SCP-234
評価: +6+x

アイテム番号: SCP-234

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-234は、半径300メートルのSCP-234のレッドゾーンを含む封じ込めエリア06-234で研究されています。レッドゾーン内の主要な実験室のある建物は、ドアや閉じた窓の無い"オープンエア"構造で建てられています。いかなる種類の密閉容器やスペースもSCP-234のレッドゾーン内では許可されません。レッドゾーン内で不用意に空間が閉鎖された場合、クラスII次元/爆縮災害の宣言と実験エリアからの避難命令が出され、その後現場からリモートで破壊されなければなりません。閉鎖空間内に捕捉された担当者は、失われたと考えるべきです。

SCP-234を用いた実験は、少なくとも必ず二人以上のレベル4職員から事前許可を得た上で実施されなければなりません。SCP-234のレッドゾーンに密閉空間を持ち込む実験は、絶対に体積1 Lを超えてはなりませんし、またクラスIII次元/爆縮災害として扱わなければなりません。

説明: SCP-234は、異次元由来と推定される長さ約25ミリメートルの魚に似た生物種です。SCP-234は目や光を感知する器官がないように見えますが、高度に進化した反響定位能力によって移動します。それは、ガスが充填されている浮き袋に似た臓器を用いて浮力を維持し、空気中の浮遊を可能にしています。これまでに、いかなる地球上の有機物の消費も観察されていませんが、雑食性スカベンジャーと一致した習性を示します。

SCP-234は、空気が充満した密閉空間内にのみ存在することができるものとみられ、[編集済み]周辺の山中に位置し、人里離れた地域にある半径約300メートルのレッドゾーン内部に閉鎖空間が存在する、又は持ち込まれると自然に現れます。SCP-234の標本が驚いたり殺害されたり、レッドゾーンからの持ち出しや標本を含む密閉空間が破られた場合、その密閉空間すべての物質(空気を含む)が周辺エリアに破滅的な爆縮を引き起こすため、密閉空間は直ちに排除されます。

SCP-234は、[編集済み]周辺におけるバックカントリーハイカーの失踪と一連の事件報告後に発見されました。その地域に派遣された財団調査チームが、意図せず一般的な悪天候対策キャンプテントによる閉鎖空間を作り出し、その後に発生した爆縮が1人の研究員の消失と2人のエージェントの重傷をもたらしました。

SCP-234がどのようにして次元移動を可能としているかの研究が進行中です。SCP-234を密閉空間の外で研究できる方法がない事が実験の妨げになっており、追跡装置を使用して撤去された物体を追跡しようとする試みは何の成果も出せませんでした。これまでに、SCP-234の試験体により撤去された物体が再び発見されたことはありません。

補遺234-01: インシデントログ234-031

██/█/██、███████博士が誤ってSCP-234のレッドゾーン内部に密封されたコーヒーポットの形で密閉空間を作り出しました。容器を開けると、即座に結果として生じた爆縮が、実験エリア内において追加された4体のSCP-234試験体を驚かして連鎖反応を引き起こし、実験室に深刻な損傷を与えただけでなく6人の研究員に傷害を負わせました。事件後に撮影された███████博士の遺体写真は、SCP-234に割り当てられた研究員に実験の不注意の結果に対する警告としてファイルに保管されています。

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