世界境界空間について
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アイテム番号: SCP-2373-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2373-JPを記録したファイルがサイト-8172のドキュメント保存庫に保存されます。SCP-2373-JPに関する詳しい研究を察知した場合、研究を中止させ関係者に記憶処理を行ってください。

説明: SCP-2373-JPは現代科学、及び奇跡論のどちらにも該当しない原理の現象(以下、SCP-2373-JP-aと呼称)を発生させる一連の儀式です。SCP-2373-JPの手順については手順2373-JPを参照してください。

SCP-2373-JPを適用された対象(以下、被験者と呼称)は、SCP-2373-JPによって指定された箇所で発生している疼痛が種類1や規模に関わらず瞬間的に消失します。疼痛の消失は1時間前後持続し、効果の終了と同時に再び疼痛が発生します。また、疼痛の消失時にSCP-2373-JP-1を発生させます。

SCP-2373-JP-bは、SCP-2373-JPと大きく類似した手順で行われる儀式の総称です。SCP-2373-JP-bはおおまかには手順2373-JPをなぞりますが細部に違いが存在し、特に発声する文言は本来SCP-2373-JPで使われるものよりも大きく短縮されたものです。この差が理由で、SCP-2373-JP-bで発生するSCP-2373-JP-aは本来のものよりも非常に小規模です。

SCP-2373-JP-bは全国的に使用されていることが確認されていますが、SCP-2373-JP-bによるSCP-2373-JP-aの規模は錯覚と認識される程度に小さいために、カバーストーリーを流布する必要はないと判断されています。また、SCP-2373-JPで唱える文言は上代日本語の語彙、発音での発声が必要であり、現在多くのSCP-2373-JP-bで使われている文言から本来のSCP-2373-JPで使用する文言を類推することは難しいため、収容違反に至る蓋然性は著しく低く、仮に収容違反した場合でも情報が信憑性を持って拡散する蓋然性も同様に低いと判断されています。

SCP-2373-JP-1はSCP-2373-JPによる疼痛の消失時に発生する、不可視のクラスDレベルⅠ霊的実体2です。SCP-2373-JP-1の大きさは不定ですが、SCP-2373-JPによって消失した疼痛の規模におおよその比例傾向を見せます。SCP-2373-JP-1はSCP-2373-JPで指定された方角に向かい指数関数的に加速しつつ直進します。この際SCP-2373-JP-1は人間以外の生物、及び非生物を透過します。SCP-2373-JP-1が人間に衝突した場合即座に消失し、衝突した対象はSCP-2373-JPによって消失した疼痛と同種、同規模の疼痛が発生します。SCP-2373-JP-1が人間と衝突することなく一定以上の速度に達した場合、SCP-2373-JP-1は即座に消失します。

手順2373-JP: SCP-2373-JPは以下の手順を正確に実行する必要があります。

  1. SCP-2373-JPを行使する人員(以下、術者と呼称)が被験者の周囲1m以内まで近寄る。
  2. SCP-2373-JP-aを発生させる箇所に術者が手をかざす。
  3. かざした手を被験者と反対の方向へ振り払いながら[検閲済]と唱える。

補遺: SCP-2373-JPは元々蒐集院で保管されており、財団による吸収時に財団へと収容が委託されました。蒐集院から委託された資料によると、人間と衝突することなく一定以上の速度に達したSCP-2373-JP-1は消失しているのではなく、痛みを受け入れてくれる者を求めて別世界へ転移しているものとされています。この記述は、財団による研究でSCP-2373-JP-1消失時に時空間の揺らぎが発生していることが判明したことで一定の信憑性が現れましたが、SCP-2373-JP-1の転移先を特定する試みは現在成功していません。また、クラスD霊体は知性を持たないため、SCP-2373-JP-1が意思を持って転移を行っているという点の裏付けは未だ取れていません。

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