SCP-2430-JP-J
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アイテム番号: SCP-2430-JP-J

オブジェクトクラス: Euclid 万感の思いを込めたThaumiel1

特別収容プロトコル: SCP-2430-JP-Jは財団81管区に生息しがちな人間様を見下しきったニホンザル(Macaca fuscata)ではありません。SCP-2430-JP-Jについて思考することは異常性の進行を促進する可能性があるため、出来る限り避けるようにしてください。SCP-2430-JP-Jは、エージェント・許が買ってきた怪しげなスケベ顔の狒々のぬいぐるみではありません。SCP-2430-JP-Jは、エージェント・那澤から意味ありげにプレゼントされた真っ黄ッ黄のバナナのクッションではありません。

SCP-2430-JP-J-aの新たな発生を確認した場合は、SCP-2430-JP-J-aの含まれる情報を速やかに破棄してください。意図しない情報漏洩を招く危険性から、当報告書の編集については前原博士が全ての責任を負います。

説明: SCP-2430-JP-Jはブン殴って粉々にした鏡ではありません。SCP-2430-JP-Jは何度もリメイクされている有名な怪獣映画ではありません。SCP-2430-JP-Jはサイト-8181に勤務する財団職員が罹患している異常な健忘の症状と、健忘の中核にある恐らくは単一の概念もしくは名称です。私にはなんだったか全く思い出せません。

SCP-2430-JP-Jは、本人が気にしているほどデカくはない九里浜博士の肩幅ではありません。SCP-2430-JP-Jは少し借りただけでうっかり壊してしまった九里浜博士の知恵の輪ではありません、エージェント・Dのため造ろうとしたハチャメチャ美味いシチューではありませんし、ましてやそのシチューが2ヶ月も煮込みすぎてSCP-035の分泌物レベルにヤバいブツになってしまった事実でもありません。

SCP-2430-JP-Jは私を獰猛な野生動物だとほざいたDクラス職員ではありません。SCP-2430-JP-Jは研究チーム皆で作った激ウマバナナスムージーではありません。部下職員達が誕生日にプレゼントしてくれた、アフリカンスクエアーのかなりイケてるバブーシュではありません。

SCP-2430-JP-Jが示す対象を曝露者は思い出すことが出来ず、オブジェクトについて思い出そうとして記述を試みることで、SCP-2430-JP-Jに関連していると思われる情報が過剰な追加情報(以下SCP-2430-JP-J-a)として不規則な位置に発生します。SCP-2430-JP-J2の影響を受けた情報は当報告書を除き全て破棄されています。

SCP-2430-JP-Jは串間保育士から貸してもらったアニメ「けものフレンズ」のDVDボックスではありません。

SCP-2430-JP-Jは研究に行き詰まった時に満天の夜空を眺めて「心が洗われるわ~」と思った直後、どしゃどしゃの土砂降りになった時のことではありません。

SCP-2430-JP-Jの更なる異常性として、SCP-2430-JP-Jについての想像を深めるにつれて、曝露者は関連する情報を次々と忘却していきます。忘却はSCP-2430-JP-J-aの記述後すぐに発生する場合もあれば、記述直前に忘却し記述そのものが不可能になるケースも存在します。SCP-2430-JP-Jは私にスコッチを飲ませすぎた関西弁のカナヘビではありませんし、金剛力士像(Kongou Rikisizou)をやたらとアピールしてくる天王寺博士でもありません。

SCP-2430-JP-Jの異常性を除去する唯一の方法は、SCP-2430-JP-Jの対象が何であるのか曝露者が正しく認識することのみであると考えられます。

SCP-2430-JP-Jは昨年のサイト-8181忘年会が起源となって発生した異常現象だと考えられています。当時泥酔していた私はSCP-2430-JP-Jに関連する何かを言ったエージェント・速水やエージェント・魚住を殴り飛ばし、逃げ惑うその他の職員を虐殺(Bukkoro Genocide)しようとしていたところ、酔いつぶれて床に横たわっていたエージェント・育良に蹴っつまずいて転倒し、強く頭を打ったところまでしか記憶していません。

この頭部への一撃はPクラス記憶処理(物理)と同等の効力を発揮したと見られ、私はその何かを忘却しました。今となっては何であんなに怒っていたのかもわかりません。SCP-2430-JP-Jを思い出すことも出来ません。

SCP-2430-JP-JはSCP-1000ではありません。SCP-019-JPでもありません。

SCP-2430-JP-Jはスマートフォンに使用される強化ガラスではありませんし、それを握りつぶした怪力の保持者でもありません。

SCP-2430-JP-J-aは「SCP-2430-JP-J3は[その情報を作成した人物がこれまでに知覚した事象]ではない」という主張の形をとり、情報作成者の語彙の範囲で発生します。SCP-2430-JP-J-aには情報作成者の記憶上の文書が混入する可能性があります。SCP-2430-JP-Jは神山博士が珍しく発したウホッという笑い声ではありません。

SCP-2430-JP-Jは生まれたばかりの虎屋博士の息子ではありません。

また、SCP-2430-JP-J-aを形成する文章で扱われる事象は情報作成者が作成時点で既に過去の事象であることに加え、SCP-2430-JP-J-に一部関連しそうなもの、つまり私が妙に引っかかると認知したものに限られます。

SCP-2430-JP-Jは飲み過ぎてシャツを脱ぎ、太鼓のように胸を叩くエージェント・戸神ではありません。

SCP-2430-JP-Jは宇喜田博士がこっそり尊敬していると教えてくれたブライト博士ではありません。

SCP-2430-JP-Jはあの騒がしくも美しい日々の思い出ではありません。

SCP-2430-JP-Jは、多分私ではありません。

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