SCP-2442-JP
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アイテム番号: SCP-2442-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2442-JPはサイト-81██内の標準ヒト型生物収容セルにて児童対象収容プロトコルに基づいて収容されます。毎週土曜日にSCP-2442-JPに対して心理カウンセリングを実施して下さい。

説明: SCP-2442-JPは20代の日本人男性の外見をした人型実体です。SCP-2442-JPはヒト(Homo sapiens sapiens)と同一の身体構造を有していますが、採取した体組織の分析は安定した結果を示していません。

SCP-2442-JP-AはSCP-2442-JPに付随する実体です。SCP-2442-JP-Aは物理的な肉体を持たないと考えられ、SCP-2442-JP-Aが行動した結果のみを認識できます。SCP-2442-JPは食事・排泄など、一部の生理機能をSCP-2442-JP-Aと共有しています。

SCP-2442-JPはSCP-2442-JP-Aと協力することで複数人数を要する行動を実行可能です。この際外部からはSCP-2442-JPのみが行動しているように観察され、場合によってはSCP-2442-JPの行動内容と実際の結果が矛盾します。録画等の記録においても実際の観測内容及び結果との差異は生じません。現在の研究は認識に対する改変が生じている可能性の調査に重点が置かれています。

SCP-2442-JP-Aの内訳は以下の通りです。

  • SCP-2442-JP-A-1: 筑波大学3年生であった春岡 圭介。SCP-2442-JPと同一の外見であり、異常性の根源とされる。
  • SCP-2442-JP-A-2~9: 筑波大学の3年生。SCP-2442-JP-A-6は過去に盲腸炎の手術を受けているが、SCP-2442-JPに手術の形跡は無い。
  • SCP-2442-JP-A-10~17: 筑波大学の2年生。

補遺1: SCP-2442-JPは2014年に筑波大学で確保されました。「数日前から友人の姿が見えない」との連絡を受けた学生課の職員が講義の出欠登録1が適切に行われていることを不審に思い、学生達から事情を聞く中でSCP-2442-JPに聴取を行いました。その後、当該職員による「学生が行方不明で、知人の一人がずっと一緒にいるなどと意味不明な発言をしている」という旨の警察への通報をサイト-81██が傍受し、エージェントが派遣されました。以下はSCP-2442-JP確保直後に行われたインタビューです。

補遺2: 2017年2月13日、SCP-2442-JP が頻繁に吐き気を訴えるようになったため臨時のインタビューを行ったところ、SCP-2442-JP-A-7とSCP-2442-JP-A-3の間で性的干渉があったとの報告がありました。超音波画像診断によりSCP-2442-JPの下腹部に子宮が出現したことが確かめられましたが、胎児の姿は確認できませんでした。胎児もSCP-2442-JP-Aと同様の異常性を有している可能性が考えられたため、対応が協議されています。

2017年9月4日追記: SCP-2442-JPが激痛を訴えると同時に下腹部付近から大量の体液が放出されたため、直ちに医療ユニットに搬送され出産のための処置が開始されました。実際の処置は産婦人科医の経歴を有する職員より事前にレクチャーを受けていたSCP-2442-JP-A群によって行われ、最終的に男児2(SCP-2442-JP-A-18)が誕生したとの報告がありました。

以下はSCP-2442-JP-A-18の誕生から数ヶ月後に実施されたインタビューです。

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