な情報を伝達、記憶してはいけません。

6.SCP-2319-JPによって死亡した人間の死因を伝達、記憶してはいけません。

7.上記の禁止事項に違反した職員を救出してはいけません。

説明: SCP-2319-JPは日本全国に設置されている不特定多数の開閉式扉にて確認される一連の現象です。

SCP-2319-JPは主に人間が扉を視認せずに扉を閉じた際に発生し、この時に生じる扉の「軋み音」に重なる形で人間女性のうめき声と称される音が観測されます。この「軋み音」は扉の材質や経年劣化に関係なく発生し、全て同一素材の扉から発せられる音に置換されます。また、分析の結果からこれらの音は実際に扉から発せられている音であると判明しており、これにより複数人の人物がSCP-2319-JPの対象になる場合も存在します。その際は最後尾の人間が扉を閉めようとした時点で異常が観測されます。

もし人間がSCP-2319-JPの発生中に扉を視認した場合、その時点で統合失調症と類似する症状(主に幻覚、幻聴、空間把握能力の欠落が該当)を発症します。その後、観測した人間は約3日間、何らかの実体から逃走を図る様な挙動を繰り返した後に共通の死因で死亡します。現在、SCP-2319-JPの影響下に置かれたうえで生存した人間は未だ確認されていません。また視認後に行われた記憶処理はすべて無効化され、異常性の抑制、除去にも成功していません。

SCP-2319-JPにはSCP-2319-JPによって発生した死亡事案やオブジェクトの詳細情報等を知った人間の周囲で発生するという傾向があり、その為SCP-2319-JPに関する情報のほとんどが秘匿対象に認定されています。これにより現報告書においてもSCP-2319-JPに関する詳細な事案情報や実験内容に関する情報の掲載は禁止されています。

以下は影響の伝播に起因すると推測される情報の一覧です。

SCP-2319-JPの伝播に起因すると思われる情報

1.SCP-2319-JP発生中に死亡した人間の死因や死亡状況。

2.SCP-2319-JPに起因する存在の明確な名称。

3.SCP-2319-JP発生中に確認した扉の情報。

4.SCP-2319-JPの起源。

SCP-2319-JPの伝播を誘引する情報は特に上記一覧の1、2、3が該当し、財団はこの3つの情報に関する重点的な統制を行っています。しかし、情報の認識に関係なく突発的にSCP-2319-JPが発生するケースも存在するため、未だ年間1~2件の発生事案が確認されています。発生に伴う明確な法則性も未だ特定されていません。

補遺: SCP-2319-JPは1995年5月頃の██県██市にて初めて観測され、当時の小中学校間で一種の都市伝説として流行していました。結果、発生事案001に該当する小学生の死亡事案をきっかけに事件捜査を担当していた警察関係者や学校関係者の周囲でSCP-2319-JPが発生。これに伴いメディアの注目を集めたことで広範囲に及ぶSCP-2319-JPの伝播が発生しました。財団は一般人の異常な死亡事案を観測した時点で機動部隊を起用した大規模収容作戦を決行し、すぐさまSCP-2319-JPが原因である死亡事案の完全な秘匿と情報抹消を開始。これによりプロトコル施行前のオブジェクト発生数の約70%の抑制に成功し、情報統制を主軸とした収容プロトコルの確定が行われました。

現在、SCP-2319-JPの起源とされている[編集済]に関してはオブジェクトの詳細情報を元に行われた専属起動部隊による捜索作戦により確保・収容が完了しています。対象は財団日本支部所有の高危険度オブジェクト収容セクタ-██にて防腐処理されたうえで保存され、限定された職員により管理されています。

以下は財団が唯一所有しているSCP-2319-JP発生時の音声データです。もし以下の現象を観測した場合は特別収容プロトコルに則って行動してください。

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