SCP-234-JP
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Anomalous Item #: AO - 234
説明: 使用者によって異なる精巧に作られた木製の人間の手が出現する孫の手。
回収日: 198█-██-██
回収場所: ████県████市████町の蚤の市
現状: サイト-8181の研究用倉庫に保管。
Dクラスに使用したところ「手」は出現しなかった・・・一部職員もだ。何か法則性があるはずなのだが・・・ — ████博士

現在、このオブジェクトはSafeクラスに再分類されています。

アイテム番号: SCP-234-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-234-JPは現在サイト-8181の 低脅威度物品倉庫 高レベルセキュリティ物品倉庫に保管されています。 使用に際してはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得て使用してください。 使用はセキュリティクリアランスレベル4以上の職員によって申請され、セキュリティクリアランスレベル5以上の職員2名以上によって承認された場合のみ可能です。もし手順を踏まずにSCP-234-JPを使用した場合、解雇を含めた必要措置が取られます。

説明: SCP-234-JPは未知の素材で作られた棒です。持ち手と掻き手があり、一般的な孫の手として製造されたと考えられます。素材はその見た目から木材であると考えられ、表面にはニスのようなものが塗布されています。

SCP-234-JPの特異性は使用者が持ち手を持ち、SCP-234-JPを用いて背中を掻いた場合に発現します。背中を掻くと同時にSCP-234-JPの掻き手の部分が変化し、SCP-234-JPと同じ素材で作られた手に変化します。出現する手は指紋が確認できるほど精巧なもので、同一の手であっても少年期から青年期までランダムに出現します。

SCP-234-JPは198█/██/██に、エージェント████が████県████市████町で開催された蚤の市で購入しました。その後その異常性を報告し、当初はその変化の法則性が不明であったため、Anomalousアイテムとして保管、研究されていました。199█/██/██に██博士が使用したところ、████研究員助手の手に変化しました(████研究員助手は██博士の孫)。また、孫が居ないにも関わらず手が出現したエージェント████は199█/██/██に初孫が生まれ、指紋照合により出現した手が孫のものであることが判明。法則性とその特性が明らかになったことにより、このオブジェクトはSafeクラスに再分類されました。

補遺1: 20██/██/██にサイト-81██の職員が使用したところ、SCP-234-JPは[削除済]に変化。使用した職員と同席した同サイトの職員は記憶処理された。現在のところ、サイト-81██で異常は報告されていない。この件を受けて特別収容プロトコルを一部改訂。

補遺2: 20██/██/██のサイト-81██職員の件を受けて、SCP-234-JPの情報精度に関する実験が申請されました。しかし、実施が非常に困難であるため却下されました。

確かにSCP-234-JPは素敵なマジックアイテムだろう。しかし、我々の業務においてこのような情報は非常に危険なものになりうる。 — 日本支部理事-██

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