SCP-2440-JP
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アイテム番号: SCP-2440-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2440-JP発生地域は封鎖し、カバーストーリー「廃棄物埋立地」を流布してください。SCP-2440-JP-1は発見され次第回収し、低脅威度物品収容ロッカーにて保管してください。

説明: SCP-2440-JPは茨城県の一部地域にて死亡した人物の顔面に白色の皿(以下SCP-2440-JP-1)が出現する現象です。SCP-2440-JP-1は軽度の認識災害を発生させており、視認した人物はこの皿を金銭的価値の高い皿であると認識します。未収容のSCP-2440-JP-1の数は推定数十枚とされており、現在収容が進められています。

確認されている最初のSCP-2440-JP発生事例は当該地域に江戸時代末期まで存在していた杵原村に関する史料です。当時杵原村の村民は百数十年に渡り深刻な飢餓状態に陥っており、神道系の民間信仰が熱心に行われていました。ある史料にはSCP-2440-JPが発生した死体に対して特定の儀式を行うことで食料を得られるという記述が存在します。この食料出現現象は「氏神様の慈悲」と呼称されていますが、実際にはそのような現象は確認されていません。以下は儀式の詳細です。

1. SCP-2440-JP-1が出現した死体を速やかに社1へ運ぶ。

2. 死体を一晩放置する。この時死体を見ることは禁止されている。

3. 死体を社から回収する。SCP-2440-JP-1に食料が乗せられていれば成功とされる。2

SCP-2440-JP-1が杵原村の住民によって換金や物々交換、贈り物等に利用された形跡はなく、これによって飢饉を解決したという記録も発見されていません。また、不明な理由により村内からはSCP-2440-JP-1は回収されていません。しかし深刻な飢饉にも関わらず杵原村は長期間存続していたため、「かつては実際に食料が出現していた」という仮説が立てられました。村民がSCP-2440-JP-1を換金及び物々交換、贈り物等に利用していないにも関わらず、複数の地域にてSCP-2440-JP-1が回収されている理由は不明です。 補遺を参照してください。

補遺: 別のアノマリーに関する調査にて複数の武家屋敷から杵原村に関する史料が回収されました。史料からは、全てのSCP-2440-JP-1は武家屋敷に居住していた武士らによって村外に流通していたこと、前述の儀式はこの武士らによって考案されたこと、SCP-2440-JP-1の生成を安定させるため儀式を通して食料を村民へ供給していたことが判明しています。また、儀式にてSCP-2440-JP-1をそれに類似した皿にすり替え、その後皿を「価値が高い」と評価した上で実際には安値で購入し、またすり替えに使用するというプロセスが組まれていたことが追加調査にて明らかになっています。3

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