SCP-2354
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オリン・ペーターセン63歳の死体を回収する財団職員、1988/10/12。SCP-2354が最初に出現した事例の1つと考えられている。

アイテム番号: SCP-2354

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2354に関する情報が不足しているため、直接の収容は不可能です。代替策として、収容の取り組みはSCP-2354の標的になりうる対象の監視と、実体の先手を取る試みに向けられています。この方針はより効果的な収容プロトコルが開発されるまで続けられます。

説明: SCP-2354は、直近に愛する者の死や失踪を経験した人物を標的とする異常な潜伏性捕食者です。

SCP-2354は対象を長期間 (3週間から6か月までの範囲で変動) 追跡した後、孤立した場所に誘い出して撲殺すると考えられています。SCP-2354は死亡した対象に対し、身体の一部1を切断して裂傷を負わせます。この行為の意味は不明です。

これらの要素を除けば、SCP-2354の外見や、移動方法、現在地のいずれもほとんど判明していません。当初は非異常な連続殺人事件とされていましたが、SCP-2354の出現範囲が不可解なほど広いために、異常な影響が及んでいる可能性はほぼ確実であると見られています。

インシデント記録: 以下はSCP-2354に関連する死者とその状況の説明に関する記録の要約版です。

日付 説明 付記
2020/9/15 ハワード・カイテル、27歳。死体はドイツ、ベルリンの当人の自宅から1 km離れた森で発見された。両方の足首の付け根から足が切断されていた。出現事例で主に見られる通り、撲殺されていた。 カイテルの12歳の息子、ハワード・ジュニアは、直近にバンベルクにある一家の別荘の屋根から落下死していた。カイテルはこの死に嘆き、先日まで自殺未遂により入院していた。
1994/8/16 キャサリン・スミス、33歳。死体はヴァージニア州リッチモンドの当人の自宅から500 km近く離れた、ニュージャージー州トレントンの路地で発見された。SCP-2354からの逃走を試みて移動したものと思われる。両手が切断されており、出現事例で主に見られる通り、撲殺されていた。 スミスの生後12か月の娘、ホサナは、直近に乳幼児突然死症候群で死亡していた。スミスは出産に不安を感じていたが、愛情深い母親であったと供述されている。死亡する前に監視されているような感覚がすると訴えたが、不安障害の症状として片付けられた。
1992/12/27 ジョゼ・ゴンザレス、20歳。 死体はニューヨーク州ブルックリンの当人のアパートで発見された。性器が切断されており、出現事例で主に見られる通り、撲殺されていた。 ゴンザレスの8歳の姪は直近に誘拐と思われる事案に巻き込まれて失踪していた。ゴンザレスはこの事件の直後から、監視されているような感覚を主とする奇妙な行動を見せるようになり、死の直前にはその傾向が強まっていた。
1992/1/2 ジョージ・バーコウィッツ、43歳。死体はカリフォルニア州ロサンゼルスの当人の自宅から3ブロック離れた路地で発見された。両方の手首の付け根から手が切断されており、出現事例で主に見られる通り、撲殺されていた。 バーコウィッツの婚約者、ローラ・フーバーは1か月前に失踪しており、のちにこれが殺人事件であったと断定された。フーパーの死体はバーコウィッツの死の直前に発見された。容疑者は特定されなかった。
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