アイテム番号: SCP-2425-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 各年の12/24 20:59 ~ 12/25 08:59 の期間のみ、調査のためSCP-2425-JPは財団により封鎖されます。それ以外の期間に関してはSCP-2425-JPは発生しないため、エージェントの監視の元、通常の一般道として使用されます。
説明: SCP-2425-JPは大阪府堺市内に存在する、高架を挟んで存在する一般的な道路です。後述する特定の期間以外では異常が発見されたことはありません。
当オブジェクトは12/24 20:59 ~ 12/25 08:59の期間中、異常を発生させます。この期間中にSCP-2425-JP内に侵入した人物(以下:対象)が存在した場合、対象は高架を挟んだ対面側の道路から、"子どもや女性の甲高い声"と評される人間の肉声、並びに"複数の駆け足によって発生する足音"を認識します。この音声には精神的な影響を含む異常等は含まれておらず、通常の音声と相違はありません。
その後、対象が高架下を通過して対面側の道路に移動した場合、対象は道路内のランダムな位置にリボンラッピングが施されたプレゼントボックスを1つのみ発見することが可能です。これは何らかの形で上記の音声を認識していない場合は出現せず、また、高架下を通過する以外の手段で対面の道路に移動した場合も発見することはできません。このプレゼントボックスの装飾は一般の玩具量販店で用いられるものに類似しており、異常は認められていません。
以下は財団のオブジェクトの発見以後の各年に発生したプレゼントボックスの中身を表に纏めたものの一部となります。こちらもプレゼントボックス、装飾と同様に非異常であり、全て実在する物品であることが認められています。
| 発生年 | 中身 |
|---|---|
| 2018 | 幼児向けのパンケーキを製作するまでの一連の調理工程を模した玩具1個 |
| 2019 | 幼児向けの千葉県に存在するテーマパークのキャラクターのぬいぐるみ3個 |
| 2020 | 一般的な自動車を模したミニチュア玩具複数とそれらを収納可能なケース1個 |
| 2021 | 既存の新幹線を模したミニチュア玩具複数とそれらが走行可能なレール複数 |
| 2022 | 同人ホラーゲーム内に登場するキャラクターのぬいぐるみを含むグッズ複数 |
| 2023 | 小沢翔也氏のDNAが採取可能な右腕1本 |
| 2024 | 小沢翔也氏のDNAが採取可能な右腕の欠損した、腐敗した死体1体 |
小沢翔也氏は2歳当時、2017年にSCP-2425-JP内にて交通事故によって遷延性意識障害を発生させており、2022年まで存命でした。2023年の調査の結果、小沢翔也氏の遺体が本来埋葬されていた霊園内から消失していることが判明しています。小沢翔也氏の母親である小沢美紀氏は2017年以後行方不明であり、財団による捜索が行われています。









