アイテム番号: SCP-242
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-242は██/██/████に財団によって確保されたニューメキシコ、████████に位置する家で維持されます。SCP-242が設置されている家の元所有者は、家の賃貸について問題を持っていた州外の地主です。引退後に、彼はこの家へ転居しましたが、3日だけの間そこで暮らした後に姿を消しました。
家そのものは注意をひくものではありません。子供のいない夫婦を装った██████博士と██████████博士が居住します。裏庭は、一般的な周辺の家に従って高さおよそ2mのシンダーブロック壁に沿って定められています。プールは、夫婦の住み込み料理人を装ったレベル1警備員一名によって常時モニタリングされます(生きている人間によるモニタリングは事件241-1の後に加えられました)。プールで泳ぐか歩いて渡ることは許可されず、実験を理由としたDクラス職員以外の人物がプールに立ち入ることは禁じられています。
説明: SCP-242は、両端が1m、中心が1.5mに及ぶ深さでおよそ53,000リットルの全容積を持ち、幅およそ4.5m、長さ9mのスイミング・プールです。2つの滝の機能があり、一方の端にプール清浄ユニットおよび階段を備えています。
プールの中に入れられたあらゆる物質は、SCP-242から取り除かれ、非殺菌環境に導入された後でさえも無菌である滅菌水に変成されるでしょう。水を入れた容器に注ぎ込まれた、SCP-242から採取し食紅で染色されたサンプルは混合せず、混ざらない泡としてとどまりました。サンプルの後の検査は、それらが純粋な無菌水であることを示しています。
変化が終わるのに必要な時間の長さはSCP-242に入れられた物質の性質に依存します。█████████からサンプリングされた普通河川水は、7分で完全に殺菌されました。████から得られた澱んだ池水は18分で殺菌されました。50,000リットルのコールタールは12日の間に変換されました。
プールは滅菌水だけを含んでいますが、プールの特徴のうちのいずれかだけの明確な動作はありません。一旦非水物質がプールに入れられれば、どんな動力源から分離されたとしても、ウォータージェットおよび滝は動作するでしょう。さらに、プールの洗浄機は、取り付けられたならば、非常に粘性のある液体のなかでさえもプールの底を走行します。濾過作用浄水システムの中への、あるいはその濾過作用浄水システムからの水のサイクリングはありません。濾過作用浄水システムに結びつくパイプは完全に削除され、プール内が殺菌された一方、空で、乾燥していることが示されました。
澱んだ池水、経過時間=0分 | |
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澱んだ池水、経過時間=9分 | |
澱んだ池水、経過時間=16分 | |
澱んだ池水、経過時間=18分 |
追記:
事件242-1: ██/██/████、家が留守で隠しカメラによってモニターされていた時、見たところでは20代前半の男女が後部壁をよじ登りSCP-242に接近しました。彼らは脱衣し、裏庭の小屋から持ってきた2隻のビニール製のいかだで泳ぎ始めました。ウォータージェットが作動した後、女性は驚き、去ることを提案しましたが、男性は、それが単にプールを清潔にするための自動機能で、「何も心配することはない」と主張しました。カップルは泳ぎ続け、親密な活動に従事しました。
ジェットの開始から24分後に、女性は、水が「本当に暖かく」「ひりひりする」と感じる、と発言し、男性は同意しました。彼らはそれぞれのいかだの上に登って、手を握って寝入りました。
ジェットの開始から29分後に、いかだの両方ともが互いに4秒以内にパンッと鳴り、そしてカップルは再び完全に水に浸されました。このとき、水の重要な泡立ちは、カップルのいる場所から発生した深紅色から始まりました。彼らは大きな叫びをあげ、両方ともがプールを出ることを試みました。脱出前に、カップルは水面下に沈みました。そしてプールは泡立ちを止め、およそ48秒後に赤色から無色になりました。 プールにガードマンを置く決定が下されました。
2週間後に、一組のカップルがメキシコの不明な場所で駆け落ちしたという話が、報道にリークされました。
メモ: 管理するのが「難しい」処分可能なあらゆるSCP関連材料のため、SCP-242を利用することが現在検討されています。詳細及び試験のための許可については██████博士に連絡してください。