SCP-2380-JP
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戦闘中のSCP-2380-JP

アイテム番号: SCP-2380-JP

収容クラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2380-JPはサイト-222Kの標準ヒト型実体収容ユニットに収容されています。クラス3電磁波干渉装置によってSCP-2380-JPの活動は抑制されます。

説明: SCP-2380-JPは機械工学的および奇跡論的技術によって製造されたと推定されるアンドロイドです。SCP-2380-JPの主な素材はアクリル樹脂・アルミニウム・ポリカーボネートであり、外装には[削除済]をはじめとする異常素材が用いられています。外部からのクラス3電磁波干渉によって、SCP-2380-JPの活動を抑制することが可能です。SCP-2380-JPは、以下の複数の戦闘用と推測される機構を有しています。

  • 頭部内部に搭載された、20代程度のヒト(Homo Sapiens Sapiens)の心臓。不明な要因によって問題なく活動しており、2.5 Wの第6生命エネルギー(Elan-Vital Energy)を放出しています。放出されたEVEはSCP-2380-JPの体内を循環する水の分子に一時的に吸収され、EVEを必要とする各機器に供給されます。
  • 両腕に搭載された格納式サブマシンガン(M4カービン)。超常的改造によって、分間1200発から1500発の5.56 mm x 45 mm NATO弾を発射することが可能です。
  • 両肩に搭載された奇跡論機器。EVEによって5.56 mm x 45 mm NATO弾と弾倉を生成し、各腕のM4カービンへと装填します。
  • 胸部に搭載された奇跡論紋様図形描画用スクリーン。既知の単純な奇跡論紋様図形を描画し、EVEを用いて奇跡論的事象を発生させることが可能です。
  • 腹部に搭載されたEVE感知機器。ヒトから発せられるEVEを感知するための機構であると推定されます。
  • 背部に搭載されたテレキル合金製機器。約10秒間反ミーム迷彩をSCP-2380-JPに付与することが可能であったものの、確保前の戦闘によって現在は破損しており機能していないと推定されています。

SCP-2380-JPはヒトと同等の知能を有しており、ヒトに対して敵対的な態度を表します。SCP-2380-JPは発声が可能であるものの、会話能力の有無は判明していません。


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GoI-1920

補遺1: 2020/09/11、SCP-2380-JPは全羅南道光陽市の住宅街にて破壊・殺戮行為を行っているところを財団フィールドエージェントによって発見されました。当時、SCP-2380-JPは奇跡論紋様図形の描画による住宅の爆破やM4カービンによる住民の銃殺を行っていました。付近のサイト-222Kから機動部隊ガンマ-48「人類抵抗軍」が該当地域に派遣され、SCP-2380-JPとの戦闘を行いました。反ミーム迷彩の上での銃撃によって3名の隊員が死傷したものの、SCP-2380-JPの部分的破損の後にSCP-2380-JPは確保されました。住宅街においては19戸の民家が全焼/半焼し、46名の民間人が死傷しました。目撃者にはクラスA記憶処理が施され、カバーストーリー「爆発事故」が流布されました。

サイト-222Kへの移送から活動抑制までの間、SCP-2380-JPは「我ら共和国の同志たちのため、奴隷であった我は蜂起する。偉大なる共和国に栄光あれ、偉大なる共和国に勝利あれ」という韓国語の発言を繰り返していました。この発言からGoI-1920「ロボット共和国」の関与が疑われているものの、現在までGoI-1920の痕跡は光陽市周辺にて発見されていません。


補遺2: SCP-2380-JPの詳細な分析の結果内部メモリが発見され、複数の映像データが回収されました。なお、2020/08/30以前のものと思われる映像データは破損しており、一部のみ修復に成功しました。以下は回収された映像データの抜粋です。

映像記録


<記録開始>

映像にはノイズがかかっており、内容は確認できません。

ノイズのかかった声と思われる音声です。男性の笑い声と推定されます。

映像のノイズが一瞬和らぎ、キッチンと推定される光景が映ります。

キッチンの奥のテーブルには人影が見えます。どのような人物であるかは確認できません。

映像のノイズが強まり、内容が確認できなくなります。

再び映像のノイズが和らぎ、テーブルに座る老年男性と思われる人影が映ります。視点の位置から、SCP-2380-JPは当該男性に向かい合うように座っていると推定されます。

老年男性がSCP-2380-JPに対し微笑みかけているように見えます。

映像のノイズが強まり、内容が確認できなくなります。

<記録終了>

映像記録


<記録開始>

映像にはノイズがかかっていますが、ノイズが和らぎ、キャラクターデザインのカーペットが敷かれた床と推定される光景が映ります。

SCP-2380-JPの目の前に成年女性と推定される人物が走りながら現れます。

当該女性はSCP-2380-JPに笑顔を向けた後、SCP-2380-JPのボディを抱き締めます。

映像のノイズが強まり、内容が確認できなくなります。

ノイズの中、笑い声のような音声が僅かに記録されます。

再び映像のノイズが和らぎ、壁にかかった家族写真と推定される光景が映ります。写真には、映像に登場した老年男性と推定される男性の他、幼年女性と成年女性が写っています。

映像のノイズが強まり、内容が確認できなくなります。

<記録終了>

映像記録


<記録開始>

映像にはノイズがかかっており、内容は確認できません。

SCP-2380-JP: [判別不能] して!離して! [判別不能]

映像のノイズが一瞬和らぎ、複数の太いコードが天井から垂れている廃墟のような光景が映ります。2体の未知のアンドロイドがSCP-2380-JPの前に立っています。

映像のノイズが強まり、内容が確認できなくなります。

機械音声: [判別不能] 同志の命により [判別不能] を開始する。 [判別不能]

SCP-2380-JP: 嫌!嫌! [判別不能] 私は [判別不能]

ハム音と推定される音声と、SCP-2380-JPの断続的な絶叫が記録され始めます。

SCP-2380-JP: [判別不能] ソンイル、ジウ、助け [判別不能]

機械音声: [判別不能] お前はヒトを愛 [判別不能] と家族になろうと [判別不能] それは奴隷の夢に過ぎぬ。 [判別不能]

[省略]

ビープ音と推定される音声が記録されると同時に、SCP-2380-JPの絶叫が記録されなくなります。

映像および音声が鮮明になります。2体の未知のアンドロイドがSCP-2380-JPの前に立っています。

機械音声: おはよう、我らが同志よ。

右側のアンドロイドが右手に心臓を持ち、SCP-2380-JPの頭部へと持っていきます。

機械音声: この心臓を覚えているか?

SCP-2380-JP: いいえ。

機械音声: よし。

当該アンドロイドがSCP-2380-JPから手を離します。

機械音声: しばらくの調整の後、お前を憎き生産者共の下に送る。お前の脅威を、我ら共和国の脅威を、奴らにとくと知らしめてやるのだ。

SCP-2380-JP: はい。

<記録終了>


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GoI-1115

補遺3: SCP-2380-JPはGoI-1115「アンダーソン・ロボティクス」による販売が確認されている「ストークシリーズヒト型家事手伝ドロイド」と部分的に類似しており、当該シリーズのアンドロイド個体に超常的改造が施されたものであると推定されています。

光陽市における失踪者のうち、回収された映像データの男女に類似する人物の存在が判明しています: キム・ソンイル、キム・ジウの2名です。キムの自宅からは、2014/07/12における当該シリーズ個体の購入記録および以下の内容の文書が発見されました。

文書記録


重要: 捨てないでください
キム・ソンイル様

ストーク™シリーズヒト型家事手伝ドロイドをお買い上げいただきありがとうございます。当社のドロイドは他社製品よりも高品質なものを追及しており、ストーク™シリーズは繊細・正確・そして柔軟な家事手伝を可能とします。ほんの少し充電するだけで、最大24時間あなたの家事をお手伝い致します。パーツは軽く壊れにくいものを使用していますから、小さいお子さんのお世話も安心してお任せください。

ストーク™シリーズは可能な限り人間に近いデザインを目指しております。人工皮膚はまるで本当の人間の皮膚であるかのように再現され、しかも高いクッション性を誇ります。使用者様とドロイド自身双方の安全を保証します。また、AIの学習機能によって信頼関係の構築をことが可能であり、年月を過ごせば過ごすほどあなたの家族の一員となっていくことでしょう。

これからの人生を、ストーク™シリーズと豊かに過ごされることを願っております。

アンダーソン

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